2015年8月29日(土)から30日(日)にかけて、Connect 2015 in Koriyama, with UDC(※1)が郡山市で開催され、会津大生の米原渚さん(学部2年)が参加したチームが第2位を獲得しました。
ハッカソン形式(※2)のこの大会は、「ITやオープンデータを活用して地域の課題を解決する」がテーマです。また大会を通じて今年度開催されるUDC(アーバンデータチャレンジ)2015(※3)への作品応募を目指しています。UDCとは、オープンデータや地理空間情報を活用し、地域課題の解決を目的としたアプリケーションやサービスなどの作品を募集し行われる、全国規模の一般参加型コンテストです。UDCのエントリーは12月締切、審査会は来年3月上旬に東京で行われる予定です。
作品名:郡山オストメイト対応トイレ (※4)
作品内容:オストメイトとは、様々な疾患や事故等により消化管や尿管が損なわれたため、腹部などに排泄のための開口部(ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設した人のことを指します。この作品は、郡山市内のオストメイト対応トイレをオープンデータに作り変えたものです。
作品の目的:福島県は医療機器生産額において2013年に全国3位を達成しました。また、郡山市にある総合南東北病院敷地内には世界初のがん治療施設(BNCT)を建設する計画が実現される、医療技術が著しく発展してきています。これを踏まえ、医療技術の発展に貢献するため、郡山市内にあるオストメイト対応トイレが設置されている施設の名称、住所、緯度・経度をまとめました。
米原さんのコメント:今回作成したオープンデータが2位を獲得できて、とても嬉しく思います。今大会は参加者同士の交流イベントやレクリエーションが充実しており、とても楽しめました。今後は、12月のUDC2015に向けて、今回作成したデータを使用したアプリ等を開発したいと思います。
賞を受け取る米原さん(左)、チームメイトと受賞を喜ぶ米原さん(右、左端が米原さん)
- ※1 Connect 2015 in Koriyama, with UDC Facebookによる告知
- ※2 ハッカソン("hackathon")は、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた名称で、同じテーマに興味を持った参加者が、協力して開発を行うイベントを指します
- ※3 アーバンデータチャレンジ2015概要
- ※4 郡山オストメイト対応トイレ