震災復興と被災学生の支援で協力 ―TCSジャパンと協定締結―

会津大学とタタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン(株)は、東日本大震災の被害から福島県の復興を支援するために連携・協力することに合意し、10月3日(月)、パートナーシップに関する包括基本協定を締結しました。
インド最大のITコンサルタント企業、タタ コンサルタンシー サービシズ(以下TCS)は世界40か国で事業展開するグローバルカンパニーとして知られ、会津大学が提携したのは同社の日本法人です。一方、教員の4割が外国人で、世界最先端のIT教育を英語で行うことが特色である会津大学は、50もの海外の大学等と交流協定を結んでおり、国際的な環境で世界に通用するIT人材の育成に取り組んでいます。
グローバル展開とIT人材の育成を共通点として、会津大学とTSCジャパンが協業できるということになり、協定の締結に至りました。今回の包括基本協定は以下の3つを柱としています。

1
産学連携活動に関する連携・協力
2
東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う被災学生への支援(支給型奨学金)
3
特別講義等への講師派遣等教育・研究活動での協業

TCSジャパンの梶正彦代表取締役社長と共に記者会見に臨んだ角山学長は、「TCSジャパンが日本の大学と協定を結ぶのは会津大学が初めてと聞いている。会津から福島県を復興するというミッションを展開するため、全世界に繋がるTSCジャパンとの協定は意義深く、この協定により県民の期待に応えていきたい」と話しました。

締結式1 締結式2
握手を交わすTCSジャパン梶社長と角山学長(左)、協定書に調印(右)

  • 協定に関するプレスリリースはこちら pdficon_s をご覧下さい。

[最終更新日]2011-10-03