第十八番札所 滝沢
一箕山 滝沢寺 聖観世音滝沢観音は不動川の上流にある.林道脇から階段を降りて不動川の沢へ向かう.1〜2分程歩くが,不動様ののぼりが続く.「滝沢」という地名にふさわしく,滝のあるところに,白糸神社,御不動尊,御観音堂の建物がある.
ここは良い場所だ.市街地から近いにも係わらず,滝の音以外はまったくなく,清らかである.
御詠歌
たきざわの おちてながるる たきのみず
かかるすえずえ みろくなるらん観音堂への道
旧滝沢本陣を過ぎたあたりから,不動川林道へ入るまでに石仏をいくつかみることができる.左:湯殿山の石仏(人の背くらい).
中:団地と林道との分かれるところにあった東堂山,馬頭観音,飯豊山の石仏.
右:林道に少し入ったところにあった馬頭観音の石仏(子どもの背くらい).
滝沢観音へいくには,林道を歩く必要がある.それでも案内が出ているので迷うことはない.
林道から参道に入るが,参道は階段を降りることから始まる.2〜3分,参道を歩く間,「南無不動明王」と書かれた赤いのぼりが続く.神奈川の方から不動講というもので多くの方が参拝にくるそうで,その方々の願掛けののぼりである.
滝沢観音のある所は,不動川の滝のある場所で,同時にそこには,御不動尊と白糸神社がある.以下の写真では,左手が御不動尊,右手が白糸神社である.そして中央が,不動川の滝だ.
御不動尊があるので,いくつか不動明王像(と思われるもの)がある.昔のものは,すでに形がほとんどわからないものもある.
手水舎もある.しかも水は滝の水である.妙国寺
滝沢観音から石塚観音へ向かう途中,妙国寺への入り口で,何気なく撮った妙国寺の解説板.妙国寺は,白虎隊隊士の遺体を最初に埋葬した寺であり,松平保容公父子が鶴賀城開城後に謹慎した寺であるわけだ.巡礼道
中ノ明観音を出て,国道49号線に出て東に向かう(市街地方面).2.5kmほど歩き,ここを右に曲がって千石通りに入る.ヨークベニマル一箕町店をすぎた交差点を左に入る.1kmほど歩き交差点を左に曲がる.旧滝沢本陣跡を通りすぎて,赤堀の方に進むことなく,小さい方の道を進む.しばらく歩くと林道になり,ここから参道に入る(階段を沢の方へ降りる).2〜3分歩くと滝沢観音に着く.徒歩1時間30分.
一箕八幡神社から,信号のある交差点まで戻り,旧滝沢本陣・飯森山の方へ進む.残りは,上を参照.徒歩30分.
駅前の道をまっすぐ進む.千石通りを渡り,つき当たりまで進む.つき当たりは飯森山ののぼり口だ.ここを左に曲がり,旧滝沢本陣方面へ進む.残りは上を参照.徒歩1時間.御朱印
観音堂に御朱印を頂ける壇家様の連絡先が示してある. 巡礼記
平成十五年(第八日),平成十六年(第五日).住所
福島県会津若松市一箕町滝沢
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