CAIST/ARC-Spaceの教員らが世話人となって、月惑星探査育英会が主催する第7回月惑星探査データ解析実習会が2014年3月6日(木)から8日(土)まで会津大学で行われました。
昨夏の第6回も会津大学で行われています。国立環境研究所の山本聡講師(写真1)とCAIST/ARC-Space小川講師(写真2)が、月周回衛星かぐや連続分光データの解析を手ほどきしました。
日本惑星科学会と神戸大学惑星科学研究センター、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の後援を得て、JAXAと会津大スタッフからなる世話人と東北大、会津大、総研大、名大、京大、阪大の大学院生8名が参加しました(写真3)。
初日は実際にデータに触ってみることを目標とし、読み出し方や可視化・グラフ化のやり方を学びました。二日目からは基礎較正と解析の演習、産総研と会津大で共同開発された月面連続分光データビューワ「月光」を用いて可視化する演習に取り組みました。参加者同士が教えあう場面(写真4)もあり、3日目の午後に参加者それぞれが実際に解析した結果を紹介する発表会を行って、幕を閉じました。
日本惑星科学会誌「遊星人」第23巻 第2号に、本実習会報告が掲載されました。
写真1:国立環境研究所の山本聡講師(左)、写真2:CAIST/ARC-Space小川講師(右)
写真3:参加者による集合写真(左)、写真4:教え合う参加者たち(右)