三瓶 岳昭 SAMPE Takeaki
准教授
- 所属
- コンピュータ理工学科/コンピュータ・サイエンス部門
- 職位
- 准教授
- sampe@u-aizu.ac.jp
教育
- 担当科目 - 大学
- プログラミング入門演習・プログラミングC演習、微積分II演習
- 担当科目 - 大学院
- 計算流体力学
研究
- 研究分野
-
統計科学
高性能計算
計算科学
気象学・気候力学
- 略歴
- 2000年3月 東京大学理学部地球惑星物理学科卒業 2006年3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 2006年5月-2009年9月 米国ハワイ大国際太平洋研究センター(IPRC)ポスドク研究員 2009年10月 会津大学先端情報科学研究センター准教授 着任
- 現在の研究課題
- 気象の数値シミュレーションおよびデータ解析
- 研究内容キーワード
- Meiyu-Baiu rainband, storm track, extratropical cyclone, monsoon, local wind, regional atmospheric model, air-sea interaction
- 所属学会
- 日本気象学会、米国地球物理学連合
パーソナルデータ
- 趣味
- クラシック音楽鑑賞
- その他
- 2011 気象学若手研究者の栄誉「山本・正野論文賞」に三瓶准教授
主な研究
- 気象の高解像度シミュレーション
-
〇背景
コンピュータを用いた数値予報の発達によって、天気予報の精度は近年かなり高くなってきました。しかし、会津のように周囲を山で囲まれた地域では、地形の影響を強く受けるため、場所による天候の違いも大きくなります。また、最近は晴れ・曇りといった天気だけでなく、日射量や風速など、より多様な気象情報に対するニーズが増えてきています。
〇気象モデルによるシミュレーション
地形などの詳細な情報を反映した気象予測を行うため、1~5km程度の高解像度の気象モデルを使ったシミュレーションの研究を行っています。気象庁などが地球全体を中~低解像度で予測したデータを基に、福島県周辺を高解像度で計算し直すことで、きめ細かく多様な情報を作成することができます。また、このようなデータを観測値と比較・検証することで、より良い気象予測のためにどのような改善が必要なのかを探っていきます。
主な著書・論文
T. Sampe, H. Nakamura, A. Goto, and W. Ohfuchi, 2010: "Significance of a midlatitude SST frontal zone in the formation of a storm track and an eddy-driven westerly jet", J. Climate, 23, 1793-1814. doi: 10.1175/2009JCLI3163.1
T. Sampe, and S.-P. Xie, 2010: "Large-scale dynamics of the Meiyu-Baiu rainband: Environmental forcing by the westerly jet", J. Climate, 23, 113-134.
T. Sampe, and S.-P. Xie, 2007: "Mapping high sea winds from space: A global climatology", Bull. Amer. Meteor. Soc., 88, 1965-1978.
H. Nakamura, T. Sampe, Y. Tanimoto, and A. Shimpo, 2004: "Observed associations among storm tracks, jet streams and midlatitude oceanic fronts", Earth's Climate: The ocean-atmosphere interaction, C. Wang, S.-P. Xie and J. A. Carton, Eds., Geophysical monograph series 147, American Geophysical Union, pp.329-345.
H. Nakamura and T. Sampe, 2002: "Trapping of synoptic-scale disturbances into the North-Pacific subtropical jet core in midwinter", Geophys. Res. Lett., 29, doi:1029/2002GL015335.