2023年度 会津大学海外短期留学支援事業に採用された10名の学生が、米国のローズハルマン工科大学で研修を行いました。

米国での研修や生活の様子をご紹介します。

<派遣学生>

1. 石本 麻奈さん(学部3年) 2. 金子 開成さん(学部3年) 3. 中村 隼さん(学部2年)
4. 松下 稜さん(学部2年) 5. 水谷 祐貴さん(学部2年) 6. 上島 頼人さん(学部2年)
7. 大竹 航平さん(学部1年) 8. 皆川 綺理さん(学部1年 9. 三原 葵子さん(学部1年)
10. 後藤 善臣さん(学部1年)

<Study Report>

1. 石本 麻奈さん(学部3年)

このプログラムで、私はローズはルマン工科大学を訪れました。このプログラムは私にとってとてもいい経験になりました。素敵な人にたくさん会うことができました。

 まずは、私のルームメイトです。彼女はとても親切で、たくさんお話しました。到着した日に、私は自分の出身地や趣味の話をしました。また、私は彼女の趣味や部屋について聞きました。なぜなら、彼女の部屋は日本のアニメグッズや、きれいなイラストが飾ってあったからです。私は、積極的に話しかけることが大切だと思いました。私たちは、仲良くなれました。彼女は、私たちをチョコチップクッキー作りとワッフル作りに誘ってくれました。アメリカのレシピでお菓子作りをすることができて嬉しかったです。また、彼女は私たちをビデオゲームに誘ってくれました。とてもいい時間を過ごせました。

 次に、バディ達です。私たちには、バディのグループがついてくれました。彼らはとても親切でした。たくさんのアクティビティを企画してくれました。例えば、キャンプファイヤーなどです。私たちは、火を見たり、スモアやホットドッグを作ったりすることを楽しみました。スーパーマーケットにも連れて行ってくれました。私たちは、そこで日本へのお土産を買うことができました。彼らは、昼食や夕食にも誘ってくれました。食事中、私たちは会話を楽しみました。とてもいい時間でした。ローズハルマンの学生の多くは、よくジムに行っていました。私も、バディに誘われてジムに行きました。彼は、私に筋トレ器具の使い方を教えてくれました。私は、筋トレをしました。これは、アメリカの尊敬すべき文化だと思いました。私は、ジムは友達を作ったり自信をつけたりするのに良いと思いました。アクティビティがなくても、私たちは自由時間によく話しました。私たちは、友達になることができました。

 また、私はアメリカの文化を学ぶことができました。セントルイスの旅行で、大きいアーチの下の博物館に行きました。バディが、私にアメリカの歴史について説明してくれました。私は、ルイス・クラークという人を初めて知りました。彼らは、探検隊です。彼らは、アメリカの多くを探検しました。私は日本人なのでアメリカの歴史に詳しくなかったので、とても楽しかったです。

 私たちは、最終プレゼンテーションをしました。グループを作って、プレゼンテーションを行いました。一つのグループにつき二人のチューターが付きました。私たちは、英語でのプレゼンテーションについてチューターから教わりました。私は、姿勢や、目線、プレゼンをするときのはなしかたなどを教わりました。例えば、私が話す番ではないとき、観客がスクリーンを見ているため、目線はスクリーンに向けます。私は、これらのことをプレゼンの際に実践できました。私のグループは、日本のユーモアについてプレゼンしました。私たちは、プレゼンの際にジョークを言いました。私たちのチューターは、ジョークを言うときに使うハンドサインを教えてくれました。よって、私たちはプレゼンの時にそのハンドサインを使いました。そのハンドサインを知ってからは、何人かの人が話すときにそのハンドサインを使っていることに気づきました。知っていることが増えると、見えるものも増えるのだなと思いました。プレゼンを準備するのが、このプログラムの中で一番大変でした。しかし、楽しかったです。私たちは、練習をたくさんしたことで、観客を楽しませることができました。プレゼンが終わった後、何人かが私のパートがすごくよかったと声をかけてくれました。私のプレゼン技術を向上させることができたと思いました。

 このプログラムは、私の英語力とコミュニケーション能力を向上させてくれました。ローズハルマンの学生ととも、いい関係を築けました。私の中で、海外に対する関心が高まりました。そのため、これからも自分の英語力を向上させたいと思います。

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2. 金子 開成さん(学部3年)

みなさんこんにちは。会津大学学部3年の金子開成です。私は3/3から3/24までアメリカのインディアナ州にあるローズハルマン工科大学へ短期留学に行きました。私はレベルの高い授業の聴講、異文化で生活することでの自分自身の成長を目的として留学を決意しました。アメリカでは日本と違うことが多く、驚かされる事ばかりでした。まず、食の違いが挙げられます。私たちがアメリカで食べた食事のほとんどは大学構内にある食堂で食べました。大学構内には三つの食堂があるのですが、私たちは三つの中でも一番大きいビュッへ形式の食堂によく行っていました。そこで、私はアメリカの食はどうゆうものかを学びました。みなさんの予想通り、とにかく油がすごくてそこでの昼食は必ずピザとチキンがいました。そして私は毎食と言っていいほどピザとチキンを頬張っていました。正直、アメリカから帰った今でもそこが恋しいです。さらに日本では、もったいないという言葉があるように皿にもられた食事は食べなければならないという風習がありますが。しかしそこではかなり食事を残している方が多かったです。残す方が多いせいかアメリカの外食には残したものはパックに詰めることができます。

次に、多くのアメリカ人はかなりオープンだなと感じました。私は向こうで一人のアメリカ人と一つの部屋を共有したのですが、彼はとても友好的ですぐ仲良くなれました。私は知らない誰かと部屋を共有したことがなく、初めの頃は不安でした。アメリカ人はたとえ仲良くなくても挨拶やジョークを交わすことにより、仲良くなりやすいと感じました。彼らは知らない人でも友達のように話します。トイレも蓋がなくスペースが広いなど、オープンだなと感じました。

次に、アメリカでは週末にパーティがよく開かれるらしいです。ローズハルマンの学生は平日に勉強を熱心に取り組み、休日はパーティやトレーニングで日々の勉強のストレスから解放されるそうです。今回の留学中にはパーティに参加することができませんでしたが次回アメリカに行った時にはパーティに参加してジャングルの仮装をしてダンスしたいです。

さらに、アメリカ人は肥満傾向にあると思っていましたが、ローズハルマンの多くの生徒は体つきが良かったです。ローズハルマン工科大学には、SRCと言われるジムがあります。そこのジムの設備は充実しており、多くの学生は好んで施設を利用しています。私も数回行きましたが、全員トレーニングに本気で励んでいました。現地の学生を誘って一緒に強くなればより仲を深められます。

最後に自分がアメリカで学んだことは、どう自分の考えを伝えるかです。例えば、その国の言語をうまく話すことができても上手くコミュニケーションを取れなければ相手に自分の考えを伝えることができないからです。

言語を上手く話すことができなくてもジェスチャーやどうにかして伝える力が他の国で生活するには不可欠ということを学びました。

これは他の国で生活する上で重要な要因です。

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3. 中村 隼さん(学部2年)

このプログラムを通じて私は成長しました。以前は何をするにしてもためらいがありました。今は、自分を怖がらせていたものがなくなり、自分自身になった気がします。成長を助けてくれたのは、現地のバディとアメリカの素晴らしい雰囲気でした。バディは最高でした。私たちに新しい経験を与え、思い出をより良いものにするために私たちを近づけることに尽力してくれました。私はアメリカの雰囲気が大好きでした。アメリカにいると何でもやってみることができると感じました。少なくともローズハルマンにいる人々は自分を受け入れてくれて、ミスを気にしませんでした。その上、自分がミスを犯したとさえ感じなかったように思います。

現地の講義のスタイルは日本とはまったく異なっています。少なくとも私たちが受けたCSSE120では、flipped classroomと呼ばれるスタイルでした。生徒はクラスの前にビデオを見たり、資料を読んだり、演習問題に取り組んだりします。クラスでは、残りの演習問題に取り組み、質問をします。最も大きな違いは、講師であるMutchler博士が頻繁に質問を受け入れることです。そんなに質問に対してオープンな人を見たことがありませんでした。質問をすると、とても親切で、「理解しました」と言うまで説明を続けてくれます。

飲食文化も日本とはかなり異なります。まず、ローズ、シカゴオヘア国際空港、インディアナポリス国際空港では、水筒をもっていれば濾過水が無料で汲めます。第二に、ローズハルマンにいるほとんどの人がペットボトルではなく水筒を持っています。第三に、私が訪れたどのレストランでも無料でポテトチップスのようなつまみが提供されました。さらに、少なくとも私が訪れたレストランは、持ち帰り用の箱を提供していました。これらの経験は私にとって新鮮でした。

最後に、もちろん、英語力に自信を持つことができました。しかし、私は勇気を持つようになったと感じています。そこに偶然居合わせた誰かに話しかけるほどの勇気が必要でした。私はただ勇敢になっただけでなく、ポジティブな考え方も身につけました。よりポジティブな視点から物事を見ることができます。さらに、私は短期目標を持ちました。それは、友達(現地のバディ)を訪ねるためにアメリカに戻ることです。

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4. 松下 稜さん(学部2年)

要するに、このプログラムは私の人生を完全に変えたと言えます。それは、アメリカでたくさんの友人を作ることができたからです。もちろん、たくさんのイベントやプログラムがありました。セントルイスやインディアナポリスに行ったり、キャンプファイアや他のアメリカの文化活動を楽しんだりしました。でも正直に言うと、それらの経験は私にとってあまり大したことではなく、特にそこで得た一生の友人と比べると。

仲間たちとの交流からたくさん学びました。彼らの一人が私に助け合うことの重要性を教えてくれました。ここでは彼を「A」と呼びましょう。Aはカリフォルニア出身で、ローズ大学に来ました。今、Aはシニアですが、ただのシニアではありません。彼が長い間軍で勤め、そこでたくさんの経験を積んだということは確信していませんが。ある日、彼の車でネパールレストランに行く途中、彼がこの話をしました。Aによると、「他人を助けることはあなたの運命だ」というアドバイスを夢で受け取ったと言います。彼は何度も「それは宗教的なものではない」と繰り返しました。その後、彼は周りの人々を助ける生活を送ってきたと思います。Aの日常の行動は私には印象的でした。彼はいつも他人を助け、喜ばせる方法を考えていました。Aがいなかったら、私たちのアメリカ滞在はあまり楽しいものにはならなかったでしょう。彼はたくさんの場所に私たちを連れて行き、たくさん話し、私たちを注意深く聞いてくれました。実際、最初に彼に会ったとき、彼は私たちをとても親切にもてなしたので、私は彼を少し疑っていました。彼の真の親切さを心から知らずに、最初の週には何度か彼の提案を断りました。彼に信頼を置くことがわかった後、私たちは彼に頼り、オープンに話すことができました。彼は言葉で自分の考えを伝えるのも上手でした。ここに書くべきではありませんが、私は本当にAが恋しいです。彼は卒業後に軍に入ると言いましたので、心から、彼がどこへ行ってもうまくいくことを願っています。

2番目の人物はJです。正確に覚えていれば、彼はいつも笑顔でジョークを言っていました。JAは仲が良く、同じ部屋に住んでいました。BSBという古くて狂った寮で、その後、彼らは別の部屋を共有しました。ジョークを言ったり、踊ったりするときの彼の頭の動きなど、Jの身振りが鮮明に思い出されます。何かが起こると、彼は反応しすぎる傾向がありました。Aと同様に、彼も私たちを楽しませようとしていましたが、彼の性格を考えると、無意識のうちにそうしていたのでしょう。彼の笑顔は周りの人々を幸せにさせることができると確信しています。彼のそばにいると、彼は次々と面白いことを見つけたり言ったりします。別れの際に彼に感謝を述べたときの彼の表情は忘れられません。彼の頬を涙が流れながらも、彼の顔にはいつもの笑顔が見えました。私の人生の目標の一つは、彼に再会して、笑顔で写真を撮ってもらうことです。

3番目の人物はRです。一言で言えば、彼は落ち着いています。彼の顔を見ることができれば、なぜ私がこの言葉で彼を表現したかが理解できるでしょう。彼は3回、キャンパス外のカフェに連れて行ってくれました。そこでは私たちはちょっとした会話をして、私たちの人生や未来についてのアイデアを共有しました。もちろん、キャンパスでもたくさん話しました。彼は本当に他人を考え、大切にし、特に相手を聞くときはそうです。彼のこのような姿勢のおかげで、私は自然に話すことができました。なぜかはわかりませんが、彼は私にとって重要な人物です。他の仲間と同様に。私たちの関係が続くことを確信しています。彼はアメリカで博士号を取る予定ですが、本土ではなく、私は彼を訪ねて、それぞれの環境から得たアイデアを交換するために彼を訪ねるつもりです。ありがとう、R

もちろん、他の仲間たちも素晴らしい存在です。ブラジル出身のTE、そして中国出身のもう1人のTです。彼らも私の親友です。彼らは私たちをとても良く扱ってくれました。もっと一緒に過ごすべきだという同情を感じました。本当にみんなが恋しいです。一方で、ブラジルと中国を訪れる新しい理由ができたことで、少し幸せです!

このプログラムの後、私は他の人々との関係をもっと大切にしたいと思っています。私の周りには助けてくれる素敵な人がたくさんいることに気づきました。私の人生の使命は、友人たちに受け取った恩を返すことです。私たちのアメリカでの仲間が私たちのためにしてくれたように、会津でも他の人々のためにできることはたくさんあります。助け合うこと、笑顔でジョークを言うこと、そして他人を落ち着いて注意深く聞くことなど。

しかし、自分の考えをはっきりと表現できないときには、しばしば挫折を感じました。それが私にとって英語を勉強する大きな動機になりました。再び仲間に会うことで、微妙なニュアンスを伝え、アイデアをより明確に共有するために英語を向上させる必要があります。

私たちは永遠の友人です。ただの一時の友達ではありません。だから彼らが恋しいけれど、悲しいわけではありません。

それから、マグナス、あなたはこれを読んでいるとは思いませんが、私は10月からドイツで私を訪れる予定なので、あなたの友達と一緒に楽しい時間を過ごしましょう。ビールを楽しめるお勧めの場所を教えてください。

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5. 水谷 祐貴さん(学部2年)

私はアメリカにあるローズ・ハルマン工科大学(英語名:Rose-Hulman Institute of Technology、以下RHITと略する)に2024年3月3日から3月24日の3週間、短期留学として滞在した。これはその報告書である。

実際に留学して、RHITは学部レベルの教育では最も優れた大学の1つなのではないかと肌で感じた。この大学はU.S. News & World Reportの学部レベルのエンジニアリング教育ランキングで25年連続第1位に選ばれている。留学前、これに対して私は少し懐疑的だった。というのも(もしも間違っていたら申し訳ないが、私の調べた限りでは)このランキングは学部および修士課程を提供するが博士課程(Ph.D.)を提供していない大学のみを対象としているためである。つまりアイビーリーグ、MITやスタンフォード大学などのような博士課程を提供している大学院がある大学は、このランキングの選考対象には含まれていないのである。1位を取るということはすごい大学なのだろうが、博士課程を提供していない大学という限られた大学の中で得た1位というランキングということで、そのランキングの正当性に少し懐疑的だったのである。そもそも私はRHIT以外の他のアメリカの大学は行ったことがないので本当のことはわからない。しかし留学してみるとRHITは本当に素晴らしい教育を提供している大学だと感じ、全米で最も優れた学部レベルのエンジニアリング教育を本当に提供しているのかもしれないと感じた。以下ではそう感じた3つの理由を述べる。

1つ目の理由として、教授が学生への教育に集中できる環境が整っているからである。私は3週間の短期留学中に英語の授業とCSSE 120 Introduction to Software Developmentという2つの授業を受けていた。後者については、会津大学で言うと恐らくプログラミング入門という授業に当たる。そのCSSE120の授業では授業外はもちろん、なんと土日も先生が授業に関する質問を歓迎していたことに驚いた。RHITは学部レベルの教育に特化しており、(私の理解している限りでは)教授は必ずしも研究をする必要がないのである。RHITの教授たちは、研究活動よりも授業の準備、教材の開発、学生との一対一の対話により多くの時間を費やすことができる。これらが同大学の個別指導に重きを置いた教育の質の高さに寄与しているのだと留学して実感し、理解できた。

2つ目の理由として、RHITは学生が勉強に集中できる、かつ勉強をしないといけない環境を提供している点である。学部1年生は入学後1年間、キャンパス内の寮に住むことを義務付けられている。これには寮の費用はかなりかかるのだが、1年生は朝から夜まで勉強しやすい環境に身を置ける。そして1年生だけでなく、どの学年の学生も勉強熱心である。キャンパス内には建物がいくつもあるのだが、Unionと呼ばれる建物には深夜1時でも多くの学生が勉強している姿を目撃できる。アメリカの学生は勉強熱心だと聞いたことがあった。しかし毎日のように多くの学生が深夜までずっと課題をしている光景に驚き、とても良い刺激を受けた。実際受けたCSSE120では、授業の前に予習や課題をやってきたことを前提として授業が進むのである。またその授業ではプログラミング言語としてpythonを扱うのだが、1年生のための授業であるにも関わらず、オブジェクト指向について学ぶ機会があることにも驚いた。会津大学では2年生の1学期で学ぶJavaの授業を通してオブジェクト指向を学ぶ。授業内容のレベルの高さに驚いた。ところで授業の時間に関しては、1週間の講義自体の時間は会津大学の方が多い。しかしRHITの授業では大量の課題が出るので、それを終わらせるために学生は必死に勉強して深夜近くまで勉強しないといけないのである。友達曰く、RHITでは一週間に50-60時間勉強するようにカリキュラムが設計されていると教えてくれた。かなり多い時間だが、それは本当だろうと感じるほど学生は長時間勉強しないといけない。

3つ目の理由として、RHIT卒業生の年収が高いことである。例えば2022年度卒業生の初任給の平均年収は$80,157ととても高い。そもそもSTEM(「Science」(科学)、「Technology」(テクノロジー)、「Engineering」(工学)、「Mathematics」(数学)の頭文字のこと)に関する学部を卒業した学生は、アメリカでは年収が高い傾向にあるらしいがそれにしても高い。RHITは学生に質の良い教育を提供し、学生は優秀なエンジニアになれるように必死になって勉強する。さらにRHITは多くの学生がインターンシップに参加できるように支援している。例えばRHITの近くにある、RHITと企業が共同して運営している施設では、多くのRHITの学生がインターンシップに参加している。これらによりこの高い年収に繋がるのだと思う。

質の高い教育だけでなく、RHITで関わってくれた人と安全なキャンパスにもとても感謝している。RHITが優れた教育を提供している以外にも、留学して感じたのがRHITの学生、教員、職員が優しくフレンドリーなのである。特にバディ達が本当に優しい。車でレストランへ連れて行ってくれたり、ハイキングへ連れて行ってくれたりした。他にもカラオケ大会やキャンプファイアなどのイベントを企画してくれ、一緒に楽しんでくれた。彼らは私たちに対して本当にとても良く接してくれた。もしもあなたがRHITへ行く予定ならばバディにたくさん頼ると良い。そして人がフレンドリーなだけでなくキャンパス内がとても安全だった。多くの学生が食事前に学食近くの棚や床にカバンを放置してご飯を食べる。キャンパス内に物を放置しても、誰も盗まないのである。現地の学生に聞くとRHITは特別で、他の場所では絶対に同じことをしてはいけないよと教えてくれた。

3週間という短い期間だったが、RHITに留学して本当に良かったと心から感じている。優秀、勤勉で心優しいRHITの学生と友達になれた。彼らとは留学後も連絡を取り合っている。そして彼らのようになりたいと感じ、技術力(具体的にはコーディングの技術など)をもっと磨きたいと考えるようになった。そして留学ではチャレンジングなことや新しい環境に慣れず苦しむこともあったが、それを乗り越えて以前よりも自信を持てるようになった。そして見たり聞いたするのも良いが、実際に留学してみないと分からないことがたくさんあるのだということを実感した。この3週間の留学を終え、私は中・長期留学にもチャレンジしたいと考えている。今回の留学を支援してくれた会津大学の方々、RHITの方々、本当にありがとうございました。

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6. 上島 頼人さん(学部2年)

7. 大竹 航平さん(学部1年)

2024年3月、私はアメリカのインディアナ州テレホートにあるローズハルマン工科大学に3週間留学しました。プログラム期間中、授業やツアー、そしてバディが企画するイベントに参加しました。バディはローズハルマンの学生のことで、私たちの滞在をサポートしてくれました。すべての活動の中で、私がとても興味深いと思うのは、バディが企画してくれた授業とイベントです。それらの活動について、またそこから学んだことについて、以下に詳しく説明したいと思います。

プログラム中、私たちは2つの授業を受けました。英語とPythonです。英語の授業はとても楽しかったです。ゲームをしたり、小学生に教えたりなど、他の活動の準備もしました。Pythonの授業では、Python言語について学び、いくつかのライブラリの使い方を学びました。Pythonは以前にも習ったことがあったので、それほど難しくなかったと思いますが、課題が多く、また全て英語なので問題の説明を読むのに少し苦労しました。本当に驚いたのは、アメリカの授業は日本で受ける授業よりも課題の量がとても多いことです。

授業が終わった後の自由時間には、会津やローズハルマンの友人たちと遊んだり、一緒に課題をやったり、ゲームをしたり、ただ話をしたりすることが多かったです。しかし、時々、授業が終わると、バディが企画したイベントに参加したりしました。バディが企画したイベントはゲームパーティー、カラオケパーティー、キャンプファイヤーの3つです。これらのイベントは本当に楽しく、他の生徒と話すのがとても楽しかったです。ローズハルマンの新しい友達とたくさん知り合えて、とても嬉しかったです。現地の学生はとても親切で歓迎してくれました。いつも親切にいろいろなことを助けてくれましたし、自由時間には大学の外の場所に誘ってくれた人もいました。バディたちとの時間は、留学プログラムを通して経験した中で最も印象深いものです。

最後に、この短期留学は本当に楽しかったです。たくさんの新しい人に出会い、たくさんの新しいことを経験しました。滞在中、英語を話すスキルは確実に向上したと思います。最初は英語で会話をするのは少し大変でしたが、滞在中に少しずつ慣れていったと思いました。また、現地の人たちが普段使っているスラングも少し知ることができ、とても興味深かったです。英語以外では、文化的なことも学べたような気がします。一般的に、日本とアメリカの文化の一番の違いは、日本の人はあまりフレンドリーではなく、話しかけてくる人が少ないと思います。しかしアメリカでは、みんなとても親切で、とても話しやすかったです。また、いつも他の人を遊びに誘いたいです。みんなとてもオープンで、その文化がとても大好きです。いつかまた中期留学として、また訪れてみたいです。

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8. 皆川 綺理さん(学部1年)

つまり言いたいことは、この留学は計り知れない経験になったということ。3週間で人々の温かさに触れることができたこの経験を決して忘れることはない。

私が留学をした目的は、ネイティブスピーカーに自分の英語がどの程度理解されるか試したかった事と、文化の違いつまり考え方の違いを学ぶことであった。実際に留学してみて、自分の英語は自分で想定したものよりひどいものだった。積極的に話してもよく聞き返されてしまい、会話が盛り上がっている途中で言い直したり、はたまた聞き返したりするたびにもどかしさを感じた。また自分からしたら全く同じにしか聞こえない単語でも全く異なる意味を持つ単語だったりして、単語の正確な発音を覚えることの重要性を理解できた。今まで発音に重きを置いて学習してこなかったので今後の英語学習に生かそうと思う。

文化の違いにもいくつか興味深いことがあった。アメリカ人はフレンドリーとはよく聞く話だが店員を除けばそれは本当だった。しかし日本の接客に慣れているだけにご飯を頼むたびに心にダメージを食らっていた。私にとって食べ物を注文するのは難しく時間がかかったが、店員は冷たい視線で注文をせかしてきた。何も言わずに食べ物を手に入れられるビュッフェスタイルのレストランが好きだった。それを除けば、他の人々は非常に友好的であったため言語の壁があるにしても、日本人よりアメリカ人と社会的なつながりを作る方が簡単だとさえ感じた。その例として最も驚いたことは、ランチ中にしていた会話の内容の深さで、各々の人生の哲学について議論した。日本では、そういった話題は親友としか話せないし、なんならそんなこと話せないかもしれないだけあってこの距離感からそんなに深い話ができることが驚きだった。

これは彼らが深い話をしていることのほんの一例で、他にも同様の経験をした。それと比べ日本人の会話は表面なものが多いと感じた。

RHITのバディのおかげで、滞在は素晴らしいものになった。みんな本当に心が温かい人々で3週間だけなのに帰国するころにはひどく悲しい気持ちになり自分でも驚いた。

今後も、連絡を取り合い交流を続けたい。おそらくたった3週間では見えない彼らの生活の側面があり、自分が達成できてない経験や洞察があるだろうけれど、それでも、この3週間で絆を深め、さまざまな気づきを得ることができた、何よりも、楽しかった。一緒に留学したみんなも含め感謝の気持ちでいっぱいだ。

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9. 三原 葵子さん(学部1年)

私はローズハルマン工科大学の短期留学プログラムに3週間参加しました。留学に行く前は楽しみであると同時に、初めての海外渡航でうまくやっていけるか不安もありました。しかし、このプログラムを終えて、留学前に抱いていたそのような不安は必要なかったと思いました。ローズのみんなはとても親切で、たくさん助けてくれました。ローズで経験したことは、すべてが新しく刺激的でした。この経験は何にも代えがたい貴重な経験です。

私たちはCSSE120ESL2つの授業を受講し、バディが用意してくれたイベントに参加しました。

CSSE120はコンピュータサイエンスを専攻する学生が最初に履修するコースです。Pythonの基礎を学びながら、課題をこなし、試験を受けました。Pythonに慣れていなかったため、英語で書かれた指示を理解しながら全ての課題をこなすのは大変でした。授業の準備だけで3時間以上かかることもありました。この授業は反転授業で、授業前に予習で新しいことを学び、授業で演習を行います。そのため授業中に、予習でわからなかったことを質問することができます。授業の準備に時間がかかりますが、従来のものより深く学べるので、この授業スタイルは素晴らしいと思いました。

ESLでは、Ted Talksを基にした教科書を使って英語を学びました。これはUoAの英語の授業と似ています。また、日本文化を教えるために現地の小学校に行きました。このコースで一番難しかったことは、即興で2分間スピーチをすることです。私に与えられたテーマはもし自分がチーターだったら何をしたいかというものでした。今までに考えたことがなかったため、難しかったです。

また、日本についての最終プレゼンテーションがありました。私たちのチームは、絵文字の意味の違いについてでした。60人以上の人が私たちの最終プレゼンを見に来てくれました。予想していたよりも人数が多かったため少し緊張しましたが、チューターとたくさんした練習のおかげで、良いプレゼンテーションをすることができました。日本ではこのような機会はあまりないので、良い経験でしたし、たくさんの人の前で発表することに自信を持つことができました。

授業がない日は、バディと一緒に楽しい時間を過ごしました。カラオケパーティー、旅行、キャンプファイヤー、ハイキングなど、たくさんのイベントを用意してくれました。他にも、レストランやカフェ、ショッピングに連れて行ってくれました。バディのおかげで快適に過ごすことができました。

このプログラムに参加して、本当に良かったです。ここには書ききれないほどの思い出があります。ローズの人たちとの会話を通して、自分の可能性に気づくことができ、今自分が何をすべきかを知ることができました。このプログラムに参加するまで、私は考えすぎて行動に移すのに時間がかかってしまう性格でしたが、それが変わりつつあります。会話は一度では理解できず、聞き返すことが多かったので、これからも英語力を伸ばしていきたいです。リスクがあっても自分の興味があることに積極的に取り組んでいきたいです。このプログラムに関わった全ての人に感謝します。

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10. 後藤 善臣さん(学部1年)

私は短期留学としてアメリカのローズハルマン工科大学に行きました。今回の短期留学を通して、たくさんの経験をし、たくさんのことを学ぶことができました。それらについてお話しします。

短期留学に行きたかった理由は、アメリカの学生生活の適応力を測りたかったからです。私は将来的に、中期留学に行きたいと考えています。中期留学では、高い英語力だけでなく、どんな学生生活にも適応できる力も必要だと考えています。私が述べている適応力とは、ルームメイトとの日常生活だけでなく、英語で行われる授業についていけるかなども含まれます。そのため、今回の短期留学は私にとってぴったりの機会でした。以上が私が短期留学をしたかった理由です。

私はCSSE120ESL2つのクラスを履修していました。CSSE120の授業では、pythonの基礎を学びました。そのため、そこまで難しいと感じるようなものではありませんでした。しかし、課題が多く、終わらないことも多くありました。会津大学の授業では、CSSE120のように多くの課題はあまり出ないので、驚いたとともに、これらをこなすローズハルマンの学生を尊敬していました。また、ローズハルマンの学生は、先生にたくさん質問していました。ほとんどの会津大学の学生は先生に質問せず、友達に聞くことが多いので驚きました。ローズハルマンの学生の積極的な姿勢に感心しました。

キャンパスは会津大学に比べてとても広かったです。私にとって、キャンパスは広かったのですが、ローズハルマンの学生の中には、アメリカの他の大学と比べて広くないと言う人もいて、驚きました。また、アメリカは車社会であるため、キャンパス内には多くの道路が敷かれていました。

ローズハルマンの学生はとても親切でフレンドリーでした。そのため、話しかけやすく、友達も作りやすかったです。学生たちの優しさで、特に印象に残っているエピソードが2つあります。

まず、シャンプーです。ローズハルマン工科大学に着いたとき、シャンプーを持ってきていないことに気づきました。そこで、何人かの学生にシャンプーを持ってくるのを忘れたことを伝えました。すると、学生の一人が「大丈夫、車があるからスーパーまで連れて行ってあげるよ」と言ってくれました。彼のおかげで私はシャンプーを買うことができ、とても感謝しています。

次に、ボディーローションです。現地で何度か買い物に行く機会があったので、姉に何が欲しいか聞いたところ、ボディローションがほしいと言われました。そこで、姉が欲しがっていたボディローションを探しましたが、結局見つかりませんでした。現地のバディにどこで買えるのか聞いたところ、ネットでしか買えないと言われ、それを姉に伝えました。しかし、私が日本に帰る前日、彼は姉が欲しがっていたボディローションをくれました。私はお金を払うべきだと言ったのですが、彼は「プレゼントだから払わなくていいよ」と言いました。私はこれらの優しさと親切さに感動しました。

私はこのプログラムで多くのことを学びました。今回の短期留学で学んだことや得られた経験を中期留学に活かしていきたいと思います。

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