講義日 講師氏名 所属および職名 テーマ
1 10月4日 程 子学 会津大学 講義全体イントロダクション
石橋 史朗
2 10月7日 麻野 篤 会津大学 ICTで社会を変える
~コンピュータサイエンスを通じたSDGsへの貢献
3 10月14日 津田 武 ニューインデックス株式会社
代表取締役社長
覚悟を見せる就活の秘訣
4 10月21日 篠田 裕之 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ データにできない想いはあるのか
~広告会社におけるデータサイエンス活用事例のご紹介~
5 10月28日 江島 龍大

株式会社日本総合研究所

プロジェクトの円滑な運営方法
6 11月1日 江島 龍大

株式会社日本総合研究所

問題の根本解決の方法
7 11月4日 江島 龍大 株式会社日本総合研究所 事業戦略策定
8 11月8日 宇野 宏泰

自然農法 無の会

第六感(直感)の生き方
9 11月11日 目黒 徳幸

株式会社太郎庵 代表取締役 

多様性と主体性と目的との関係性
10 11月15日 小池 まさえ

マインドアップアドバイザー

自分との出会い
~起業を成功させるマインドコントロール~
11 11月18日 矢部 佳宏

一般社団法人BOOT 代表理事 /
西会津国際芸術村ディレクター

辺境ベンチャー
12 11月22日 福原 正大

Institution for a Global Society株式会社
代表取締役社長

ブロックチェーンで解く社会課題
13 11月25日 鎌田 哲生

特許庁 企画調整課

スタートアップと知財
14 11月29日 佐藤 裕司

株式会社メイガス

企業経営の失敗から得た教訓

ベンチャー基本コース各論Ⅱ第1回
2021年10月4日(月)

程 子学 教授、石橋 史朗 教授 (産学イノベーションセンター)
会津大学教員
講義全体イントロダクション

今回は、第1回ということで、程子学教授、石橋史朗教授の方から授業の説明、どのように講義を受けて欲しいか、どういった人がこの講義にお越しになるか、といった今後の内容を講義していただきました。  程子学教授の方からは、日新館から学ぶ会津の精神のお話から始まり、「今後社会人になった時に社会はどのような人物を求めているのか」「起業をする場合どのような問題があるのか」といった問題提示から、起業するのに学んでおいた方が良いこと、アフターコロナについて、授業の心構え、積極的に質問をして欲しい、といったこの授業から学べることや授業に対する姿勢に関する話をしていただきました。石橋史朗教授の方からは、今後のスケジュールについて、起業について、将来のことについて講義していただきました。  第一回目から新型コロナウイルスの影響によりリモート授業になってしまいましたが、学生さんから手が上がるなど1回目から良いスタートをきれたと感じました。またこのお話を聞いて、学生が少しでも起業に興味を持ったり、起業でなくても自ら進んで物事を学ぶ心持ちを持ってくれたらいいなと思いました。

<学生の感想>
・ベンチャー基本コース各論Iも受けて楽しかったので今学期も楽しみにしています。
・普段の技術に関する授業とは少し違う内容であるのが新鮮でした。
・これからの授業では多くの社会人の先輩、成功者の方々の話を聞けると思うので、参考にできることが多いと思います。楽しみです。

第1回左.png

第1回右.png>

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第2回
2021年10月7日(木)

麻野 篤 教授 (企画運営室、グローバル推進本部、学長補佐)
ICTで社会を変える~コンピュータサイエンスを通じたSDGsへの貢献

麻野篤教授のJICAなどで活動を行なってきた貴重な経験談を授業の最初にお話いただきました。その中では、海外での治安対策や環境整備など、日本で普段過ごしている中では味わえない貴重なお話をいただけました。またSDGsについて、世界での取り組み、過去の日本から学ぶ教訓を活かし、現在様々な企業が行なっている持続可能な社会に向けた対策をお教えいただきました。改めて企業というものが、利潤を生み出すだけでなく社会に貢献していくことが大切であるということを学ぶことができました。

<学生の感想>
・エコシステムに関心を持った。理由は、私たちは地球がないと生きていけないので、エコシステムで環境を守り、地球を守る活動というのは大切だと思ったから。
・SDGs については名前程度しか知りませんでしたが、どのようなことに取り組みどのようなことに貢献しているのかよく分かり、大変勉強になりました。ありがとうございました。今自分にできることはないか色々調べて実行していこうと思います。

第2回左.png

第2回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第3回
2021年10月14日(木)

津田 武 様 (ニューインデックス株式会社 代表取締役社長)
就活セミナー ~覚悟を見せる就活の秘訣

本日は、ニューインデックス株式会社代表取締役社長の津田武様に就活についての重要な点や、就活についての今後の心持ちをどの様にするか、また就活生にとってメリットとなる様なサービスについての講義をしていただきました。コロナ危機でのお話では、世界が不安定な今だからこそ、チャンスが転がっており、逆に就活生にとって便利な世の中になった点も存在することについて、わかりやすく解説いただきました。また、受講生は大半が就活を控えている学生ということもあり、就活についてのコツや、今後あるだろう不安の解消方法など、大変興味深い講義であったと感じました。受講学生には今後就活の中で今回の講義を思い出し、企業選びの軸や就活への姿勢への参考とし、充実した就活をしてもらいたいと思います。

<学生の感想>
・今日の講義で自分ができることの少なさに気付きました、これからはいろいろな問題に対して調べ、少しでも自分に可能なことを増やしていこうと思います。
・講義を聞いてやるべきことはすぐにやるというのが印象に残りました。いつもやるべきことを面倒くさがって後回しにしてしまうので、そこをまず改善するようにしたいです。また、社長のカバン持ちは刺激があって良い企画だと思いました。ただ、まずはやるべきことをなんとかしてからそういった企画に参加できればいいなと思います。

第3回左.png

第3回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第4回
2021年10月21日(木)

篠田 裕之 様 (株式会社博報堂DYメディアパートナーズ)
データに出来ない想いはあるのか ~広告会社におけるデータサイエンス活用事例のご紹介~

今回は、博報堂DYメディアパートナーズの篠田裕之様から「データに出来ない想いはあるのか」というテーマで講義していただきました。篠田様がデータサイエンティストとして業務に携わっていることから、実際に行っているデータを活用したサービスの事例であったり、福島テレビ様や会津大学と共同で作成したデータを可視化させた番組の制作であったり、国外でのデータ活用など、様々な例を紹介して頂きました。また、データサイエンティストの業務内容についても詳しくお話していただき、どういった形でデータを分類化し、AIを活用していくかといった内容をわかりやすく説明していただきました。学生にとってデータサイエンスの事を知る良い機会になったと思います。大学では統計学を学べるので、そこから今回のお話を聞いてデータサイエンティストを目指す学生が出てくれたらなと思いました。

<学生の感想>
・今までデータサイエンスの理解があいまいで、なにをしているのかよく理解できていなかったのですが、本日の講義のおかげでデータサイエンスに対する理解を深めることができました。
・データサイエンスは、個人的に勉強している分野なので、とてもいい講義が聞けたと感じている。同感だなと感じる点もいくつもあった。有意義な講義になった。
・AIでデータをとって広告や策略を考えるなど、様々なことの役に立てるというAIの使い方があるのだということを知り勉強になった。

第4回左.png

第4回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第5回
2021年10月28日(木)

江島 龍大 様 (株式会社日本総合研究所)
プロジェクトの円滑な運営方法

今回は、日本総合研究所の江島龍大様の講義をお聞きしました。今回は3回シリーズの講義の第1回ということで、プロジェクトの円滑な運営方法について講義をしていただきました。本講義では、時間内にプロジェクトを、より満足できる形に仕上げることの大切さを学びました。実際にプロジェクトに従事して見ると、上記のことの大切さがよくわかり、学生にとって今後重要になる講義であったと思います。

<学生の感想>
・プロジェクトを実施する中で、しっかり分担し、時間内に終わらせるということを念頭に置いて作業することで、より作業に集中できた。また合間に進捗報告を挟むことで、メンバーの詰まっていることや曖昧にしていた点などを浮き彫りにすることができた。大変面白かったです。ありがとうございました。
・実際にグループワークを行ってみて、個人個人でできることが違うため、初めに役割分担を行うのでなく、自分ができることを見つけ、その役割を行うという形式になりました。表やグラフ化を行うチームと、まとめて傾向対策を考えるチームに分かれて行いました。分かれたチームでも疑問に思ったことや、行って欲しいことの共有をしながら行うことができ、きちんとグループワークできたと思います。残り2回のグループワークもあるため、さらにチームで良いコミュニケーションを取れるように頑張ります。

第5回左.png

第5回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第6回
2021年11月1日(木)

江島 龍大 様 (株式会社日本総合研究所)
問題の根本解決の方法

今回は、日本総合研究所の江島龍大様の講義をお聞きしました。今回は3回シリーズ講義の第2回ということで、問題の根本解決の方法について講義をしていただきました。本講義では前回の講義から発展し、より詳細な方法論なども含めて、問題解決のためにするべきことを学びました。役割分担や時間配分など、様々な要素を考慮してプロジェクトを進めることについて、知ることができました。

<学生の感想>
・今回の講義ではグループを作りグループワークを実施することで、問題の根本解決の方法であるMECEについて体験した。今回のグループは前回のグループと異なっていたため、自己紹介を省いてしまった。そのため、互いにあまりコミュニケーションが取れていなかった様に感じた。次回はもっと発言できるようになりたい。
・問題を解決する上での原因の追求の仕方にとても感銘を受けました。私は今まで原因を追究するときはいつも具体的なことしか考えませんでした。しかし、この授業の仕方を使えば、論理的に物事を考えられるようになると思いました。

第6回左.png

第6回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第7回
2021年11月4日(木)

江島 龍大 様 (株式会社日本総合研究所)
事業戦略策定

今回は前回に引き続き、株式会社日本総合研究所の江島龍大様から「事業戦略策定」というテーマで三回目のグループワークを行う講義をしていただきました。グループワークの課題として、自分が社員で今後3つのプロジェクトを動かそうとした時にどのプロジェクトから始めたほうが良いか、といったプロジェクトの優先順位を考える内容が出されました。その課題に対し各グループは、「どのプロジェクトから始めれば一番儲けることができるか」や「一番早くプロジェクトが進められるか」といった様々な観点で話し合い、資料をまとめていました。日本総合研究所様のサポートも相まって、どのグループもしっかり意見をまとめて自分たちの答えを出す良い取り組みが行えたと思います。今後社会に出た後に、このようなプロジェクトの優先付けなどの問題は必ず直面すると思います。その時にこのワークで行った事を思い出して、企業への貢献に一役担える存在になってもらいたいと感じました。

<学生の感想>
・実際のプロジェクトのような例題は難しかったが、確実に力になったと思う。非常に有意義な講義だったと感じた。
・これまでの講義とは異なり、チームでの作業だったがとても成長できた。コミュニケーション能力も比例して成長できたので、今回の講義を担当していただいた日本総研さんには感謝しています。ありがとうございました。
・日本総研さんの講義を見て、業務においてのプロジェクトの大切さを理解できました。IT系などの業務は複数人ですることも多いと思うので非常に参考になりました。

第7回左.png

第6回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第8回
2021年11月8日(月)

宇野 宏泰 様 (自然農法 無の会)
第六感(直感)の生き方

講義内容としては、反射や直感とは何か、知識は情報と違って経験に基づいて信じるものであるなど、哲学や科学的な観点から、人が判断を行う際のプロセスについて詳しく講義をしていただきました。さらに直感を研ぎ澄ますためには、意識を広げる、先入観を取り除く、余計なことを考えないことが重要であるということをお教えいただきました。講義の最中に、現代でのコロナウイルスに対する判断の仕方や、学生にもわかりやすい例えなども多用してくださり、とても難しい講義内容でありながらもわかりやすく、興味が絶えない内容でした。授業の後半では、アメリカの大学での授業の内容、生活が大変だったこと、帰国後の一橋ビジネススクールでの経験、人生に影響を与えた様々な人の考えなどもお教えいただき、学生にとってはとても有意義な時間であったと感じました。

<学生の感想>
・とても聞いていて楽しい内容でした。また先生の人柄もいい人ということが滲み出ていて授業が受けやすかったです。 笑顔がとても素敵でした。またお米の話は、自分がアルバイトで定期的に会津坂下に行くのですが、その際によくお米の話を聞いたりすることがあったので興味深かったです。
・まず直感にあまり自信を持っている性格ではなかったため、直感の背景を知ることができ、上手な直感の対応の仕方などが学べたと思います。また最後の方では、農業関連などの実際のお話を聞くことができ、私が知らなかった事実なども多く、もっと社会全体のこれからについて考えたいと思いました。お忙しい中お話くださりありがとうございました。

第8回左.png

第8回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第9回
2021年11月11日(木)

目黒 徳幸 様 (株式会社太郎庵 代表取締役)
多様性と主体性と目的との関係

 今回は、株式会社太郎庵の代表取締役である目黒徳幸様から「多様性と主体性と目的との関係」について講義していただきました。お菓子で世界平和という「こんな未来にしたい!」という思いを語っていただき、その未来に対し太郎庵様が行っている組織作り、変化対応、人間力について詳しくお話いただきました。  まず組織作りとして、囲まれたいお客さんを明確にした後、該当するお客さんに喜んでもらえるのはどんな組織なのかということを考え、そのためにはどのように組織改革をしていけばいいのか、といった順序で考えていくことが大事と仰っていました。またその際、自分一人で考えるのではなく、社員の言葉を聞いて取り入れることが大事ということを教えていただきました。そうして会社が考える方針とそれに対する個人が持つ考え方をすり合わせて、創造社会を形成することが大事ということを深く語っていただきました。  組織作りは会社を継続していく上でとても大事になってくると思います。将来起業し組織作りをする学生には、このお話のことを思い出してくれたら良いなと思いました。

<学生の感想>
・内容とはかけ離れるが、まず話し方がうまかった。例え話が多くて長すぎず、身近にわかる話でかつ話したい本質と離れなくて話にとても引き込まれた。これだけ話し方で惹かれたのは今までの方でも数少なく感動した、ありがとうございました。
・目黒様の人柄を伺うことができ素敵な考えを持っていると感じました。私は長い間会津に住んでいて、お土産だけでなく自分が食べる用にもよく太郎庵に行っています。太郎庵に行くとすごくワクワクしながら店内を見ているのですが、その裏にはとても大変なことも、太郎庵さんの素敵な考えもあると改めてわかりました。本日はお忙しい中お時間くださりありがとうございました。
・自工程完結という考え方は自分にとっては新しい考え方でした。ひとつひとつのプロセスを大切にすることで常に「良いもの」を作っていることが素晴らしいと感じました。私もこの考え方を研究などに活かしたいと思います。

第9回左.png

第9回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第10回
2021年11月15日(月)

小池 まさえ 様 (マインドアップアドバイザー)
自分との出会い ~起業を成功させるマインドコントロール

 本日の講義では「お金」についてのお話をいただきました。起業や投資など、自分たちにも今後関わってくるだろうお金についての知識を得られたと思います。第一部では、お金のブロックというものについて詳しく解説いただき、お金のブロックワークシートにて、学生たちが自分自身のお金のブロックについて把握しました。第二部では起業を成功させるために、お金に対するネガティブなイメージを取り除き、お金だけでなく、その他様々な要因に対して投資を行うことで幸せになれるというお話をいただきました。さらに、自分にビジネスマインドを定着させる方法をいくつかご教授いただきました。第三部では、今後学生たちそれぞれが5年後、10年後に何をしたいかを考えて、今自分ができることを考えるということをしました。今回の講義では、お金に対する考え方から始まり、学生にとって将来自分がどうなりたいか、またそのためには今何をすべきかを考えるきっかけになったと思います。

<学生の感想>
・マインドは、運さえも作用させる力があることを知った。またマインドを変えることは簡単ではなく、継続してマインドを整えることや、影響力の大きい出来事や過去の自分を振り返ることなどが重要だと分かってよかった。
・本講義を受けて、自分の心を落ち着かせるためにいろんな方法があるということがわかりました。周りから学ぶ姿勢を常に持つためには、やはりリクスをとって挑戦することが大切であることもわかりました。またそのようなことを行うために、自分でもできるところから行っていこうと思いました。

第10回左.png

第10回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第11回
2021年11月18日(木)

矢部 佳宏 様 (一般社会法人BOOT 西会津国際芸術村ディレクター)
辺境ベンチャー

 今回は、一般社会法人BOOTの西会津国際芸術村ディレクターをされている矢部佳宏様から「辺境ベンチャー」という題目で講義していただきました。矢部様は、自然が作る地形などをアートと捉え、そのアートをどのように私たちの暮らしに関与させるべきかなどを考えて設計する、ランドスケープアーキテクトのお仕事をされています。田舎の仕事がなく、人が過疎化している問題を解決するために、ベンチャーを立ち上げたという経歴から、現在の取組みについて語っていただきました。
 アイデアを持っている人が地方へ行かないと地方への仕事が生まれない。しかし、アイデアを持った人が地方で動いてもなかなか受け入れてもらえない現状がある。矢部様は、そんな地方でクリエイティブな仕事をして、地方の人に受け入れてもらえるまでどれくらいかかるのであろうか、ということを考え仕事を行っていました。
 これからの社会、地方はどんどん過疎化していきます。そのまま伝統が消えるのは日本のいいところを消すことと同じになってしまいます。是非、学生が起業する際には、地方での可能性も視野に入れてもらいたいなと思いました。

<学生の感想>
・この講義を聞いて、過疎町村は無限にビジネスができる未開の地と同じだと気づきました。この講義は私の視野を広げてくれました。ありがとうございます。
・町の規模によってどんな事業が最適なのかを考えるのは結構難しいと感じました。提案した事業もあくまでそんな事業があったらいいなと思っているだけで、実際にその事業を起こそうとするには莫大な規模の準備とお金、労働力が必要になると思います。実現したい事業とそれに対して払う対価のトレードオフを考えるのが難しくもあり、事業の醍醐味なのかなと感じました。
・この講義で、見方を変えれば除雪がエクササイズになったり、空き家などを生かして演劇を行ったりすることが出来るということに感銘を受けました。これからは、いろいろな見方で物事を見ていきたいと思います。

第11回左.png

第11回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第12回
2021年11月22日(月)

福原 正大 様 (Institution for a Global Society 株式会社 CEO/創業者)
ブロックチェーンで解く社会課題

 今回は、ブロックチェーンシステムについての講義を行なっていただきました。事前学習ではまずブロックチェーンの基礎についてのものがあり、本講義での理解の手助けとなりました。講義の中では、Society 5.0時代に向けて、多くの企業でpurposeに分断なき持続社会を掲げていることや、日本全体の起業の現状について説明していただきました。また福原様の現在の企業が、成長する過程で行われていたことなどもお話しいただきました。実際に企業を運営していくためには議決権が重要だということなど、企業経営に関する知識もいただけました。講義後半では、ブロックチェーンについて様々な基本情報を教えていただき、今までブロックチェーンを知らなかった学生にとっても、ブロックチェーンに触れるきっかけとなる講義だと思いました。

<学生の感想>
・今回の講義を受けて、自分がするべきこと、自分がやりたいことをしっかり見つけることの重要性がわかりました。また、どんな世の中にすることがどれだけ重要なのかがわかりました。世の中変えるためには、最初に自分が変わることが大切であるとも思い直しました。
・今まで、ブロックチェーンという言葉は聞いたことがあったのですが、それが実際どんなものかは詳しく知りませんでした。本講義では、学生が興味を持ちやすいような内容を話していただきとても楽しみながらブロックチェーンについて学べました。将来、必ず学ぶ機会があると思うので、今から積極的に調べていこうと思います。

第12回左.png

第12回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第13回
2021年11月25日(木)

鎌田 哲生 様 (特許庁企画調整課)
スタートアップと知財

 今回は、特許庁企画調査課に所属の鎌田哲生様からベンチャーにおける知財活用について講義していただきました。講義自体はとても難しい内容でしたが、ベンチャーや自分で新しいものを作り出したときに必要な法的知識を教えてくれる講義となり、起業するにあたって行なっておくべきこと、知っておくべき知識、などの話をぎっしり教えていただき、とてもためになる講義でした。起業を行うにあたって、やるべき法的なことについて、学生もかなり知らない情報を知るきっかけになったと思います。今回の講義を通じて、学生が起業するにあたってやるべきことをスムーズに行えるようになったらいいなと感じました。

<学生の感想>
・知的財産に関するルールや知的財産の扱い方、知的財産権に関して注意すべき点など、普段考えることのない事柄について考えることができました。特に、スタートアップを起業する際には、知財に関する知識は、競合の参入や基本特許が取得できないなどの様々な問題に関連しうるので、今回注意点や対策に関する具体的な講義を受講することができ、以降の勉学のきっかけとなるとても良い機会とすることができました。
・知的財産という言葉は知っていて、大事だとは分かっていても、やはりどうも難しそうというイメージが先行して勉強する腰があまり上がりませんでしたが、自分が知らないところで様々な支援策を考えてくださっていて驚きましたし、せっかくならそのサービスを有効活用したいなと思いました。
・今日の講義で特許の大切さが良く分かりました。特許を取っていなかった為に膨大な利益を得る機会を失ったりしている事例を見て、私が起業する際にはしっかりと特許を取れるようにしたいと思うようになりました。

第13回左.png

第13回右.png

ベンチャー基本コース各論Ⅱ 第14回
2021年11月29日(月)

佐藤 裕司 様 (株式会社メイガス 取締役)
企業経営の失敗から得た教訓

 今回は、株式会社メイガスの佐藤裕司様から「企業経営の失敗から得た教訓」について講義していただきました。今までの企業さんのお話では、「~のように成功しました」や「~から立て直しました」といった話だったのに対し、今回は実際に会社を倒産してしまい、そこからどのような経験をしてきたか、どのように今の会社経営を行なってきたのか、といったなかなか伺えない貴重なお話を聞くことができました。メイガスさんの過去の経験を元に、社員が働く上での持っておくべき考え方、立て直す上で佐藤様が参考にした本など、学生がこれから社会人になる上での考えの持ち方、今のうちに読んでおいた方がいい本など、すごく参考になることが多いと感じました。学生が今のうちに働くことの意味について考え、就活、起業する時の参考にしてもらえればいいなと感じました。

<学生の感想>
・代表取締役について考えるべきことで重要なものなどを学ぶことができました。仕事ではやりがいなどが大切であると多く言われていますが、それに加えて生きていくためにお金は綺麗事でなくとても重要だと学ぶことができました。自身の体験談を交えていただいたため、より具体的な漠然ではない理解を行うことができました。本日はお忙しい中お話しくださりありがとうございました。
・自分は前期にベンチャー基本コース各論Iも受講していたが、基本的に全員成功してきた人による講義だった。しかし、今回は自己破産を経験している佐藤様の講義だったので、今までと全く違う貴重なお話を聞くことができました
・失敗エピソードを聞いて、会社のメンバーとよく話し合わないと会社がつぶれる原因になるのだなと思いました。せいぜい個人的な仲が悪くなるぐらいだと思っていました。また、仕事をするときは心が折れないようにすることが大切だということを学びました。私はよく課題が詰まってしまうとあきらめがちになるので、もう少しできると信じて取り組むようにしたいです。

第14回左.png

第14回右.png