博士前期課程1年(派遣時)の須田亮平さんが、平成24年度海外派遣留学支援事業(海外中期派遣)に採用され、平成24年8月から米国のローズハルマン工科大学で研修を行ってきました。 研修期間は、平成25年8月までの1年間です。
ローズハルマン工科大学研修 現地報告(平成25年1月)
私はローズ・ハルマン工科大学(RHIT)に交換留学生として1年間行ってきました。 学年度を体験するため、1年間の留学にしています。RHITはアメリカの理工系大学の学部でトップを獲得している大学なので、 この様なハイレベルな教育環境で学んでみたいと考えていました。またこのプログラム以前に3週間の短期派遣で行ったことがありました。 なので何人か友達もおり、キャンパスも多少知っていました。この2つの理由でRHITに決めました。この留学中には3つの目標があり、 会津大学との単位互換・英語力の向上・アメリカでのインターンでした。
RHITは4学期制を採用しており、秋学期・冬学期・春学期・夏学校とあります。 夏学校では集中講義しかないので、プログラム当初からこの学期にインターンをしようと計画していました。 その他の学期では3科目ずつ取りました。3クラスは少ないと思うかもしれませんが、私にとっては十分すぎるくらいでした。 同じ教科の授業が週に4回あり、宿題の量もたくさんあるので、一般的なRHITの学生も1学期に3から5科目取ります。 秋学期は私にとって初めての学期だったので、RHITの授業になれることと、英語力の向上に努めました。 なのでCollege Englishと言う英語が第二言語の学生向けのクラスを取りました。しかし、このクラスだけで相当大変で他のクラスの宿題をする余裕がありませんでした。 残念なことにこの学期では他のクラスの単位は落としてしまいましたが、その後の学期では全ての単位を取得することができました。
インターンシップをするため、1月ごろから就活を始めました。 その結果、幸運な事にRHITの一部であるローズ・ハルマンベンチャーズ(RHV)から4月にオファーを頂くことができました。 (実のところ、オファーを頂いた後にビザの関係上で他の所では働けないことを知りました。) 私はそこで5月から10週間ほど働きました。3つのプロジェクトにアサインされ、RHVのシステム開発・燃料フローの解析ツール開発・測定装置のキャリブレーションの 補助を行いました。一つのプロジェクトでは電話会議をクライアントと毎週行わなくてはいけませんでした。そこでは私が終えた仕事を説明し、クライアントが何を求めている か知る必要がありました。実際のビジネスシーンを経験することができ、プログラミングスキルもかなり向上しました。
このプログラムを通して、3つの目標を達成することができました。RHITと会津大学の違いを知れたので、この違いを会津大学の向上のためフィードバックしていきたいです。 さらに、たくさんのアメリカの文化を学び、日本の文化の重要性も知ることができました。外国の文化を学ぶだけでなく、これからは日本の文化も学んでいきたいです。 このプログラムで経験したことは将来必ず役立つと思います。