- ベンチャー体験工房6
- ソフトウェアの開発プロセスを学ぶ
- 研究・開発活動の初学者に対して、判り易いテーマを取り上げ、研究・開発プロセスを体験し、理解してもらうことを目的とする学生主導の授業です。受講者でチームとなり、ソフトウェア開発プロジェクトの計画立案から開発までの作業を体験します。その体験を通して、確実にソフトウェアを創り上げるためのプロセスとその管理について学びます。第一線で活躍する企業講師による実践的な指導もあります。
平成26年10月
プロジェクトの始めに、企業講師の方からご指導をいただき、開発のスタートとなる提案依頼書(RFP)や、計画立案工程の成果物について学びました。受講者は意欲を持って話を聞き、プロジェクトの理解を深めていました。
今月は、計画立案の工程を行いました。チーム発足直後で、どうしたら良いか悩みながらも、先生との議論や企業講師の方とのメールのやりとりから、試行錯誤を重ねながら、成果物の作成を行いました。
各授業では、学生チームの進捗報告を行います。進捗報告の事前準備として、議事次第、議事録を作成することで、確実な運営を目指します。不慣れで迷いながらも、経験を重ねています。
平成26年11月
11月は10月に引き続き要求定義工程と、続けて分析工程を実施しました。 要求定義工程では、企業講師が扮する顧客から提示された提案依頼書(RFP)を読み、ユースケース図やユースケース記述を作成しました。成果物を作成することを通して、顧客からの要求をまとめました。
要件定義工程の最終週には、作成した成果物を用いて顧客(企業講師)にシステムの要件を説明しました。企業講師の方から、成果物に対するレビューに加え、文書作成やメール連絡の際のアドバイスなども頂きました。
分析工程では、要件定義工程の成果物やRFPを元に、分析クラス図、分析シーケンス図、画面定義図を作成しました。先生から、成果物を作成するときの考え方や、なんのために作成するかなどのアドバイスを受け、作業に取り組んでいました。
平成26年12月
12月は詳細設計の工程を中心に実施しました。詳細設計では、分析工程の成果物を参考に、設計クラス図、設計シーケンス図、クラス定義書を作成しました。試行錯誤を繰り返しながら各成果物の品質を高めていきました。
詳細設計工程の最後には、作成した成果物を用いてシステムの構成を顧客に説明し、企業講師の方からレビューを頂きました。クラス図やシーケンス図の役割や、それらを説明する際のポイントといったテクニックを教えていただきました。
製造工程に入るにあたり、使用する技術・ツールの勉強をしました。学生は、今までの工程とは違った実装上の問題を抱え、協力して解決していました。