平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」採択取組の概要および採択理由
- 大学・短期大学名
- 会津大学 整理番号 1-1-049
- 応募テーマ
- 主として総合的取り組みに関するテーマ
- 取組名称
- 先進的コンピュータ理工学教育
- 申請単位
- 大学全体
- 申請担当者
- 黒田研一
取り組みの概要
- 1.
- 先進的コンピュータ教育とカリキュラムの工夫
- 自由に研究テーマを選択することが出来る課外プロジェクトと呼ばれる科目を配置し、最先端の研究・技術動向に1年生からふれることが出来るように配慮したトップダウン教育を行っている。また、初学者を専門家へと導くために基礎から始まる体系的なカリキュラムも用意している。
- 2.
- 英語教育
- 多くの外国人教員による徹底した英語教育を行っており、専門科目の60%の授業は英語で行い、卒業論文も英語で執筆することを義務づけている。
- 3.
- コンピュータ利用環境
- 世界でもトップレベルのコンピュータ環境を備えており、学生一人1台のワークステーションが24時間使用可能である。また、その運営・管理の専任組織を置いている。
採択理由
この取り組みは、会津大学の教育目的・教育方針である先進的コンピュータ理工学教育を実現するため、会津大学設立準備会によって決定され、すでに10年にわたって組織的に実施されています。この間、関係者の努力により当初の目標とした、まず成果に触れて目的意識を持ち基礎教育に戻る教育方法、体系的コンピュータ教育、課外プロジェクト教育、英語による卒業論文作成等を達成するなど大きな成果を上げていきます。さらに、学生の幅広い教養や深い社会性の涵養を図ること、問題解決のみならず問題発見に努めること等を充実すれば、大きな成果が期待でき他の大学の参考になる事例です。