災害管理のためのオンライン地理・人間情報サービス

概要

〇研究背景
被災後は、人々の位置の特定及び経路・場所の検索が必要とされることから、オンライン地理情報サービスへの高い需要が発生します。例として、職場から自宅までの道が安全かどうかを知りたい場合などがあります。また、連絡のつかない家族や友人の位置情報を知りたい場合など、人の位置情報は被災後に非常に求められる情報です。

〇現在の技術の問題点
ウェブベースの地図サービス(例えばGoogleマップ)では、被災後にリアルタイムで地理情報(建物・道路の損害等)及び人の位置情報を提供できないことから、需要が満たされず、使用されないことにもなります。

〇提案する技術
本研究の目的は、災害管理のためのオンライン地理・人間情報サービス(GHIS)を開発することです。我々は、被害地域の調査を行う移動探知機(ドローン、自転車などで実現される)を開発します。移動探知機は、災害により損傷を受けた建物や道路の写真を撮り、また、スマートフォンにより発信される無線信号を捕らえます。