2015年5月9日(土)・10日(日)、スマートフォンアプリのハッカソン(※1)である「スマートフォンアプリジャム2015(SPAJAM ※2)」仙台予選が東北大学・カタールサイエンスキャンパスホールで開催されました。
13チームが参加したこの予選大会で、会津大生らが参加したチーム「会津大学フォークダンス部(※3)」が優秀賞を獲得しました。チームメンバーは、会津大生の花田祐輔さん、松尾卓朗さん、中山裕介さん(ともに学部3年)、会津大OBで現在は学生課所属の川崎泰康さんです。
SPAJAMはこの後、全国の各会場で順次予選が開催されます。最優秀賞に加え、全国8カ所の予選で優秀賞となったチームから選出された3チームが、本戦に出場します(※4)。昨年のSPAJAMでは、会津大生の五十嵐太清さん(当時学部2年)、米原渚さん(当時学部1年)が参加したチームが、本選にて最優秀賞を獲得しています(※5)。今年は残念ながら本選出場チームには選ばれませんでしたが、来年以降も活躍が期待されます。
大会の様子
「会津大生フォークダンス部」の皆さん
優秀賞獲得作品:「やられたらやりかえす」
今回のテーマは「母親に感謝したくなるアプリ」ということで、母が子にかけた時間を可視化し、母のありがたみを再確認させ、恩返しを提案するアプリを作成しました。アプリ名の「やられたらやりかえす」は、今までしてもらったこと以上のこ とをして、恩返しするという意味を込めて名付けました。
このアプリは、
- 子が母をこのアプリに招待し、母は今まで子にかけてきた時間、これからやりたいことを入力する
- 子は今までに自分にかけてくれた時間を確認し、一緒にやりたいことを選び、メッセージを入力して返信する
というものです。このアプリは、プレゼントのような形に残るものだけではなく、目に見えない時間を共有し、思い出として残る恩返しを提案します。今後は実装を終えてからのリリースを予定しております。
メンバーのコメント
- 花田祐輔さん「私は主にiOSクライアントを担当しました。今回は、会場でのテーマ発表からチーム全体の意見が早くにまとまったことが良かったと思います」
- 中山裕介さん「私はサーバー側でAPIの一部とテストファイル、スライドを担当しました。出題テーマに絶対的に沿わせることを一番に考えたのと、マルチプラットホームで作成したのは、私たちだけだったと思います」
- 松尾卓朗さん「私はAndroidクライアント担当しました。テーマにとても沿ったよい案が出たのが良かったです」
- ※1 ハッカソン("hackathon")は、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた名称で、同じテーマに興味を持った参加者が、協力して開発を行うイベントを指します
- ※2 SPAJAM2015
- ※3 チーム名であり、会津大学にフォークダンス部は実在しません
- ※4 SPAJAMの予選では、各会場で最優秀賞1チーム、優秀賞3チームを決定します。最優秀賞に加えて、全国8カ所の予選で優秀賞となったチームから3チームが選出され、本戦出場権を獲得します
- ※5 ニュース:「スマートフォンアプリジャム 2014」最優秀賞受賞