
北里 宏平 KITAZATO Kohei
准教授
教育
- 担当科目 - 大学
- P1 プログラミング入門P3 プログラミングJAVA I
- 担当科目 - 大学院
- IT23 Practical Data Analysis with Lunar and Planetary Databases
研究
- 研究分野
- 地球惑星科学天文学
- 略歴
- 平成20年3月: 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了平成20年4月~平成21年3月: 日本学術振興会特別研究員PD平成21年4月~現在 会津大学先端情報科学研究センター准教授
- 現在の研究課題
- ・小惑星探査機「はやぶさ2」搭載近赤外分光計の開発・運用・惑星リモートセンシングデータ解析・小型科学衛星搭載用観測装置の開発
- 研究内容キーワード
- 惑星探査リモートセンシング近赤外分光法
- 所属学会
- 日本惑星科学会 日本天文学会 日本地球惑星科学連合 American Astronomical Society
パーソナルデータ
- 趣味
- 読書、バスケットボール
- 子供時代の夢
- 宇宙飛行士
- これからの目標
- 宇宙旅行
- 座右の銘
- The important thing is not to stop questioning.(アルベルト・アインシュタイン)
- 愛読書
- ・『COSMOS』カール・セーガン(著)、木村繁(翻訳)、朝日選書 ・『ローバー、火星を駆ける』スティーブ・スクワイヤーズ(著)、桃井緑美子(翻訳)、早川書房
- 学生へのメッセージ
- 失敗を恐れず新しいことに挑戦する気持ちを大切に!
- その他
主な研究
- 会津大学発宇宙ソフトウエアを世に出そう!(ベンチャー体験工房ほか)
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文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費(人材育成)教育事業を出発点として2017年度から実施。
主に、ベンチャー体験工房no.2宇宙リモートセンシングデータの利活用、SCCP月惑星データ解析&たんぽぽ計画、創造工房セミナーといったPBL科目で行う。SCCP受入や出前講義を通じて、会津学鳳生ほか中高生の参加もある。
https://arcspace.jp/doku.php?id=ja:top
https://www.facebook.com/SpaceSoftUoA/
- 地球月惑星リモートセンシングデータの科学的解析
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わたしたちの太陽系の成り立ちや進化を知るうえで,月惑星探査機や地球観測衛星が取得したリモートセンシングデータを解析することは非常に重要です.会津大学で研究され,蓄積されているデータ解析のためのソフトウェア技術を活かして,地球惑星科学上の発見ならびに防災・環境に関わる研究を進めています.
- 小惑星探査機「はやぶさ2」
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JAXAが2014年に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトに会津大学からCAIST/ARC-Space所属教員を中心に多くのメンバーが参加し,2018年の小惑星Ryugu(リュウグウ)到着と,2020年の地球帰還を目指して,研究を進めています.特に,「はやぶさ2」に搭載されている近赤外線分光装置を始めとする観測機器の開発や,観測機器が取得するデータを元に小惑星形状のモデリング等を行う解析ソフトウェアの開発に取り組んでいます.
JAXAはやぶさ2プロジェクトサイト
*バナー画像などはJAXAデジタルアーカイブスのデータを利用しています
- 月惑星探査データ解析ソフトウェアの開発
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小惑星探査機「はやぶさ」や月探査機「かぐや」など,これまでに行われた月惑星探査計画によって,多くの観測データが得られています.この資産を活かして,多様な科学的解析を進めるため,解析を助けるソフトウェアが必要とされています.
複雑なデータをわかりやすく可視化したり,膨大なデータの中から重要なものを見つけ出すための技術を研究しています.
- 月惑星探査機搭載の観測機器開発
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月惑星探査機は,目的地で科学的なデータを取得するために,カメラや分光装置などの様々な観測機器を搭載します.会津大学ではCAIST/ARC-Space所属教員を中心に,周辺の企業等とも連携して探査機搭載観測機器の開発に取り組んでいます.
- 課外プロジェクト「月惑星データ解析&国際宇宙ステーションたんぽぽ計画」
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入学してすぐの一年生から、自ら選んだ題材の学習・研究に取り組めるという、会津大学の課外プロジェクトのひとつで、2003年から毎年実施されています.「月惑星データ解析」では,月惑星科学の基礎知識の習得,月惑星探査機が取得した画像データ等の閲覧・解析方法について学びます.大学研究棟屋上に設置されている天文ドーム内の望遠鏡を用いた天体観測や研究所見学なども行っています.
令和3年度シラバス: http://web-ext.u-aizu.ac.jp/official/curriculum/syllabus/2021_1_J_021.html#OT03-004
主な著書・論文
1. N.A. Moskovitz, S. Abe, K-S. Pan, D.J. Osip, D. Pefkou, M.D. Melita, M. Elias, K. Kitazato, S.J. Bus, F.E. DeMeo, R.P. Binzel, P.A. Abell: Rotational Characterization of Hayabusa II Target Asteroid (162173) 1999 JU3, Icarus 224, 24-31, 2013.
2. K. Kitazato, B.E. Clark, M. Abe, S. Abe, Y. Takagi, T. Hiroi, O.S. Barnouin-Jha, P.A. Abell, S.M. Lederer, F. Vilas: Near-infrared Spectrophotometry of Asteroid 25143 Itokawa from NIRS on the Hayabusa Spacecraft. Icarus 194, 137-145, 2008.
3. K. Kitazato, M. Abe, M. Ishiguro, W-H Ip: 25143 Itokawa: Direct Detection of the Current Decelerating Spin State due to YORP Effect. Astron. Astrophys. 472, L2-L5, 2007.
4. T. Hiroi, M. Abe, K. Kitazato, S. Abe, B.E. Clark, S. Sasaki, M. Ishiguro, O.S. Barnouin-Jha: Developing Space Weathering on the Asteroid 25143 Itokawa. Nature 443, 56-58, 2006.
5. M. Abe, T. Takagi, K. Kitazato, S. Abe, T. Hiroi, F. Vilas, B.E. Clark, P.A. Abell, S.M. Lederer, K.S. Jarvis, T. Nimura, Y. Ueda, A. Fujiwara: Near-infrared spectral results of asteroid Itokawa from the Hayabusa Spacecraft. Science 312, 1334-1338, 2006.