気象学若手研究者の栄誉「山本・正野論文賞」に三瓶准教授

sampe日本気象学会が新進の研究者・技術者による優秀な論文に贈る「山本・正野論文賞」に、CAIST/ARC-Environment(※1)の三瓶岳昭准教授が選ばれました。受賞論文は「Large-scale dynamics of the Meiyu-baiu rainband: Environmental forcing by the weterly jet」で、梅雨がジェット気流に沿って形成されるメカニズムを明らかにしています。
この論文は三瓶准教授がハワイ大学の国際太平洋研究センターに在籍していた2009年3月に「Journal of Climate」に投稿されたものですが、同年10月より会津大学に在籍し、CAIST/ARC-Environmentで環境情報科学の研究に従事しています。受賞論文の成果は梅雨の長期変動についての理解や、モデルによる梅雨の再現・将来予測の精度向上に役立つと期待されており、三瓶准教授は「過去に苦労して書いた論文がこのように評価されたことは大変嬉しい。この成果を活かして気候研究をさらに推進していきたい」と今後の抱負を話しています。
尚、11月に開催される日本気象学会2011年度秋季大会において、授与式が行われます。

※1
先端情報科学研究センター/環境情報科学クラスター

[最終更新日]2011-09-29