2015年8月8日(土)・9日(日)に会津若松市で開催された「CIVIC TECHで創ろう未来の会津!! Mashup Awards Hackathon with Students 会津編 #MA11」にて、会津大学の学生及び職員が参加したチームが賞を獲得しました。

 "Mashup Awards" (MA) は、2006年から始まった歴史と実績があるコンテストです。Web開発者が自ら開発したWebサイトやスマートフォンアプリ等を通して技術、デザイン、アイデアを競い合うハッカソン形式の大会です。例年、時代の先端をいく開発者達の作品約500点が集まり、Webやインターネットの未来を提案する場となっています。過去の大会にも会津大生が参加しており、受賞歴もあります。

 今回、MAの東北大会が会津若松市で開催されました。今回の大会では、未来の会津の姿をイメージし、地域の課題をITの力を活用しながら解決する事を目標としました。また、会津大学復興支援センター所管の「会津大学IT起業家育成事業」では、このコンテストを同事業受講生による成果発表の場と位置づけており、そのため会津大生が多数参加し受賞につながりました。今回CIVICTECH部門賞を受賞したOne Buttonと学生部門賞を受賞したGTPは、今年11月上旬に開催予定の決勝ステージに進出する権利を獲得しました。

今回の入賞作品は以下のとおりです。

チーム:One Button
CIVICTECH部門賞、IBMBluemix賞を受賞
入賞作品名・概要:One Button
「ボタンひとつで地域がつながる」モビリティを媒体とした、村落コミュニケーション基盤ボタンという全人類が使えるインターフェースを使い、村落のコミュニケーションを更に活性化させ、互助を自然に誘発させるアプリケーション。

チーム:GTP
学生部門賞、Pepper賞
入賞作品名・概要:Pepperが方言を教えてくれるアプリ
Pepperに話しかけることで、「方言を標準語にして伝える」、「標準語を方言にして伝える」、さらに「Pepper自身が分からない言葉をお年寄りなどから教えてもらい学ぶ」ことができるアプリを作成。

チーム:War of Snow ~戊辰戦争2.0~
アシアル賞
入賞作品名・概要:War of Snow ~戊辰戦争2.0~
会津若松市の除雪問題に関してゲーミフィケーションしたアプリ。雪を敵軍とみなし、会津若松のレンジャー(市民)が協力してゲーム感覚で除雪することを目的としている。

チーム:三泣き
会津若松市長賞、Twilio賞、ニフティ賞
入賞作品名・概要:さすけね
24時間電話一本で地域住民の苦情を見える化する『さすけね』を作成。今回は課題の多い「除雪」にフォーカスしています。
①除雪されていない場所を発見します
②24時間自動受付可能な「さすけね」の専用回線へお電話。自動音声に繋がります
③会津若松市内の地域とその番号が読み上げられますので、除雪して欲しい地域の番号をプッシュします
④「除雪して欲しい」という情報が「さすけね」に登録されます。その情報がインターネット上にアップされます
また、この情報はデータとして蓄積され、次年度以降に生かせます。この可視化されたデータを基に除雪を進めてもらいたいと考えています。