第九番札所 遠田
福聚山 大光寺 千手観世音遠田観音は季節を楽しめる観音様だと思う.春は桜,秋はイチョウ,そして四季を通してバラエティに富む飯豊連峰を楽しむことができる.
文献[1]によれば,平安初期の頃には三十六坊院や三重の塔があり,七間四方の観音堂は柱に金をちりばめ,屋根は桧皮葺で,日橋川の水面に映する繁栄ぶりは誠に壮麗を極めたとのことである.
御詠歌
のちのよを ねがうこころを てらすらん
とおだのおきに いづるつきがげイチョウの頃・桜の頃
遠田観音堂は春と秋が非常に美しい.一番上の観音堂は,秋に撮影したものである.下の左の写真は,寺の入口から観音堂とイチョウを撮ったもの.平成十六年十一月九日の撮影.右の写真は,平成十六年四月十五日に撮影したもの.桜が広範囲に咲いている.御住職の御家族に聞いたところ,「ここで花見ができる」とのことである.飯豊連峰
大光寺に入る前の道から見る飯豊連峰.このあたりの飯豊連峰の眺めは非常によい(場所).平成十六年十二月十二日の撮影.このあたりまで来ると,会津若松市内よりも飯豊連峰が高く見えるようになる.巡礼道
観音寺(竹屋観音)から西へ進む.ここを左に曲がる.道なりに進むと国道121号線までいくことができる.塩川駅の前を通りすぎ,ここを右に曲がる.磐越西線の線路の下を通り,ここを左に曲がる.300mくらい進むと左手に大光寺(遠田観音)がある.徒歩1時間15分ほど.
上の「塩川駅の前」から参考のこと.徒歩30分強.御朱印
大光寺の御住職から,御朱印を頂くことができる. 巡礼記
平成十五年(第四日),平成十六年(第三日).住所
福島県耶麻郡塩川町遠田字谷地平3227
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