会津大学の学生および職員が、会津若松市が開催する「オープンなまちを創ろう! ~会津若松市オープンデータコンテスト~」(※1)で最優秀賞等を受賞しました。このコンテストは平成26年10月6日(月)~12月12日(金)の間、同市のオープンデータ活用推進を目的とし開催され、オープンデータに関連する作品を募集しておりました。
最優秀賞を獲得した森野さんは、留学したの際に買い物で苦労したことからアイデアを思いつき、(※2)。外国人向け買い物支援アプリ「Shopping & Translate」を開発しました。これは商品から読み取ったバーコードの情報を12カ国語から選び翻訳するアプリです。会津の特産品や観光地の情報も表示できます。
アイデア部門で優秀賞を獲得した藤井リサーチアドミニストレーター(以下RA)の「All Around」は、ユーザのニーズに合わせた情報を通知するスマートフォンアプリです。既存の折り込み広告、地域広報誌等では対応できない範囲をカバーすることが期待できます。
活動部門で部門賞を獲得した林さんが代表を務める「Open App Lab」は、会津大生を中心としてWebアプリ制作を行っており、会津若松市消火栓マップ(※3)や今回最優秀賞を得た森野さんのアプリもこの活動から誕生しています。
表彰式は平成27年1月16日(金)に会津大学産学イノベーションセンター(UBIC)で開催されました。同時に森野さん、藤井RAを含めた受賞者代表による作品のプレゼンテーションが行われ、その斬新なアイデアに審査員や参加者からは驚きの声があがりました。
賞 | 部門 | 受賞者 | 作品名 |
最優秀賞 | アプリ・サービス | 森野未沙登さん (学部2年) |
Shopping&Translate |
優秀賞 | アイデア | 藤井靖史RA | All Around |
部門賞 | 活動 | 林竜彦さん (学部4年) |
Open App Lab |
受賞者のコメント:
- 森野さん「自分が短期留学に行った時の経験から、日本語という厄介な言語の環境の中では、留学生のような外国人の方たちの負担は更に大きいのではと考えました。会津という日本の歴史の上で欠かせない地域と、外国の方たちとのつながりを、より深いものにしていけたらと思います」
- 藤井RA:「おかげさまでアイデア部門で優秀賞を受賞することが出来ました。指導している立場上、学生に負けるわけにはいきませんので良い結果が出てホッとしています」
- 林さん「受賞できて光栄です。この活動も2年目となり、まだまだ課題もありますが、今回の受賞が励みになりました。これからも更なる活動を進めてゆきたいと思います」
プレゼンテーションを行う森野さん(左)と藤井RA
左から林さん、森野さん、藤井RA
- *1 オープンなまちを創ろう! ~会津若松市オープンデータコンテスト~ 作品募集!
会津若松市オープンデータコンテスト 応募作品紹介
関連リンク:DATA for CITIZEN (会津若松市によるオープンデータ、アプリの提供サイト) - *2 森野さんの留学レポートはこちら 森野さんが入賞したニュース:会津大生参加チームがITハッカソン「未来予知アワード2014」で入賞
- *3 Code for AIZU、「会津若松市消火栓マップ」アプリを公開