2024年10月23日、第3回大学院生フォーラム[1]がUBIC 3Dシアターで開催されました。この年次イベントは、4+1オナーズプログラム、修士課程、博士課程に在籍する会津大学の大学院生を対象に毎年開催されています。このフォーラムは、大学院生が研究を探求し、発展させるための学術的な環境を提供することを目的としています。また、優れた国際的研究者と出会うことや、他の大学院生と経験を共有する事で、彼らからフィードバックを得る機会を得ることができます。各大学院生は、自身の研究成果や進行中の研究について簡単な紹介を行い、その内容は出版される可能性もあります。

このイベントでは、4人の基調講演者による洞察に満ちた講演が行われました:
〇ジェリー・チュン・ウェイ・リン教授(ノルウェイの西ノルウェー応用科学大学)は、データマイニングの新たなトレンドやソフトコンピューティング、人工知能及び機械学習について語りました。
〇ドゥック・ドバ氏(データサイエンス&AI、サイバーセキュリティ、ロボティクス、ソフトウェア開発技術に特化したワンストップITコンサルティング会社である「Tokyo Techies Corp」の創業者)は、ソフトバンク、LINE、楽天など、日本のICT企業での豊富な実務経験と、日本で成功したスタートアップITコンサルティング会社を築くまでの感動的なストーリーを学生たちに共有しました。
〇ドゥック・グエン博士(東北工業大学)、会津大学で修士号、博士号を取得後、KDDI総合研究所で研究者として活躍し、その後、仙台の東北工業大学で講師としての道を歩むまでのストーリーを講演した。
〇ヴィリエッタ ジョヴァンニ准教授(会津大学)は、北陸先端科学技術大学院大学から会津大学に移籍し、研究テーマの選び方から論文を出版する出版社の選定、指導教官の探し方、基調講演のための履歴書の作成、就職活動のプロセスに至るまで、アカデミアでの幅広い経験を学生たちに伝えました。

 20名以上の修士・博士課程の学生が「ポスターセッション」と「口頭発表セッション」に参加し、教授陣や招待講演者と有意義な議論を通じて貴重なフィードバックを受けました。フォーラムの最後には、「最優秀ポスター賞」と「最優秀口頭発表賞」の授賞式で締めくくられ、各セッションで優れた成果を収めた学生が表彰されました。

 第3回大学院生フォーラムは、白 寅天 教授とファン トゥアン アン教授の指導の下、レ ドアン ホアン准教授、ラゲ ウダイ キラン准教授、テーヌワラ ハンナディゲイ アキラ准教授、サクセナ ディーピカー准教授を含む会津大学の若手教員グループによって開催された。なお、本フォーラムは、会津大学企画推進本部 国際戦略室(OSIP)[2]の財政的支援を得て実施されました。

[1] https://uoa-pgf.github.io/

[2] https://u-aizu.ac.jp/osip/

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フォーラムの集合写真

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基調講演:ドゥック・ドバ 氏(Tokyo Techies 株式会社代表取締役社長)

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学生ポスターセッション

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各セッションの優秀学生表彰式

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第3回大学院生フォーラム2024実行委員会