会津大学の大竹真紀子教授(*1)の論文が、アメリカ天文学会が発行するThe Astrophysical Journal(*2)に掲載されました。本論文は月の極域において、月面から水氷と水蒸気の混合物が最大数十時間に渡り宇宙空間に放出される自然現象を世界で初めて報告しました。この結果は、水の移動が活発に起こる極域環境を示唆し、月における水の集積過程を理解する上で重要な科学成果です。また、今後の月の極域における水の探索ミッションを考える上でも興味深い成果です。
掲載誌
名称:The Astrophysical Journal, 963:124 (23pp)
掲載年:2024年3月10日
リンク
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/1538-4357/ad1be3
論文の詳細
題名:Plumes of Water Ice/Gas Mixtures Observed in the Lunar Polar Region
(月極域で観測された水氷と水蒸気混合物の放出現象)
主著者:
大竹真紀子(会津大学)
共著者:
仲内悠介(立命館大学;元会津大学PD)
西谷隆平(宇宙航空研究開発機構;元会津大学PD)
(会津大学関係者のみ抜粋,論文の著者順)
*1 大竹真紀子教授