2016年11月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり、第14回全国高等学校パソコンコンクール「パソコン甲子園2016」本選が開催されました。今年は、672チーム1,758名の応募があり、その中から勝ち抜いた32チーム70名が本選に出場しました。
プログラミング部門の本選には、24チーム48名が出場しました。選手たちは、4時間の制限時間内で問題に対する解答プログラムを作成し、正答数を競い合いました。中盤に一気に得点を獲得した開成高等学校「IQ19」が優勝しました。「IQ19」が大量に得点した瞬間には、観戦者から驚きの声があがりました。
競技中の様子(左)、優勝した「IQ19」(右)
モバイル部門の本選には、8チーム22名が出場しました。今年は「家族」というテーマでAndroidアプリケーションを作成し、「プレゼンテーション」と、「デモンストレーション・セッション」の2つにより競い合いました。各チームとも工夫を凝らしたプレゼンテーションを行い、アプリの機能や魅力を十分に伝えていました。
グランプリを獲得した鈴鹿工業高等専門学校「Clear-up!」は、アイデア、完成度、デザイン性ともに優れており、審査員全員がグランプリに選びました。画像解析を用いた点が特に高く評価されました。「ベストアイデア賞」を獲得した大阪府立淀川工科高等学校「シュンカンリンク」は、シンプルで使いやすいアイデアとユーモアあふれるわかりやすいプレゼンテーションが高い評価を得ました。「ベストデザイン賞」を獲得した沖縄工業高等専門学校「ふぁみここ」は、洗練性とあたたかみのあるデザインが注目を集めました。
犬型ロボットがユニークな「Try" sa" il」の作品(左)、優勝を喜ぶHKT 4.8の皆さん(右)
賞 | チーム名 | アプリ名 | アプリ概要 | 学校名 | 都道府県 |
グランプリ | HKT 4.8 | Clear-up! | 室内にロボットを設置し、部屋が散らかったら家族へリマインドする。特定の物の位置を追跡する機能も実装 | 鈴鹿工業高等専門学校 | 三重県 |
ベストアイデア賞 | Try" sa" il | シュンカンリンク |
アプリのボタンを押すだけで家族に無事を知らせる。ロボットによる通知も可能 |
大阪府立淀川工科高等学校 | 大阪府 |
ベストデザイン賞 | ぱんぷきんたると | ふぁみここ |
ビーコンで家族の位置を知らせる。ペットの給餌忘れをリマインドする機能も実装 |
沖縄工業高等専門学校 | 沖縄県 |
開催期間の2日間は、いちまいの絵CG部門及び高校生国際部門の入賞作品展示、今年から登場したバーチャルリアリティ体験コーナー、会津大学生サークル「企画開発部」によるオリジナルゲーム体験コーナー、協賛企業提供の最新スマートフォンなどを体験できるコーナー、「山際食彩工房」による会津の郷土料理こづゆコーナー、協賛企業ブース、起き上がり小法師絵付け体験コーナー、会津の特産品などが当たる抽選会等が開催されました。
いちまいの絵CG部門入選作品、および詳細はパソコン甲子園ウェブサイトをご覧ください。