2016年3月17日(木)、会津大学にて「小惑星形状モデル研究会合」が開催されました。
この会合は、進行中の科学研究費助成事業(基盤研究(B))「高精度形状モデルを基盤とした小惑星地質活動の解析」の中で課題に挙げられている、小惑星高精度形状モデル構築手法の確立のための研究成果を検討することを目的としたものです。ARC-Spaceの平田成上級准教授(※1)が代表を務めました。
会合では、本学のほか、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、早稲田大学、群馬大学及び東京大学の研究者が集まり、探査機が取得した小惑星の画像等からどのようにしてその小惑星の形状を知るかについて、それぞれの研究成果が発表されました。
この会合と科学研究費助成事業の成果は、JAXAが2014年に打ち上げ、2018年に小惑星Ryugu(※2)へ到着予定の小惑星探査機「はやぶさ2」(※3)において、小惑星Ryuguの形状モデルを構築する際に用いられ、工学的・理学的に役立てられる予定です。