2025年9月17日(水)、2025年度会津大学秋季学位記授与式が行われました。コンピュータ理工学部卒業生16名、博士前期課程修了生37名、博士後期課程修了生5名、計58名に学位記が授与されました。
授与式では束原学長が式辞において「少子高齢化、地方創生、激甚化する災害からの復興、国際情勢における不確実性の増加など、社会・経済のあらゆる分野で、正に答えの出ない課題を解決するためには、本学で学んだ最先端の技術と修得した能力が生涯にわたっての基本となります。ぜひ皆さんには、これらの知識とスキルを土台に、これからも日々の実践から『ネガティヴ・ケイパビリティ』を鍛えることで、物事の本質を見極める力を育むとともに、皆さんの人生、そして社会がより豊かな方向へ進むよう、努力し続けることを望みます。」と述べ、巣立つ卒業生・修了生たちを激励しました。
学生表彰は、学部卒業生のフラハティ アツミ ジンさんと博士前期課程修了生のグエン カック タンさんが「学長賞(及び副賞)」を授与されました。
卒業生・修了生を代表した答辞において、マナワドゥ ウダカ アヤスさんは「卒業を迎える今、喜びと同時に当然のことながら一抹の寂しさも感じます。会津大学は、私たちの居場所、成長の場、挑戦の場、そして私たちを変えてくれる場所でした。『会津の三泣き』という言葉があります。初めて会津に来たときの涙、生活に慣れるまでの涙、そしてこの大切な場所を離れるときの涙です。別れを前にした今日、私たちはその三度目の涙を感じています。しかし人生の次のステージへの一歩を踏み出すにあたり、この学び舎で得た教訓と友情、そして精神を携えていきましょう。会津大学の使命 『to Advance Knowledge for Humanity(人類の平和と繁栄のために発明・発見を行うこと)』を、私たちも引き継いで参りましょう。」と、惜別の情と今後の展望を述べました。