第一番札所 大木
紅梅山 常安寺 十一面観世音第一番札所は会津盆地の中央付近に位置する。文献[1]によれば,一番札所の大木は,「願う心の大」を擬したとある.若松市内からも近いとは言えない。それだけに,観音堂に到着したときの感動はひとしおである.山門もあり立派な観音堂である.第一番札所から第二番札所へは意外に遠く徒歩1時間ほどである.第三十二番札所の青津が最も大木に近い。ただ,阿賀川を渡る必要があるので,距離的には近くとも,歩くに遠かったのかもしれない.実際,大木と青津の郡は,それぞれ耶麻郡,河沼郡で異なる.
御詠歌
よろづよの ねがいおゝきの くわんぜおん
あのよとともに たすけたまえや巡礼道
塩川駅を出て北へ歩き,県道61号線に出る.この県道61号線をつき当たりまで歩く.つき当たりを右に曲がる.150m程進み,左手に曲がり小路に入る.50m程進んだら,右手に曲がる(ここで,一度集落を離れるので注意).150m程で大木観音堂へ到着.大木観音観音堂付近はわかりづらいので,このあたりを参考のこと.塩川駅より徒歩1時間.
国道121号線を喜多方方面に進む.塩川町の繁華街を少し抜けた塩川中学のあたりから県道61号線に入る.あとは上と同じ.
国道121号線を喜多方方面に進む.塩川町の塩川中学をさらに進み工場を抜けたあたりから左に曲がる.しばらく進むと左手に札所の案内がある.御朱印
観音堂に,御朱印の頂き方が書かれている.壇家様が御朱印を授けてくださる. 巡礼記
平成十五年(第一日),平成十六年(第一日).住所
福島県耶麻郡塩川町大田木字大木 3284
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