目指せ、研究職! ―Hameed上級准教授が高校生に講義―
Saji Hameed上級准教授が、気象に関する知識とその研究手法について、11日(火)会津学鳳高校で講義を行いました。局地的な気象現象を専門とする研究者から直接話を聞く機会から、将来、研究を職業とすることへの意欲を高めてもらうことが目的で、同校の科目「スーパーサイエンス」を選択する1年生47名が受講しました。
Hameed上級准教授は、インド洋ダイポール現象の発見者として知られ、先端情報科学研究センターの環境情報科学クラスターに所属し、ITを活用した地球環境問題の解決に取り組んでいます。
講義では地球の気候について、その要素や区分、変化などを英語で説明。専門的な内容の講義が英語で行われたことが新鮮だったというように、生徒は熱心に耳を傾けていました。また、「研究」とは何かを知るための提案として、身近な気象の観測をベースにした研究テーマのアイデアを紹介し、自らプロジェクトを計画、実行してみることを勧めました。
高校生の進学、職業の選択に役立ててもらうため、会津大学教員が専門とする幅広い分野の話題を提供しています。県内外のスーパーサイエンスハイスクール指定校との連携、高校に教員を派遣して行う出前講義などを通して、未来のサイエンティストの育成に協力していきます。
講義の様子