震災時と復興にITの活用を! ―特別フォーラム開催―
「震災時と復興にITをどう活用するか?」を考える会津大学特別フォーラムが6月15日(水)に開催されました。
3月11日の東日本大震災で被災した地域、とりわけ福島県は原子力発電所の事故による放射能問題が深刻化する中、ウェブサイトやTwitterからの情報発信の効果が随所に見られ、インターネットの有効性が再確認されています。
このフォーラムでは、Twitter実況の手法で有名なメディアジャーナリストの津田大介氏、Google(株)シニアエンジニアリングマネージャーの及川卓也氏を講師に、震災時から復興へ取り組む今、インターネットを活用した被災地に関する情報の発信、共有の重要性と事例に基づく効果などが紹介されました。
また、福島県においては原発問題による農業、観光産業に対する風評被害も大きく、地場産品のPRや観光客を呼び戻す活動も続いています。このような取り組みにもTwitterやfacebookが導入され、情報ネットワークによる支援の輪の広がりもみられています。フォーラムの後半では、その事例と今後の展望を語るパネルディスカッションが行われました。
フォーラムの様子はUSTREAMで生中継され、多くの方々にご視聴いただきました。以下のURLから録画を配信しておりますので、是非ご覧下さい。
- USTREAM: uoa-special-forum
- http://www.ustream.tv/channel/uoa-special-forum
―特別フォーラム 講演―
- 基調講演『震災時におけるIT~Twitterの力~』
- 講師:津田 大介氏(メディアジャーナリスト/早稲田大学大学院政治学研究科非常勤講師)
- 特別講演『震災にITをどう活かしていくか』
- 講師:及川卓也氏(Google株式会社シニアエンジニアリングマネージャー)
講師の津田氏(左)と及川氏(右)
―パネルディスカッション―
- パネラー
- 及川卓也氏(Google株式会社 シニアエンジニアリングマネージャー)
- 平田裕一氏(会津東山温泉 向瀧 代表取締役)[観光業]
- 本田勝之助氏(有限会社 会津食のルネッサンス 代表取締役)[農業]
- 林隆史(会津大学 教授)
- コーディネーター
- 岩瀬次郎(会津大学 理事)
パネラーの平田氏(左)と本田氏(右)
[最終更新日]2010-06-29