講義日 講師氏名 所属および職名 テーマ
1 10月5日 程 子学 会津大学名誉教授 講義全体イントロダクション
石橋 史朗 会津大学
2

10月10日

目黒 章三郎

会津エナジー株式会社
参与

困っていることの解決を図るのがメシの種
~誰と組み何を活用するかを考える~
3

10月12日

神谷 雅行

旭硝子(AGC)元常務執行役員
兼中国総代表

C02と電気自動車
~百年に一度の大変革~
4

10月16日

高野 武彦

社会福祉法人 福島県社会福祉協議会
副会長

DXによる未来の会津への挑戦
5 10月19日

篠田 裕之
青山 格

株式会社博報堂テクノロジーズ

広告業界におけるデータサイエンスの活用・実践
6

10月23日

江島 龍大

株式会社日本総合研究所

問題の根本解決の方法
7

10月26日

江島 龍大 株式会社日本総合研究所 事業戦略策定
8 10月30日

松本 大輝
黒沢 英紀

株式会社東邦銀行 デジタル戦略・業務改革部
法人コンサルティング部

東邦銀行のDX取組み
地域金融機関における地方創生への取組み
9 11月1日 遠藤 秀文

株式会社ふたば
代表取締役社長

東日本大震災から12年 "ドローン・ICT・AI等技術の応用による社会課題の可視化と100年先を見据えた地域づくり"
10 11月9日

神薗 麻智子
横山 俊介

渋谷区議会議員
ベネッセグループ株式会社進研アド取締役

思いを形に、アイデアから創造への旅
11

11月13日

伊藤 泰夫

高野 武彦

(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構
理事長補佐
社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 副会長

会津大学開設と福島イノベーション・コースト構想

DXによる未来の会津への挑戦(2)

12 11月16日 津田 武 ニューインデックス株式会社
代表取締役社長
~今から差をつける就活虎の巻~
覚悟を見せる就活の秘訣
13

11月20日

石井 耕平

西口 昇吾

オリックス・ホテルマネジメント株式会社
広報・PR担当部長

AVITA株式会社 COO

オリックスグループのビジネス基盤を活用したニューツーリズムの創出/地域共創プロジェクトとは
14

11月27日

木幡 浩
長佐古 哲也

福島市長
株式会社アドシード

地域を経営する! ~地域資源を最大限に活かし効果の最大化を図る~

ベンチャー基本コース各論Ⅱ第1回
2023年10月5日(木)

程 子学 名誉教授、石橋 史朗 教授 (産学イノベーションセンター)
会津大学教員
講義全体イントロダクション

今回の講義では、程子学名誉教授と石橋史朗教授から、本科目の概要が詳しくご紹介されました。まず、程教授からは、受講の心構えをご教授いただきました。また、ビジネスモデルやChatGPTなどの具体的な事例を通して、これからの社会において役立つ知識を提供していただきました。石橋教授からは、次回以降の講師・講義内容の説明や、会津大学での産学連携の取り組みについてご紹介がありました。新事業や教育プログラムに関する情報は、学生にとって将来の展望を広げ、具体的な活動への参加を促すものでした。両者ともに「様々な方のお話を通し、将来のヒントにしていただきたい」という思いを感じ取ることができる講義となりました。これからの講義を受講することが、学生にとって有意義な機会になり、豊かな学びとなることを期待します。

<学生の感想>
・社会で強く生き抜いていくためには自分のスキルを磨くことが大切だと感じた。
・chatGPTとビジネスのお話や UBIC など大学の取り組みについて知れたこともとても参考になりました。
・起業に対する様々な知識を得られる場所があることをとても楽しみに感じた。また自分自身のやりたいや目標を叶えるために必要な知識をこの授業で得たいと思った。
・今まで自分が持っていなかった視点、思考法を得られる新鮮な授業に感じた。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第2回
2023年10月10日(火)

目黒 章三郎 様
会津エナジー株式会社
困っていることの解決を図るのがメシの種 ~誰と組み何を活用するかを考える~

今回の講義では、前会津若松市議会議員である目黒章三郎様から、問題解決に関する姿勢についてご教授いただきました。問題解決サイクルを意識することの重要性や、「問題」と「課題」の違いを理解することについて熱心に語ってくださいました。その中で、結果の方程式のお話などを通し、問題解決に繋がる考え方やそれに伴う働きかけについても詳しく学ぶことができました。講義の中では、七日町通りの町おこしや目黒様の過去の経験談など、元議員という経歴から得た知識に基づく興味深いお話をお伺いすることができました。質疑応答の時間では、特に若者の政治参加に対する鋭い質問があり、その質問に対し丁寧な回答をいただきました。目黒様からの講義を通し、学生たちは政治について新たな視点を得るとともに、若者の政治参加に対する意識を高める良い機会となったことでしょう。

<学生の感想>
・問題解決の考え方をもとに適切な問題を定めて、目的を持ち、目の前の課題に精一杯取り組みたいと思いました。
・自分の人生が「面白い人生だった」と思えるように、今回の講義で学んだことを活かして、人生を充実させようと思いました。
・今回学んだ苦難との向き合い方、興味関心のアンテナを広く張ること、問題解決サイクルの回し方をこれから自分の生活にも取り入れようと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第3回
2023年10月12日(木)

神谷 雅行 様
旭硝子(現AGC)元常務執行役員
脱CO2と電気自動車 ~百年に一度の大変革~

今回の講義では、国際的なご経歴を多く持つ神谷雅行様から、電気自動車(EV)に関する世界的状況と動向について興味深い講義を頂きました。神谷様は、EVの歴史や世界的シェアに関する具体的な数値、そして日本の販売状況などについて詳細な資料をご提示くださいました。そのおかげで、EVの世界的な動向と、日本がどれだけ遅れをとっているか理解することができました。講義を通し、日本における電気自動車に関するビジネスチャンスや、自動車産業の変革について深く考えるきっかけとなる講義となりました。これを機会に、学生が主体的に学びを深められるようになることを期待します。

<学生の感想>
・具体的な社会課題とビジネスとを繋げて考えることができてとても考えさせられた。また各産業の強みと弱みを理解することにより、新たなるビジネスモデルの創出につながると思った。
・自動車産業と IT 技術の統合についての話題は非常に興味深く、将来の自動車産業についての洞察が得られました。IT 技術が自動車にどれだけ大きな影響を与えるか、そして今後の変革の方向性について考える機会となりました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第4回
2023年10月16日(月)

高野 武彦 様
福島県社会福祉協議会
DXによる未来の会津への挑戦

今回の講義では、行政分野で多くご活躍をされている髙野武彦様から、会津地域のDXに関する指針とその考え方について貴重な講義をいただきました。高野様が主体となり定めた「人生100年時代 会津地域自治体広域連携指針」を踏まえ、自治会DXで取り組むべきポイントや、物事の本質を正確に見定めることの重要性、地域住民の生活の質を第一に考えることについて学ぶことができました。特に、企業DXと重なる考え方も見受けられ、これが学生にとって将来のキャリア活動に活かせる有意義な機会となることが期待されます。質疑応答の時間では、「会津DX日新館」という指針を具体化な形とした活動において学生参加機会が少ないという指摘がありました。その際、課題と活動内容にも左右はされてしまうが、参加したい学生を公募しても良いかもしれない、という回答がありました。この活動が、積極的な学生参加を促進する1つの手段となることを期待します。

<学生の感想>
・「DXを目的ではなく手段として使う」という言葉がとても印象的だった。よく使われる言葉だが、なぜDXするのかよく考える必要があると感じた。考えた後も目指す目標を皆で持ち前に進んでいくことが大切だと思った。
・会津若松が抱える課題やそれに対する取り組み、そこでの会津大学の立ち位置について知ることができました。会津大学生として何ができるかを考えて、自分からアクションを取っていきたいと思いました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第5回
2023年10月19日(木)

篠田 裕之 様、青山 格 様
株式会社博報堂テクノロジーズ
広告業界におけるデータサイエンスの活用・実践

今回の講義では、博報堂の篠田裕之様と青山格様から、広告業界におけるデータサイエンスの活用と生成AIに関する興味深い講演をいただきました。まず、博報堂のプロジェクト「AaaS Tech Lab」のご紹介や、具体的な事業紹介を通して、データ活用の方法・近年の広告業界のトレンドについて深く説明いただきました。また、生成AIの利用に関する議論についてもお話しいただきました。全体を通し、アイデアの着眼点から技術の活用法、そして未来の社会の在り方に至るまで、学生たちの新たな視野を広げるものとなりました。質疑応答の時間では、生成AIに関する質問が多くなされ、未来のAI技術との関わりに対して深く考える時間となったことでしょう。

<学生の感想>
・生成 AI に関しては自分にとってかなり身近なものに感じ、興味深い内容でした。
・Cancel culture や Woke Capitalism など海外のことに対する報道で何となく聞いていた事象な ども改めて講義で聞いて、新しい技術であったり、考え方に対する受け止められ方を知れてよかったと思う。
・あまりにも便利すぎると、個人個人の発想力が失われてしまうのだと知ることができると同時に、私たちはAIと今後どのように向き合っていくべきか考えさせられた。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第6回
2023年10月23日(月)

江島 龍大 様
株式会社日本総合研究所
問題の根本解決の方法

今回の講義では、日本総合研究所の江島龍大様、岡本雅照様、舞鶴二朗様から、問題解決手法のご紹介とその実践に関して、リモート形態での有益な講義を頂きました。実践パートでは、学生が4名程度のグループ分かれて、グループワークを行いなした。各グループともに、積極的で活発な議論を交わし、問題解決手法を実際に活用している様子が見受けられました。また、講義で学んだ手法を用い、講師に質問しアドバイスを受けることで、与えられた問題の原因を効果的に洗い出すことができていたようです。講義の終わりには今回のグループワークに対する振り返りの時間が設けられました。次回講義でも同じグループで議論を進めていくため、今回の反省を活かし、より良い議論の時間となることを期待します。

<学生の感想>
・論理の幅・つながり・深さの3つのポイントを意識し、論理的思考を出来るようにしたいと思います。
・今までの直感的な問題解決策とは真逆の論理的な解決策を学ぶことができ、より適切で効率的な解決策を出せるようになるきっかけになりました。
・チームの中で意見を出す、チームメイトの意見を聞く(又は引き出す)というのが非常に難しかったです。
・グループワークは統率がうまくできるかで作業の結果の質やたどり着くまでのスピードが変わると思います。次回は時間も気にしながら、チームで作業が進められるようにしたいです。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第7回
2023年10月26日(木)

江島 龍大 様
株式会社日本総合研究所
事業戦略策定

今回の講義では、前回に引き続き日本総合研究所の方々から、事業戦略策定に関する知識と実践に関してご教授いただきました。前回と同様、ZOOMを利用したリモート形態で行われました。講義前半では、事業戦略策定の重要性についての説明と、今回の議論内容の紹介があり、後半はその内容を活かした事業戦略策定のグループワークが行われました。役割分担や時間配分、ゴールの設定など、議論を進める上でのコツについてもご紹介いただきました。グループワークでは、前回の経験や今回講義で得たコツを活かし、学生たちがより効率的・効果的に議論を進めることができていたと感じます。2回にわたるグループワークを通し、社会や生活など様々な場面で活躍するスキルを多く学ぶことができた講義であったと考えます。

<学生の感想>
・実際にどのように事業を運営するのかグループワークで行うことでより具体的に知ることができました。チームで行動するために必要なこととその難しさを身をもって体験することができました。
・コストや競合など様々な視点から最適解を見つけるプロセスをある程度経験することが出来て良かったです。
・自分がこの戦略がいいと思っていたものでも、実際に様々な角度から客観的に比較することで考えが変わることもあり、表にして視覚化する重要性を感じました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第8回
2023年10月30日(月)

松本 大輝 様、黒沢 英紀 様
株式会社東邦銀行
東邦銀行のDX取り組み・地域金融機関における地方創生への取組み

今回の講義では、東邦銀行の松本大輝様と黒沢英紀様から、東邦銀行の取り組みについてご紹介いただきました。銀行での具体的なDXの取組や、地方創生のためのイベント企画事例など、多岐に渡る事業について解説いただきました。特に、詳細情報や数値データなどが多く記載された講義資料のおかげで、銀行の事業についてより深く理解することができました。講義全体を通し、銀行の事業についての知識や取り組み話を伺い、これまでなかった視点からの情報を得ることができました。特に、東邦銀行という地域に根ざした企業として地域を活性化させるための活動は、学生たちがビジネスについて思考する上で有益なものであったと考えます。

<学生の感想>
・地方銀行という立場でできる地元支援、サービスを知ることが出来て良かった。
・東邦銀行をはじめ、あらゆる企業がデジタルを顧客体験の向上および業務効率化に活用しようという取り組みが行われていることで、IT人材の価値が年々向上していると感じた。
・これからは更にインターネット上で安全かつ素早く資金取引や照会が行えるデジタルサービスが普及していくと良いなと思いました。
・東邦銀行様が福島でたくさんのイベントを通して、活性化をしようと日々試行錯誤をしているのだと伝わってきました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第9回
2023年11月1日(水)

遠藤 秀文 様
株式会社ふたば
東日本大震災から12年"ドローン・ICT・AI等技術の応用による社会課題の可視化と100年先を見据えた地域づくり"

今回の講義では、株式会社ふたばの遠藤秀文様から、双葉地域でのワイン製造をきっかけとした震災復興への取り組みをご紹介いただきました。講義の前半では、会社の事業内容や震災当時の状況についてお話いただき、後半では双葉地域復興へ向けたワイン製造の現状と未来についての展望についてお話いただきました。ワインを通して双葉地域の復興を進める取り組みは、景観の復活、地域の特産品「常磐もの」の紹介、観光事業との連携、震災の伝承などを通じて地域を活性化させていくという遠藤様の熱意に満ち溢れている活動でありました。お話を通し、挑戦を諦めない気持ちの大切さと、地域再生という社会的課題解決例の詳細を、多く学ぶことができた貴重な機会となりました。

<学生の感想>
・震災の直後から数年にわたって精神的に辛い期間が続いたと思うが、どの様にして乗り切ったのか興味が湧いた。
・復興は単に過去を取り戻すことではなく、新しい未来を切り開くことだと理解しました。
・諦めずに地域復興という父の遺志を継ぎ、何かしらの形でそれをなそうとする遠藤さんの姿に感動しました。
・福島県で行われている、地域経済の復興や観光資源の多様化を図る一環として展開されているワインプロジェクトがとても興味深かった。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第10回
2023年11月9日(木)

横山 俊介 様
ベネッセグループ株式会社進研アド

神薗 麻智子 様
渋谷区議会議員

思いを形に、アイデアから創造への旅

今回の講義では、株式会社進研アドの横山俊介様と、渋谷区議会議員の神薗麻智子様から「ウェルビーイング」をテーマに講演いただきました。「幸せな活躍状態」の定義を踏まえ、各個人が充実した社会生活を送るために今何をすべきかについてのお話がありました。両者のキャリアに基づく体験談も交えられ、新鮮な知見を得ることができた講義となりました。質疑応答の時間では、学生たちが抱える悩みについて議論する時間が設けられました。学生たちが現在抱えている不安に対し、横山様と神薗様がそれぞれの視点から、質問に対する回答をしていただきました。講義を通し、学生たちが現在の悩みを明らかにすると同時に、次の行動指針を見つける良いきっかけになったことでしょう。

<学生の感想>
・さまざまなタイプの人の型や考え方について学ぶことができました。
・「ウェルビーイング」について考えることによって今すべきことと、これから何をしたいのかについて考え直すことができました。
・ウェルビーイングを達成するということは理想であり目標だと感じました。それを達成するために壁があり、それをどのように超えるかということが重要だと感じました。
・ここ数年壁にぶつかることが多かったので、その時にどう考えれば良いのか改めて見つめ直すきっかけになりました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第11回
2023年11月13日(月)

伊藤 泰夫 様
福島イノベーション・コースト構想推進機構
会津大学開設と福島イノベーション・コースト構想

高野 武彦 様
福島県社会福祉協議会
DXによる未来の会津への挑戦(2)

今回の講義では、会津地域振興に取り組む高野武彦様と、福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島イノベ機構)の伊藤泰夫様から、福島県の地域創生の取り組みについて貴重な講演をいただきました。講義の前半は高野様から、会津地域の魅力と、その魅力を伝えるための活動をご紹介いただきました。会津地域の振興に取り組む理由や「テーマパーク会津」構想についてのお話を通し、高野様の強い地元愛、発想力、そして行動力を感じ取ることができました。講義の後半は伊藤様から、福島イノベ機構の具体的な取り組みについてご紹介いただきました。福島の復興を企業や学生と協力して進める姿勢や、特に浜通りを中心に地域振興を図る熱い思いを感じ取ることができました。講義全体を通し、地域を活性化させるための方法論を多く学ぶことのできた、貴重な時間であったと考えます。

<学生の感想>
・復興に向けて多くの活動や開発が進められており、このような努力が現在の福島県を作り上げているのだと感じました。
・福島県内でITの活用で地域の活性化が行われていることを実感できました。自分の知らない分野でITが活用され新たな価値が生まれていることを知ることができました。
・ICTを活用した農林水産業など需要が高いプロジェクトが多くイノベ地域の産業発展の可能性を感じた。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第12回
2023年11月16日(木)

津田 武 様
ニューインデックス株式会社
~今から差をつける就活虎の巻~ 覚悟を見せる就活の秘訣

今回の講義では、ニューインデックス株式会社の津田武様から、就職活動に関わる心構えをご教授いただきました。講義では、就職活動に取り組む姿勢や、面接官に対する効果的な自分の魅せ方、実際に就職した後の働く姿勢など、就活に対し非常に有益な情報が紹介されました。また、津田様の企業で提供している就活支援サービスの紹介や、不採用通知を受けた際の対応策として電話での抗議を行い、結果として内定を獲得した体験談など、革新的で興味深いお話を多く伺うことができました。講義を通じて、学生生活と社会人生活の違いを捉え、認識の差を埋め、実際に行動することが就職活動において重要だということを強く感じる講義でした。就職活動のお話を通し、これから社会に出ていくというイメージを学生が持つことができるような、大変刺激的な講義であったと考えます。

<学生の感想>
・ほとんどの就活生が持っているであろう疑問や、思考、やりがちな間違いをピックアップし、簡単な例や著名人の名言を用いて説明されたことで記憶に残り、具体的にどういう思考で何をするべきかが分かった。
・企業の人事側の本を読むことや規格外の量を面接で見せつけることなど固定概念を無くすことは、就活以外に起業する時にも使えるマインドだと思いました。
・好きな仕事をするために、やらなければならないことを好きになる努力、夢中になる努力をしていきたいと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第13回
2023年11月20日(月)

石井 耕平 様
オリックス・ホテルマネジメント株式会社
オリックスグループのビジネス基盤を活用したニューツーリズムの創出

西口 昇吾 様
AVITA株式会社
地域共創プロジェクトとは

今回の講義では、オリックス・ホテルマネジメント株式会社の石井耕平様と、AVITA株式会社の西口昇吾様から、各企業の取り組みについてご紹介いただきました。講義の前半では、石井様から、観光業界の動向と地域と共同した取り組みについてご紹介いただきました。地域の方々と協力して提供する、その土地でしかできない食事や体験などをという取り組みは、観光業の盛り上げと持続的な顧客獲得に繋がり、地方創生とビジネスの両方を実現できる画期的な内容であったことが印象的でした。講義の後半では、西口様から、アバターを活用した新しい働き方についてご紹介いただいきました。顔出しや移動などが不要というメリットを通じて、新たな人材の創出に繋がるというお話は、今までの働き方とは異なる近未来の到来を感じるものでした。また、今回ご講演いただいた2つの企業が共同で取り組んでいる、観光業界の人材不足解消という課題もご紹介いただきました。異なる業界が共通の課題に対し手を組むというビジネスの形態を、詳細まで知ることができる貴重な機会となりました。

<学生の感想>
・持続可能な観光の推進や地域コミュニティとの協力に重点を置いた取り組みは、今後の観光業界においてとても重要だと思いました。
・自分自身の体は1つしかないために実現不可能だった問題や実際に人にしか行えなかったことがAIとアバターの活用により働き方が変わってきていることに衝撃を受けた。
・アバターで完全に人が必要なくなるわけではなく、障害やハンディキャップを背負った人も活躍できるようになるのはとてもよい活動だと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅱ第14回
2023年11月27日(月)

木幡 浩 様
福島市長

長佐古 哲也 様
株式会社アドシード

地域を経営する! ~地域資源を最大限に活かし効果の最大化を図る~

今回は3部構成にて講義を行いました。第1部では福島市長の木幡浩様から、福島市の事業・政策についての解説を受けました。分かりやすく利便性の高いデジタル化の推進や、地域の個性を活かした特色あるまちづくりなど、魅力的なまちづくりを進める活動を、市長の想いと共に伺うことができました。第2部では株式会社アドシードの長佐古哲也様が、地方ベンチャーとして働く魅力をご紹介くださいました。東京と比べ人との繋がりを強く感じられる点が地方で働く良さというお話があり、就職を考える学生たちにとって有益な情報となりました。第3部では、1グループ6名程度に分かれて、地域の課題に対する解決策を考えるグループワークを行いました。各グループともに、学んだことを活かし、会津地域の課題に対するアイデアを創造しました。また、それぞれの発表に対し木幡様と長佐古様から講評をいただき、各案をより洗練させるための議論も行われました。本科目の総まとめとして、良い時間となりました。これまでの講義で学び得た知識や感じたことが、受講した学生たちの将来にとって活かされることを期待します。

<学生の感想>
・IT 企業で働く場所として、東京近郊に労働者が集中してしまうイメージがある中、地方でも働くことのできる IT ベンチャーの存在を知り、地方での働き方も長く人生プランを立てる上で良いなと思いました。
・地域課題を解決したり、地域の DX 化を図るためには、たくさんの試行錯誤が必要であることを再認識した。

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