講義日 講師氏名 所属および職名 テーマ
1 4月8日 程 子学 会津大学 講義全体イントロダクション
石橋 史朗
2 4月12日 石橋 史朗

会津大学

アイデアの創出法
3 4月15日 山崎 拓巳 夢実現プロデューサー やる気のスイッチ
4 4月19日 石川 恵理香 (一般)デジタル・イノベーション代表理事 デジタルを加速させる欧米の起業文化
5 4月22日 渡邉 幸嗣 芦ノ牧温泉大川荘 代表取締役社長 会津における観光産業の役割と取組み
6 4月26日 由本 聖 会津大学 スタートアップ・イノベーション
7 5月6日 飯嶋 尚 シュラーゲン有限会社 代表取締役 音階時報時計開発秘話及びユーチューバー
について
8 5月10日 中元 淳二 会津大学 ベンチャー企業と知的財産
9 5月13日 中村 彰二朗 アクセンチュア・
イノベーションセンター福島
Smart Cityによる自立分散社会の実現へ
~市民・地域主導によるデジタルイノベーション~
10 5月17日 畠 圭佑 会津大学 企業との共同研究事業と学生の取り組み
11 5月20日 野宮 有姫 企画団体シックスベース 主宰 わくわくする企画と現場の作り方
― 多様性の中での視点の変換
12 5月24日 鶴田 悟史 KDDI 次世代基盤整備室 5G通信技術とDXによるビジネス変革
13 5月27日 吉川 信 会津若松市役所 観光商工部観光課 デジタル技術を活用したwithコロナ
における新たな夜間観光の実現について
14 5月31日 石橋 史朗 会津大学 イノベーション・創業教育プログラム及び
3段階インターンシップについて
アイデアコンテストの発表会
光永 祐司

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第1回
2021年4月8日(木)

程 子学 教授、石橋 史朗 教授 (産学イノベーションセンター)
会津大学教員
講義全体イントロダクション

今回は第1回ということで、程子学教授, 石橋史朗教授の方から授業の説明、どのように講義を受けて欲しいか、といった内容を講義していただきました。程子学教授の方からは、「皆さんに是非起業していただきたい」ということから始まり、そこから起業するのに学んでおいた方が良いこと、アフターコロナについて、授業の心構え、積極的に質問をして欲しい、といった話をしていただきました。石橋史朗教授の方からは、今後のスケジュールについて、起業について、将来のことについて講義していただきました。このお話を聞いて、学生が少しでも起業に興味を持ったり、起業でなくても自ら進んで物事を学ぶ心持ちを持ったりしてくれたらいいなと思いました。

<学生の感想>
・程先生の熱意ある講義に興味を動かされた。今後の講義が楽しみだと感じた。
・今回の授業の中で、この科目を通して様々な人からお話をいただけるという説明を聞いて、これからの講義が楽しみになった。積極的にお話を聞いて多くのことを学びたい。
・ベンチャー精神とは、アイデアを実現する知識や思考力だけではなく、積極的な行動と挑戦心なのだと改めて理解しました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第2回
2021年4月12日(月)

石橋 史朗 教授 (産学イノベーションセンター) 会津大学教員
会津IT日新館 アイデアコンテスト

今回は、石橋先生によるアイデア創出方法についてのお話をいただきました。授業前半では、今年度のレポートテーマである「会津にこんなアプリあったらいいな」の説明や、スケジュール、レポートのフォーマットについてのお話をいただきました。後半では、テーマ内容にそった授業として、アイデアの創出方法を学びました。11の発想のヒントについての説明や、アイデアソンの進め方、ビジネスプラン、実際の製品例、問題をどのように解決し、ビジネスへ発展させていくかを学びました。また実際に手を動かし、アイデアのブラシュアップを行いました。授業を受けた学生たちも今回の授業のレポートだけでなく、今後のハッカソンやアイデアソンに向けて良い知識を得ることができたと思います。

   

<学生の感想>
・企画レポートに関してためになる授業であり、今回学んだことは今後何か発表する時にも役立つようなことでもあるので、自身にとってとても良い授業でした。
・実際にアプリを作るためのアイデアをきちんと考えることがなかった。そのため今まではアイデアの創出方法などを詳しく知らなかった。しかし今日の講義では、思いついたアイデアに判断や結論を出さないということを知った。このことは自分の中には全くなく、思いついてもすぐに無理そうだなと思い、諦めていた自分の考えを改められるいい機会になった。またアイデアソンの仕組みは、何か作り出す上で自分にはなかった考えを吸収でき、非常に効率の良い方法だと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第3回
2021年4月15日(木)

    

山崎 拓巳 様(夢実現プロデューサー)
やる気のスイッチ

    

今回は、夢実現プロデューサーの山崎拓巳様からやる気のスイッチについて講義していただきました。「時代は大きく変化している」から講義が始まり、今までどのような変化をしてきたか、現在はどのような変化をしているのか、そこから予想される未来はどのように変化していくのかについて話されました。このような変化について学んだ後、その変化に対応するために私たち学生は何をすべきなのか、について話していただきました。昔は農業革命から始まり、現在は情報革命に突入し、未来は組織ではなく個人が活躍する時代になると予測されており、そこを生き抜くためには行動が大切だと述べられました。また現代においては、情報は調べればいくらでも出てくるようになり、後はその情報を取得できるように行動すること、そして得た情報は発信していくこと、これが今の私たちがやっておいた方が良い事と話していただきました。今回お話していただいた内容は、学生の中の知的好奇心に火をつけるような面白い内容でした。このお話を聞いた学生が、自ら行動して新しい技術を身に着けたり、面白そうなアイデアを考えるなどの行動をしたりしてくれたらいいなと感じました。

    

<学生の感想>
・思ったことをすぐ行動することは、今の自分に足りてないことなので、行動できるように努力していきたい。
・さまざまな分野で色々な経験をしているからこその考え方ができていると思った。自分も日本だけでなく、世界に目を向けて活躍していきたいと思った。
・「未来」に関することは正直に言うと不安が大きかったので、今回の話で興味をひかれるところは多かった。未来の自分がどうなっているかはわからないが、色々な意味で自己投資をすることについてはしっかりと考えていきたい。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第4回
2021年4月19日(月)

    

石川 恵理香 様((一般)デジタル・イノベーション代表理事)
デジタルを加速させる欧米の起業文化

    

石川様が実際に経験した海外での起業経験や、日本と海外で起業するにあたって、環境や国からの補助、制度、実際の企業数など、様々なデータに基づいて紹介いただきました。イノベーティブなアイディアを創造する起業スピリットを欧米から学ぶとともに、主にデジタル領域で活躍する人材と知見を共有するということで、会津大学の学生としても実際のグローバル起業の状況を知ることができ、とても有意義な講義であると感じました。イノベーションには失敗は必須ということを教えくださり、今後起業する上での心得などについても学べました。

    

<学生の感想>
・デジタル分野で起業してご活躍されている方からの直接の講義は、私自身にとてもいい刺激になりました。将来は起業を考えているので、今日の講義を忘れずにこれから起業に向けて勉強していきたいと思います。
・16 歳で起業し、外国での経験を積み重ねたからこその意見や考え方を聞かせていただき、起業に対する考え方が変わった。起業することは簡単なことではないが、思い切りも大切なのだなと思った。タイミングを見定めることで、意外な需要に応えることができるため、タイミングを逃さないことも重要なのではないかと思った。
・今回の講義では、日本と欧米の起業文化の違いについて触れられており、先進国であった日本が欧米と比べるとかなり遅れを取っているのがわかりました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第5回
2021年4月22日(木)

    

渡邉 幸嗣 様(芦ノ牧温泉大川荘 代表取締役社長)
会津における観光産業の役割と取り組み

    

今回は、芦ノ牧温泉大川荘代表取締役社長の渡邉幸嗣様から、会津における観光産業の役割と取り組みについて講義していただきました。大川荘の経営難のお話から始まり、どのようにして経営難から抜け出しビジネスを軌道に乗せることができたかといったお話をお聞きすることができました。また軌道に乗せる以外にも、最近では様々な観光プロジェクトにも参加されており、会津の観光を盛り上げるための活動の紹介などもしていただきました。組織を知るために行動し、その行動を周りに見せ信頼を獲得し指示を出す。労働条件の改善を行い、食と住の安全を整えるのが先、といった組織を動かす方法を教えて頂きました。組織にとって一番大事な"人"をどのようにして気持ちよく働かせることができるのか。これについて実際の体験談をもとに話を進めていき、とても面白い内容でした。組織を動かしたり、仲間と共に開発を行ったりする時などに、今回のお話を意識して組織を動かしていけば、良い結果になるのではないかと感じました。

    

<学生の感想>
・会津にはまだまだ使いきれていない資源が眠っていると痛感した。会津大学とコラボして3Dプリンタで赤べこを作るとか、そういう企画があっても面白いのではないかと思った。
・大川荘でそんな取り組みをしているとは知らなかった。否定してくる人に対して突き進む姿勢が尊敬してしまう。自分も今その姿勢で取り組んでいることがあるので参考になった。
・旅館を経営するにあたり、最初に組織を一本化し、従業員の労働環境改善に投資したというのがすごいと思った。何事も組織がしっかりしていないと成功しないのだと思った。また沼尻温泉などのその地域にしかないような特色は、使い方次第で大きな武器になるのだと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第6回
2021年4月26日(月)

    

由本 聖 准教授(会津大学教員)
スタートアップイノベーション

    

スタートアップイノベーションについて、破壊的イノベーションと持続的イノベーションや、大企業とベンチャーの性質などを比較し、スタートアップイノベーションについてわかりやすくご説明いただきました。また、ベンチャーについて起業後の流れ、成功するために必要なラインなど、起業した際の経営的な知識についても詳しく講義していただきました。さらに、会津を日本のシリコンバレーにするためのプロジェクトをご紹介いただきました。学生にとって起業がゴールではなく、その先にどう動くかの参考になる講義であると感じました。

    

<学生の感想>
・起業に対する意識は高校生の時から授業で扱っても良いと思う。大学に入ってからでも遅くはないと思うが、進路の形として一つ設けても良いと思う。
・会津大学内でも、起業に興味がある人と技術に興味がある人でそれぞれ分かれている印象があるので、そこをマッチングするシステムがあるいいと思った。また、学内と学外の接点という所でも、一つコミュニティがあると良いと思った。
・少し理解するのが難しい感じがしましたが、ベンチャーを立ち上げるためには強い意志と仲間が必要だということでした。お金は今クラウドファンディングや様々なことで解決できるので、起業の壁が下がった気がします。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第7回
2021年5月6日(木)

    

飯嶋 尚 様(シュラーゲン有限会社代表取締役)
音階時報時計開発秘話ついて

    

今回は、シュラーゲン有限会社代表取締役の飯嶋尚様から音階時報時計開発秘話について講義していただきました。子供の頃に考えた自分のアイデアを実際に商品化まで持っていった時に起きた様々な苦難、それを乗り越えるために行った事について、自身の体験談を踏まえてお聞きすることができました。開発を行うにあたり、音に関する問題、録画に関する問題、予算の問題と様々な問題が浮上する中で、それに対する解決策を提示し、プロジェクトに参加してくれているメンバーを納得させ進めていく。このように「解決策を考え提示する」というやり方は、組織を作る上で非常に大事になってくる力です。そのようなお話を伺うことができたのは、学生にとってとても大きなことだったのではないかと感じています。今回のお話を聞いて、学生も自分が考えたアイデアを具体化できるような動きをしてくれると良いと思いました。

    

<学生の感想>
・中学生のふとした疑問がひらめきを呼び、それが大きな功績と成ったことがとても面白いと思いました。また、遮音室をいくらで建てることができるのかという話やカビの話など、具体的な話も聞けてとても良かったです。
・得意な分野を武器にしたアイデアだったので、とても面白かった。また自分の武器を日常で使えるような商品に取り込む発想が素晴らしいと思った。音楽は全く知識がなかったが、とてもわかりやすく勉強になった。
・あまり音楽については詳しくなかったですが、音階時報時計はすごく面白かったです。思いついて行動に移せるのはすごいことだと思いました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第8回
2021年5月10日(月)

    

中元 淳二 教授(会津大学教員)
ベンチャー企業と私的財産

    

今回の講義ではベンチャー企業と、知的財産権についてのお話をメインに頂くことができました。講義の中では、実際にベンチャー企業を立ち上げた想定のもとで、その中でどのように製品の権利を守るかなどについて例を挙げて説明をされて、権利を守る大切さがより伝わりやすい講義でした。また様々な権利の種類を説明いただきつつ、どの権利を用いればより効果的かなどの知識も身につきました。取得までの期間は長いが、権利期間も長いもの、取得までの期間は短いが、権利期間も短いものなどがあり、実際に権利を取る場合にとても重要な知識になりうると感じました。

    

<学生の感想>
・今まで、知的財産のこと自体は知っていましたが、その知的財産のなかでも細かく分かれていることを今回の授業で初めて知れてとても勉強になりました。また、最後のパテントコンテストの話がとても興味深かったです。
・前回までの講義では起業のアイデアを中心としたお話が多かったが、本日の授業では知的財産の利用や保護といった違った視線からのお話を聞くことができた。知財の保護に関しては大企業が強いイメージがあるが、弱い立場にあるベンチャーだからこそしっかりお金をかけて管理するべきだと思った。
    

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第9回
2021年5月13日(木)

    

中村 彰二朗 様(アクセンチュア・イノベーションセンター福島)
Smart Cityによる自立分散社会の実現へ

    

今回は、アクセンチュア・イノベーションセンター福島の中村彰二朗様からSmart Cityによる自立分散社会の実現について講義していただきました。現在、アクセンチュアが参加している会津若松市のSmart City化についてと、それが目指す今後の社会についてのお話をお聞きすることができました。会津若松市のSmart City化を進めるにあたり、AIの開発を行っていかなければならない。そのAIを開発するためには住民のデータが必要になってくる。そのデータの提供を積極的に市民が進めていく自立分散社会を目指す、といった政策モデルの説明が行われました。市民、利用者、開発者の3者でwin-winの関係に持っていくようなモデルは、今まで他の企業がやってこなかった新しい政策であり、とても魅力的だと感じました。日本のIT化を会津から行っていき、全国展開をする。そのために学生には是非このプロジェクトに参加し、将来の日本を変えるような存在になって欲しいと思いました。

    

<学生の感想>
・データを使い、それが市民にどうサービスを提供していくか、どうやって小売的に良くしていくかを自分なりによく考えることができました。
・日本の教育は個性をつぶす教育をしているという言葉を聞いたことがあり、その改善の ために身近なところで行動している人がいて驚いた。
・大企業を中心とした社会から、「三方良し」の社会に変わっていけばいいと思った。しかし情報を提供するのに抵抗がある市民もいると思うので一筋縄ではいかないと思った。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第10回
2021年5月17日(月)

    

畠 圭佑 准教授(会津大学教員)
企業との共同研究事業と学生の取り組み

    

今回の講義では、企業と大学についての研究における関わりを知ることができました。共同研究の体制の種類が様々あり、大学と企業、協賛企業の関係をご説明いただきました。主に二つの共同研究の例を挙げていただきました。一つ目が、モビリティデータ解析プロジェクトで、会津大学にずっとあったプリウスの使われ方を初めて知ることができました。二つ目は、猿害対策プロジェクトです。その中で、人に慣れてしまう猿から農作物を守る取り組みについて説明いただきました。これに関しては、会津大学、企業、福島大学と、二つの大学が関わったプロジェクトであり、とても興味が湧く内容であったと感じます。

    

<学生の感想>
・シェアカーサービスの発祥地ヨーロッパでは徐々にサービスの撤退などが始まっており、ビジネスとしてうまくいってない側面もある。元々CASE 革命の一要素として展開が始まったこともあるので、Connected, Autonomous などとも連携していく必要があると思う。新しいサービスを提案して進化させていく必要がある。
・車の運転特性を解析してスコア化するというのが個人的に面白かった。自動車教習所などでこれを用いれば、自分の運転の癖やスコアが分かるようになり、どこを直せばいいのかなどが分かりやすくなると思った。     

ベンチャー基本コース各論Ⅰ第11回
2021年5月20日(木)

    

野宮 有姫 様(企画団体シックスベース主宰)
わくわくする企画と現場の作り方,~多様性の中での視点の変換

    

今回は、企画団体シックスベース主宰の野宮有姫様からわくわくする企画と現場の作り方、多様性の中での視点の変換について講義していただきました。野宮様は演劇を中心に活動を行っている方ということもあり、演劇をベースに話して頂きました。演劇とはどういうイメージかを学生に考えてもらった後、「人生は演劇である。職場、学校、自宅において全く同じ人はいない。その場にいる人たちと協力するために誰もが演劇をしているのである」といった演劇活動を行っている人ならではの面白い考え方を学生に伝えてくれていました。授業の終盤では、学校があったり、パン屋がなかったりなどの街の条件を出した上で、この町にどのようなストーリを持たせるかをzoomのブレイクアウトルームを使い、学生同士でグループワークを行ってもらいました。学生にも考えてもらう機会がもて能動的な授業になりました。

    

<学生の感想>
・オンラインで会議などしたことなかったので新鮮だった。Googleドキュメントという機能は声を出さなくても意見を出し合えるので、オンライン授業でも使いやすかった。
・普通の大学の講義では聞けない内容で楽しかった。こういうグループワークも新鮮でよかった。西会津国際芸術村にも興味があるので、時間があるときに行ってみたい。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第12回
2021年5月24日(月)

    

鶴田 悟史 様(KDDI株式会社 次世代基盤整備室)
5G通信技術とDXによるビジネス変革

    

今回の講義では、KDDI様による5G導入についての様々な取り組みについて講義をしていただきました。会津大学の復興支援センターにて5G環境を導入されたことから始まり、4Gから5Gへの遷移に向けての技術革新の状況を知ることができました。4Gから5Gへの技術、機能の向上について実際の数値を出していただきつつ、日本と海外の5Gの普及率の違いなどをお教え頂きました。また実際にKDDI様における5Gを活用した事業についても紹介していただき、学生にとっても5G時代の変化を知ることができる講義であったと思います。

    

<学生の感想>
・5G については「高速通信、画像や動画がスムーズに見られる」程度のイメージしか持っていなかったが、今後の私たちの生活やビジネスにどう関わってくるかを理解できた。
・どんどんIT の時代が変わってゆくのを感じることのできる授業だった。常に最先端の技術や知識を学ぶことで自分のアイデアの幅や可能性を広げていきたい。
・非常に興味深いお話をありがとうございます。5G の魅力がとても伝わりました。今までの常識が覆されたような感覚で、とてもワクワクしています。ドラえもんの世界になるのも遠くないのかなと思いました。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第13回
2021年5月27日(木)

    

吉川 信 様(会津若松市役所 観光商工部観光課)
デジタル技術を活用したwithコロナにおける新たな夜間観光の実現

    

今回は、会津若松市役所観光商工部観光課の吉川信様から、デジタル技術を活用したwithコロナにおける新たな夜間観光の実現について講義していただきました。「観光とは何か」から講義が始まり、会津の観光、コロナによる現状、観光客減少に対する打開策を紹介して頂きました。街中観光の取り組みや、鶴ヶ城の魅力向上のための施策、広域連携については、私たち会津大学生からするとなかなかお話を聞く機会がなく、大変貴重な内容でした。その中でも特に興味深い、IoTデバイスを使ったデジタル観光体験を進めているというお話になり、このデジタルな取り組みは学生も何か力になれそうだなと感じました。今後、会津の観光産業にIoTを使う取り組みに関して、ぜひ会津大学生にも力になってもらいたいと思いました。

    

<学生の感想>
・会津の観光産業の現状、デジタル技術の活用による今後の観光産業の変化について理解できた。特に現在はコロナという課題を克服しつつ、新しい体験「コト」を生み出さなければならないという難しさを強く感じた。
・コロナ前の会津若松の魅力向上のために街の人たちと協力して色々なことをしているのに感銘を受けた。音声AR というのは今まで聞いたことがなかったので新鮮だった。内容も面白そうなので一度くらい体験しておきたいと感じた。
・コロナ期に会津の観光客の数がこんなに減っているとは思わなく、とてもびっくりしました。これから色々対策して、変わっていく会津が楽しみです。

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ベンチャー基本コース各論Ⅰ第14回
2021年5月31日(月)

    

光永 祐司 上級准教授(スーパーグローバル大学推進室・室長)、石橋 史朗 教授(産学イノベーションセンター)
会津大学教員
イノベーション・創業教育プログラム及び3段階インターンシップ
アイデアコンテスト発表会

    

今回の講義では、大学内でエントリできる様々なグローバルなプロジェクトについて教えていただきました。最近はコロナウイルスの影響でなかなか実施が難しい留学についてのお話では、代替プロジェクトなどがあり、NVIDIAの資格を取ることができるものもあります。またチャレンジャーバッチについても伺うことができました。後半では、授業の最初の頃に課題として与えられたアイデアコンテストの発表があり、何人かの学生が発表を行ってくれました。それぞれ一人一人着目する点が違い、非常に参考になったのではないかと思います。

    

<学生の感想>
・インターンシップの講義はより深く調べていつかは参加してみたいと思いました。参加できればとても良い経験になり今後の学習のモチベーションにもつながると考えました。
・アイデアコンテストでは、自分で考えたものより、遥かに素晴らしいものがたくさんあったと同時に、もっとオリジナリティのあるものを考えられる力が必要と感じることができたのでよいきっかけになりました。
・会津大学には様々な研修プログラムがあり、またいろいろなアイデアをもって日々過ごしている学生が多くいるのだと感じた。今は、海外研修等は難しいが、4年間でたくさん吸収したいと感じた。