2013年12月17日、「はやぶさ2プロジェクトのための小惑星形状モデリング研究会」が会津大学で開催されました。研究会には国内の大学・研究機関より19名の研究者、学生が参加しました。

 はやぶさ2プロジェクトは2014年打ち上げ予定の小惑星探査計画です。探査機が小惑星に到着したのち、画像やレーザ高度計のデータなどから、小惑星の形状を正確に計測することが、探査機の着陸・サンプル採取のための運用や、小惑星自体の科学的研究のために重要です。このため、はやぶさ2プロジェクトでは、小惑星形状モデリングの手法を検討するチームを立ち上げ、会津大学CAIST/ARC-Spaceから平田准教授がリーダーとして、またメンバーとして出村上級准教授成瀬上級准教授矢口准教授らが参加しています。

 研究会では、小惑星の形状をいかに正確に計測するかについて、チームに所属する各研究グループからこれまでの検討結果が発表され、画像処理、惑星科学の専門家がそれぞれの立場から活発な意見交換を交わしていました。

 なお、本研究会は小惑星形状モデリングに関する科学研究費補助金基盤B(代表:平田准教授)の助成を受けて開催されました。


研究会で発表する本学大学院生の森洋平さん