2019年8月25日(日)会津若松市北会津中学校およびその周辺施設で実施された令和元年度会津若松市総合防災訓練に宮崎敏明教授(※1)と研究室の大学院学生が参加し、災害時情報共有システムRIM(Resilient Information Management System)(※2)を会津若松市役所と協力してデモンストレーションを行いました。
宮崎敏明教授と研究室の大学院学生
デモンストレーションの様子
RIMシステムは、災害時にインターネットや携帯電話が使用できない状態でも、可搬型RIMサーバを避難所などに持ち込めば、手持ちのスマホを用いて、被災者情報・物資供給情報・危険箇所情報・掲示版掲載情報などを共有できるようにするものです。
このシステムは、会津大学の宮崎敏明教授と李鵬准教授(※3)が、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「レジリエントな防災・減災機能の強化」(※4)に参画し、5年の歳月をかけて技術開発したものです。
当日は、宮崎教授と研究室の大学院学生が、来場者にRIMシステムのデモンストレーションや内容を説明しました。来場者からは、「災害時には役に立ちそう。」といった感想が聞かれました。
現在、会津若松市情報統計課が提供する平時利用アプリ「ペコミン」(※5) からRIMシステムにアクセスしやすくするための連携機能の充実と、同市危機管理課における災害対応支援機能の充実を図る新たな開発を進めており、いずれも本年度中の本格提供を目指しています。