2025年4月23日(水)、グローバルラウンジでインターナショナル・トークが開催されました。学部2年生のリヤディ ラフィ プトゥラさんのプレゼンテーションではインドネシアの概要が魅力的に紹介され、歴史、文化的多様性、そして興味深い伝統を織り交ぜたトークに会場は熱気に包まれました。同じインドネシア出身の大学院生アンジェリタ ゴザリさんが、司会者としてイベントを進行しました。
歴史と政治
インドネシアの歴史を、マジャパヒト王国(1293年〜1527年)から、350年にわたるオランダ植民地支配の後の1945年の独立に至るまでを辿りました。ラフィさんは、スカルノの「旧秩序」からスハルトの「新秩序」への移行、そして1998年以降の民主的改革について説明しました。
文化的多様性
600以上の民族グループと700以上の言語を持つインドネシアの文化的な豊かさが紹介されました。ラフィさんは自分の出身地ロンボクのササック語を紹介し、バティックやガムランなどの伝統的な要素についても触れました。
日本との文化的つながり
インドネシアと日本の文化的つながりに関する興味深い事実、特にインドネシア国歌の日本語版があることには驚かされ、両国の長く深い関係についての理解を深めました。
伝統と観光地
インドネシアの地域ごとの文化や名所(バリのトランス・タリ舞踏など)が紹介されました。また、ジョグジャカルタの自然の美しさ、カワ・プティ湖や世界遺産のボロブドゥール寺院について画像が注目を集めました。
ピンクビーチとコモドドラゴン
コモド島にあるピンクビーチの話や、コモドドラゴンの話題に参加者は息を呑み、インドネシアが提供するユニークな自然の驚異に引き込まれました。
インドネシア料理
レンダンやナシゴレン、ロンボクの辛いアヤム・タリワンなどの人気料理が紹介されました。特に昼食時だったこともあり、解像度の高い料理の写真が参加者の食欲をおおいに刺激しました。
新しい首都
カリマンタン島に建設中の新しいエコフレンドリーな首都についても解説がありました。このプロジェクトは、政府機能を分散化することを目的としており、聴衆はインドネシアの都市計画に対する革新的なアプローチに感心していました。
ラフィさんはインドネシアの文化、自然、歴史的な遺産を強調しながら締めくくり、会場は盛り上がりを見せました。Q&Aタイムでは多くの質問があり、グローバルラウンジではZoom終了後もラフィさんとのやり取りが続きました。多くの参加者がインドネシアについてもっと知りたいと思わせるすばらしいプレゼンテーションとなりました。