2023年3月20日(月)、会津大学講堂にて2022年度春季学位記授与式を執り行いました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、式典には学生と教職員のみが参加する形で行いました。
 コンピュータ理工学部卒業生208名、大学院博士前期課程修了生54名、大学院博士後期課程修了生2名の計264名が、それぞれの進路で社会へ羽ばたきました。
 授与式では宮崎敏明学長の式辞の後、在学中に優秀な成績や研究成果を残した学生が表彰されました。次いで、学部卒業生代表の小石川 響希さんが答辞を述べました。

<学生表彰>

学長賞 滝口 裕斗(学部)
澤井 蘭人(博士前期課程)
優秀賞 小石川 響希(学部)
酒井 乃輝(学部)
電子情報通信学会東北支部表彰 竹永 裕貴(学部)
情報処理学会東北支部学生奨励賞 佐藤 涼駕(学部)
電気学会東北支部優秀学生賞 松本 正博(学部)
公益財団法人会津地域教育・
学術振興財団表彰
米倉 佳祐(学部)
宮田 大輔(博士前期課程)

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2022年度学位記授与式 式辞

この会津の地も、長かった冬を終え、春の到来を迎えようとしています。皆さんにとって、その春の到来にも増して、喜びである学位記授与式をここに迎えました。本日、学位記を授与される学生は、学部208名、大学院博士前期課程54名、大学院博士後期課程2名の皆さんです。誠におめでとうございます。

大学を代表して心からお祝いを申し上げます。

そして、ご家族を始め、皆さんをこれまで支えてこられた方々は、皆さん以上に、この日を心から喜んでおられることと思います。関係者の皆様方のこれまでのご支援に、深く感謝申し上げます。

会津大学は、建学以来、多様な学生を国内外から受け入れ、国際社会で通用するコンピュータサイエンティストや情報通信技術の高いスキルを備えたエンジニアを育成してきました。皆さんが、会津大学で最先端技術を充分に学び、豊かな自然の中で育んだ崇高な心を持って、会津から世界へ羽ばたこうとしていることを大変誇りに思います。

さて、世界は、様々な要因によって、急激に変化することを、12年前に発生した東日本大震災、今も続く新型コロナウイルスの蔓延、国家間の争いを通じて、我々は実体験してきました。

皆さんがこれから生きていく中で、困難に直面することもあるでしょう。しかし、それを乗り越えるために必要なのは、従来の常識にとらわれない、皆さん自身の自由な発想と行動力です。

会津大学は、今年開学30周年を迎えます。開学以来、7000人余りの人材をこの地から世界に輩出してきました。先輩方の活躍により、会津大学は日本だけでなく、世界からも注目される大学になってきました。大学では、今、さらなる発展を目指して、今後の10年、さらにはその先を見据えたVision2033を策定しており、今年中に学内外にオープンにしていく予定です。卒業生の皆さんの今後の活躍が、母校である会津大学の社会的地位を高める源であります。

様々な機会に、会津大学に思いを馳せ、会津大学で得た知識と、友人・恩師との人間関係を大切にし、未来の豊かな世界を創る一員として大いに活躍してくれることを強く望みます。

皆さんの、これからの健闘を期待し、私の式辞といたします。

卒業おめでとうございます。

2023年3月20日 

会津大学 学長  宮崎 敏明