2025年9月26日~27日、本学4年生らは、企業で活躍する女性エンジニアの合宿・交流会「Engineers' Retreat 2st」(主催:株式会社EmEco〈代表取締役社長 清水季子氏〉)に参加しました。
(合宿レポート)
1日目は、日本のモノづくり産業を最前線で支える企業の女性エンジニアや人事担当者、理工系分野を専攻する大学の女子学生ら約40人が、羽田イノベーションシティの一角に参集しました。2回目の開催を迎えた今回は、企業・大学横断的なエンジニア合宿のコンセプトに相応しい、ソーシャルイノベーション拠点KAWARUBAを舞台に、エンジニア人材の就学・就業の課題について議論が交わされました。
全体討議では、8月に行われた小中学生向けエンジニア体験イベントを振返り、理工系女子学生を拡大する次のアクションとして、高専の女子生徒を増やすためのアプローチを議論しました。また、グループ討議では、エンジニアの職場の課題として、より組織やチームに貢献するための関係構築力や発信力の醸成、多様な働き方を受け入れながらチームの力を高める方法などをテーマに、議論を深めました。
1日目の最後は、食事を囲みながらの緩やかなネットワーキングの機会が用意されました。就職を控えた本学の学生は、名刺を持参して積極的にエンジニアの輪の中に入り「入社して3年は在宅ワークじゃなくて出社した方がいいよ」「最初は、人間関係をつくりながら会社のことを知ることが大事」と、先輩たちから多くの助言をもらったようです。
2日目は、ANA Blue Baseへと舞台を変え、企業の経営人材としてのエンジニアのキャリア形成について議論が交わされました。「"技術力+経営力"を目指すとき、企業の能力開発システムや昇進システムの課題は?」、「個として足りないスキルは?」など、それぞれの問題意識を深めながら検討しました。学生は、難しいテーマの議論を聞きながら「将来、多くのエンジニアが、会社の経営に関わる日がくるかもしれない」と自分事として捉え始めたようです。
本学では、今後もこうした活動への理解・支援に取り組んで参ります。前回参加の模様はこちら。
