会津大学の木原浩教授の129ページの長編論文が、アメリカ数学会(※1)が出版するMemoirs of the American Mathematical Society(※2)に掲載されました。

学会誌の詳細
名称:Memoirs of the American Mathematical Society
掲載年:2023;Volume 289,Number 1436
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掲載された論文の詳細
題名:Smooth Homotopy of Infinite-Dimensional C^∞-Manifolds
著者:木原 浩 (数学物理学基礎講座群)
論文へのリンク

※この論文は、D. Quillen(ダニエル・キレン アメリカのフィールズ賞受賞者)のモデル圏の枠組みと diffeological space(微分空間)の概念を用いて微分可能写像を扱う為のホモトピー論を構築し、それを無限次元微分可能多様体に応用したものです。(通常のホモトピー論は、位相空間と連続写像を扱うものなので、この論文の主要部分では、無限次元微分可能多様体と微分可能写像を扱えるホモトピー論を構築しています。)

※1 アメリカ数学会(American Mathematical Society、略称:AMS)
※2 Memoirs of the American Mathematical Society 
  (長編の論文を専門に扱う数学ジャーナルとして世界最高の専門誌です)