2024年9月18日(水)、会津若松商工会議所女性会と会津大学の交流事業が行われました。この交流は、2012年から始まった取組で、現在は会津大学の行う様々な取組や成果等をこの事業を通じて広く地域の人々へ発信することを目的に実施しています。
11回目の交流会となった今回は、麻野 篤*1 企画推進室長・教授・学長補佐が「国際協力と地域づくりにおける女性活躍・人材育成の重要性」というテーマで講演を行いました。麻野室長は、日本の銀行、外資系銀行での勤務を経て、国際協力機構(JICA)職員として10年以上にわたりアフリカ各国に駐在し、国際協力の最前線で活躍。その後、大阪市東成区長として地域行政に尽力するなど、多彩でリアルなご経験を積んでいます。
講演では、これまでの経験談を交えながら、日本の国際協力の取組みや行政の役割、SDGsとジェンダー、女性の活躍と地域活性化の意義、そして関連する本学の取組みについて、非常に分かりやすく、説明しました。ご参加いただいた皆様は、麻野室長のユーモアを交えた楽しい解説に引き込まれ、多くの学びと刺激を得、充実した時間を過ごしていただけました。
なお、会場となった、コミュニティ スペース「きやれ」*2は、昨年12月、会津大学開学30周年記念事業として開設しました。インテリアは、会津塗の看板、県産木材と会津木綿のファブリックパネルが多く使われ、温かさと落ち着きのある施設となっており、普段は、学生、留学生、教職員が各々休憩したり、勉強したり、交流したり、または地域の方との交流の場となっています。開設にあたり、会津若松商工会議所、会員の皆様には多大なご支援をいただきましたので、女性会の皆様へのお披露目を兼ねた、とても良い機会となりました。
*1 https://u-aizu.ac.jp/research/faculty/detail?cd=90139
*2 https://u-aizu.ac.jp/curriculum/internal/student/kiyare.html