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富岡観音堂は国指定の重要文化財,観音様は坐(座)像で,町指定の重要文化財である.重要文化財だからか,この観音堂に貼紙してはいけないことになっている.山門に貼る所がある.
2〜3分進むと民家を離れる.舗装されていない道となるが,すぐにまた舗装された道になる.これはほぼ登りでつづら折りの道だ.
以下の写真は,つづら折の登り道の途中にある道標.大岩も菅沼もすでに廃村だが...岩沼方面は草が繁り通行は,徒歩でも車でも困難.大岩方面は舗装されている.
以下の写真のような二十三夜供養塔もある.草が繁っているので,近付くことは難しい.
25分程歩くと,一見,突き当たりのT字路となる.実は,その先からは,登山道が続いている.大岩観音と明神ヶ岳へ行く道だ.その登山道を5分程歩くと大岩観音だ.
以下の写真は,つづら折の登り道が終り,登山道にはいる所のもの.道標.大岩観音と明神ヶ岳登山道入口は同じです.
この先は,以下のような山道となる.
山道から大岩観音へ分かれる分岐点には,以下のような馬頭観音が奉られている.
ちなみに,この山道の先に,伊佐須美神社の奥の院がある.
絵馬と御詠歌 |
題材は,大和神話の「天岩戸隠れ」と娘さんの行列(第26番札所の富岡観音堂では,村の新妻が白装束で一団となりお参りすることが習わしらしかったので,それと同じかも)のようだが,感覚的に面白い.
絵馬の中の「年」という字は,字「年」の本字で,上が「禾」,下が「千」という字だと思う(ちがうかも).それは,UNICODE では,「秊」(秊
)として表現される.
石仏 |
歴史があったのだが,廃村になったのはとても残念だ.他にも巳待供養塔と馬頭観音があった.
この観音堂の屋根にある紋に注目する.
理由として考えられることは,大岩観音のある場所が幕府直轄地(御蔵入)であることと,会津藩松平氏の紋としての「三つ葉葵」だが,真相は分からない.
石標 |
石仏 |
富岡観音から徒歩の場合 |
徒歩におけるおおよその所用時間は以下の通り:
富岡観音←→西本郵便局 | 1時間 |
富岡観音←→仁王寺 | 40分 |
仁王寺←→西本郵便局 | 15分 |
西本郵便局←→大岩観音 | 30分 |
バスを利用する場合(胄停留所から徒歩の場合) |
永井野までなら,さらにバスの本数がある(会津若松から一日40本(年貢町経由を含む))ので,永井野停留所から歩く方法もある(永井野停留所から仁王寺まで歩いて一時間はかからない).
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