キャンパスベンチャーグランプリ全国大会審査員特別賞 会津大生 尾上さん

 3月6日(木)、日刊工業新聞が新事業の提案を通じて、若者の人材育成と新産業の創造を目的として開催している「第10回キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)」全国大会が開催され、会津大2年生の尾上友一郎さんがビジネス部門審査委員特別賞を受賞しました。

  尾上さんは、「会津の四季を詰め込んだ会津名物『さくらあげ』」を提案しました。「さくらあげ」はたこ焼きのたこのかわりに 会津の名物である馬肉を使用した、健康的なファストフードです。

 尾上さんのアイディアは「第9回キャンパスベンチャーグランプリ東北大会」「第4回あいづ農商工観学フェア」において、最優秀賞を受賞したものです。会津大学のベンチャー体験工房「会津IT日新館」※1)の一環で開講している「ベンチャー基本コース各論Ⅰ」(担当教員:程子学教授石橋史朗教授王軍波准教授)において、ITの応用や会津の歴史や文化を活用したビジネスプランの企画として作成したものが元となっています。

※1
会津IT日新館:IT 教育を特徴とする会津大学が地域のベンチャー企業や自治体と連携し、それらのニーズに対応したテーマで「ベンチャー体験工房」群を構成。それぞれの工房で は、地域企業の経営者や技術者から指導を受けながら、ニーズを満たすソフトウェア開発など製品化にかかるプロセスを体験し、確かな技術と起業家精神を 養うことを目的とする。

尾上さんのコメント
 このような受賞の機会を頂きましたことを、大変光栄に思い、うれしく思います。この「さくらあげ」は授業の一環として始められ、9月から進めてきたプランです。今回の結果を頂くことができたのも、ひとえにその時期からご支援・ご協力してくださった方々あってのことと心より感謝しております。

 この「さくらあげ」は会津の新たな名物料理を作ることにより会津地方の活性化を目指したもので、より会津の良さ、馬肉の美味しさを伝えるべく東北大会からも日々試作を重ねてきました。会津の新しい名物ファーストフードとして「さくらあげ」を全国に広めることで会津全体の活性化を図り、今後はこの「さくらあげ」を会津のメジャーな観光資源として育て、新たな馬肉文化を全国に発信していくためによりプランを洗練していきたいです。


プレゼンテーションを行う尾上さん


表彰式の様子

写真提供:日刊工業新聞