ベンチャー体験工房11
ビジネスアナリティクス
現代のビジネスの現場では世界中でデータが増え続けており、コンピュータを活用した分析が進歩してきているため、事実に基づいた経営の意思決定が重視されるようになっている。その中で、データに基づいた分析力を身に付けたアナリティクス人材およびそのアナリティクス環境(データ取得チャネル・データベース・BIツール等を含む)の企画・選定、維持、管理スキルをもつIT人材が重宝されるようになっている。先進的なコンピュータ教育を通じて分析の素養を持っている学生に対し、現役の講師による、分析の基礎的な学習とテーマを設定した演習を通じて、経営・マーケティングの現場で活躍できるアナリティクス人材およびアナリティクスIT人材となることを目指してもらう。

平成24年4月

4月の講義では経営戦略・企業分析について学んできた。

最初に座学にて経営意思決定の流れ・分析手法を学び、その後グループに分かれ「あるファーストフード店の経営回復するには?」という題の下与えられたデータから実際に経営戦略・分析手法の計画を立てるというグループワークを行った。

「ITと経営」という組み合わせに戸惑いながらも積極的な議論が行われていた。

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平成24年5月

先月までは座学形式の講義でしたが、今月からは実際にPCを使用した演習を始めました。

与えられたデータと条件を元に一つの仮説を立てた後、ExcelやAccessを使用して重回帰分析を行い、必要な情報だけを表示させる課題に取り組みました。

Excelには分析を行う機能があることを知り、操作方法を学んだことによりさらに分析の奥深さに引き込まれることになりました。

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平成24年6月

6月に入り、アクセスやエクセルを使用してデータを整形、分析するさらに実践的な内容になりました。
これまで覚えたアナリティクスの基礎知識やツールを使用してデータの収集から分析、改善案の提案まで一連の流れを学びました。
その過程の中で、仮説構築やクレンジング(データの整形)の重要さがよく分かりました。

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平成24年7月

これまでの活動の中では、アナリティクスには「仮説をたてる」「データを集める」「分析する」「評価する」「今後に向けた示唆を出す」という一連のプロセスが存在するということを学び、ExcelやAccessを用いて「分析する」というステップに焦点をあてて体験をしてきました。

7月は「今後に向けた示唆を出す」というステップに焦点を当て、全員でディスカッションを行いながらの活動を行いました。
『売れるラーメン屋さんを作るために大切なことは?』などといったお題を元に各自アイディアを出しながらディスカッションを行い、最後に実際のデータを見ながら示唆をまとめていくという形式です。

これまでに体験してきた「分析する」というステップの先にある、『じゃあ問題解決のためにはどうすればいいの?』という部分の示唆出しを体験したことで、ビジネスの現場における問題解決の難しさ・アプローチの多様性を改めて感じました。

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平成24年10月

10月は、「GMS・CVS価格調査データの分析」というテーマで活動しました。

架空の店舗のカテゴリマネージャーとして、「自店の売り上げを伸ばすにはどうすればいいのか?」という目的で分析をし、「現在の自店の売り上げはどうなのか?」という現状分析を行いました。

アナリティクスの世界では、多くの情報から必要な情報だけを抽出してExcelにまとめる作業が非常に重要であると感じました。

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平成24年11月

価格調査データの分析
Excelを本格的に利用したのは初めてだったので不安がありましたが、説明が非常に分かりやすかったです。

価格戦略とその結果について提案
自分たちが行ったデータの分析から価格戦略を導き出しました。発表の後、一人ひとりに講師の方からフィードバックをもらうことができ、とても新鮮な授業でした。

GISの利用
このとき、初めてGISを利用しましたが、便利な機能が多く、ただ「すごい」の一言。操作に慣れるといろいろな機能を試すのが楽しかった。

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平成24年12月

12月はソーシャルメディアを使ったマーケティングについて学びました。

一口にソーシャルメディアと言っても、ただ商品やサービスを宣伝するだけでなく、消費者の理解度を調査したり、消費者からの声に答えるなど、さまざまな役割があることをこの講義の中で知ることができました。

演習では、ブログやTwitter、掲示板などに書かれた口コミデータを基に、コンビニエンスストア各社について仮説構築を構築し、分析するといったことを行いました。

この演習の中で、関連用語から形容詞や独自ワードを抜き出すなどの作業を行い、キャンペーンの影響度や各社の特色などについていろいろと議論を交わすことができました。

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