2026年10月8日、衛藤公洋さん(元日本銀行理事。日本アイ・ビー・エム株式会社特別顧問を経て、現アフラック生命保険株式会社シニアアドバイザー)をお迎えし、特別座談会「活躍する職業人の知見を、自らのキャリアに活かすVol.3」が開催されました。

 座談会には、トップリーダーの知見を自身のキャリア形成や教育支援に役立てようと、学生や教員らが参加しました。

 衛藤さんによる「金融とテクノロジー」と題した講話では、ご自身の職歴とITにおける主要な4つの技術潮流を振り返り、金融においてシステムが後方事務の効率化ツールから経営の中核へと変遷していく動的プロセスが示されました。また、生成AIが持つ画期性と金融インフラにおけるリスク管理の難しさについて、豊富な実践知に基づく知見を共有いただきました。

 続く質疑応答では、参加者による幅広い質問や関心にも丁寧に応じていただき、終始活発な対話が繰り広げられました。参加者からは、「ネットワーク基盤から生成AIに至るまで、テクノロジーが銀行に与えてきた影響を伺え、IT分野を学ぶ私たちにとって大変勉強になった。特に、銀行の立場から見ると生成AIやブロックチェーンがいかに異質な存在であるかというお話は、技術側にいるだけでは得られない視点で、強く印象に残った」「人事を担当されたご経験から、仕事を通じて成長し続けるためのヒントと助言を頂戴した。しっかりと心に留めおきたい」などの感想が聞かれました。

 座談会の最後には、本学の金子教授より学生らに向けて、「日銀理事を務められたトップリーダーと近い距離で率直に対話できる大変貴重な機会となった。これからも、専門性に加え、幅広い分野への関心や引き出しを広げる姿勢を大切にしてほしい」とメッセージが述べられました。

 引き続き、本学では、社会・産業界の第一線で活躍する職業人と学生らとのタッチポイントの創出を通じて、キャリア形成や教育支援のための社会関係資本の醸成に取り組んで参ります。

s-画像1.jpgs-画像2.jpg
s-画像03.jpg