Speech Communication(※)は、2023年1月25日、会津大学のヴィジェガス ジュリアン上級准教授が率いる研究の論文 "Psychoacoustic features explain creakiness classifications made by naive and non-naive listeners." をオンライン公開しました。
この研究は、音声の予測によく知られた標準的な音響心理モデルを用いているため、知覚に基づく分類において音声連鎖の聞き手側に着目している点で重要です。本研究で得られた結果は、きしみ音声の自動検出や分類の改善に利用できるほか、他の種類の音声に拡張することも可能です。
本研究は日本学術振興会科研費番号20K11956の助成を受けました。
<論文の詳細>
出版物名:Speech Communication
著者:ヴィジェガス ジュリアン(コンピュータ理工学 会津大学)
李 勝勲(心理・言語学 国際基督教大学)
パーキンズ ジェレミー(言語研究センター 会津大学)
マルコフ コンスタンティン(コンピュータ理工学 会津大学)
タイトル:Psychoacoustic features explain creakiness classifications made by naive and non-naive listeners.
発行日:2023年1月25日
掲載誌へのリンク: https://doi.org/10.1016/j.specom.2023.01.006
※ Speech Communicationについて
Speech Communicationは、欧州信号処理学会(EURASIP)と国際音声通信学会(ISCA)の出版物で、基本的および応用的な研究成果の迅速な普及と徹底的な議論を満たすことを主な目的とする学際的なジャーナルです。
さまざまな分野の成果を相互に関連付ける枠組みを確立するため、学際的な視点とトピックに重点が置かれており、本誌の編集方針と技術的内容は、編集者と機関代表者の責任において決定されています。
機関代表者は、編集方針の決定と管理、および科学協会、国際会議、地域イベントとの関係維持において編集者を支援します。
インパクトファクターは2.723、CiteScoreは5.5、アクセプト率は25%です。詳細は、https://www.sciencedirect.com/journal/speech-communication でご覧いただけます。