平成27年11月7日(土)、8日(日)の2日間にわたり、第13回全国高等学校パソコンコンクール「パソコン甲子園2015」本選が開催されました。今年は、664チーム1,996名の応募があり、その中から勝ち抜いた32チーム72名が本選に出場しました。
プログラミング部門の本選には、24チーム48名が出場しました。選手たちは、4時間の制限時間内で問題に対する解答プログラムを作成し、正答数を競い合いました。グランプリを獲った筑波大学附属駒場高等学校「Direct(ちょく)」は、唯一全問解答を成し遂げました。
競技中の様子(左右)
得点を示す風船を手にした競技終了後の選手たち(左)、全問正解を果たし優勝!(右)
モバイル部門の本選には、8チーム24名が出場しました。今年のテーマ「環境」のもとAndroidアプリケーションを作成し、「プレゼンテーション」と、「デモンストレーション・セッション」の2つにより競い合いました。
各チームとも工夫を凝らした発表で、アプリの魅力を十分に伝えていました。
グランプリを獲得した鈴鹿工業高等専門学校「PATAPATA(ぱたぱた)」は、実体験に基づいた発想からアプリを作成し、審査委員からの共感を得ていました。「ベストアイデア部門」を獲得した沖縄工業高等専門学校「しょこらむーす」は、実装された数々の便利なアイデアが高い評価を得ました。また、モバイル部門初出場ながら「ベストデザイン賞」を獲得した福島工業高等専門学校「一夜漬工房@ぬるま湯(いちやづけこうぼうあっとぬるまゆ)」は、CO2排出削減活動を支援する「地球温暖化防止アプリection」というアプリケーションを作成しました。
アイデアが詰め込まれた「しょこらむーす」のプレゼンテーション(左)、デモで審査員に説明する「一夜漬工房@ぬるま湯」(右)
ベストデザイン賞も納得の「一夜漬工房@ぬるま湯」ブース(左)、勝利の喜びを見せる「PATAPATA(ぱたぱた)」メンバー(右)
賞 | チーム名 | アプリ名 | アプリ概要 | 学校名 | 都道府県 |
グランプリ | 「PATAPATA(ぱたぱた)」 | 乾いTIME | 天候の変化を察知し、洗濯物を取り込むタイミングを知らせてくれる | 鈴鹿工業高等専門学校 | 三重県 |
ベストアイデア賞 | 「しょこらむーす」 | 弁当計画 | 彩りのあるメニュー選定や買い物等、お弁当作りをサポートし、「食環境」を改善する | 沖縄工業高等専門学校 | 沖縄県 |
ベストデザイン賞 | 「一夜漬工房@ぬるま湯(いちやづけこうぼうあっとぬるまゆ)」 | 地球温暖化防止アプリection |
特定の行動によって節約できたCO2排出削減量を表示し、エコ活動を支援する |
福島工業高等専門学校 | 福島県 |
開催期間の2日間は、いちまいの絵CG部門の入賞作品展示、アジアグラフCG作品上映・展示、会津大学生サークル「企画開発部」によるオリジナルゲーム体験コーナー、協賛企業提供の最新スマートフォンなどを体験できるコーナー、「山際食彩工房」によるパンプキンスープコーナー、協賛企業ブース、起き上がり小法師絵付け体験コーナー、会津の特産品などが当たる抽選会などが開催されました。
いちまいの絵CG部門入選作品、および詳細はパソコン甲子園ウェブサイトをご覧ください。