米沢興譲館高校の生徒、会津大学で調音と音響学について学ぶ

 平成26年8月11日(月)、米沢興譲館高校1年生の生徒10名が、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」(※1)事業『異分野融合サイエンス』の一環として、本学のイアン・ウィルソン教授(※2)の講義「調音と音響学」を受けました。

 今回の講義では、リアルタイムな舌の動きを見せるために超音波機器(※3)、Praatという音響解析ソフトウェア(※4)を使用しました。話す時の舌の動きを確認したり、録音した音声の高低や速度を解析したりすることにより、科学的なアプローチを通して英語の発音を学習しました。
 

生徒たちのコメント

  • イアン先生の英語をたくさん聞き取れて嬉しかったです。普段あまり意識しない舌の動きを見て、とても細かく動いているんだなと思いました
  • 実践的な授業でとても楽しめました。発音や舌の使い方の違いを超音波で見ることができてわかりやすかったです
  • とてもユーモアのある講義で楽しかったです
  • 音によって舌の位置が変わるということがよくわかりました
  • 先生と互いにコミュニケーションができてよかったです
  • 先生の話がとても面白くて楽しかったです。また参加したいです
  • 録音された自分の声や、発声の時の口の動きがよくわかって、とても楽しめました
  • 舌の動きは普段まったく意識していませんでした。新たな発見ができてとても勉強になりました
  • もっと英語の発音を学びたいと思いました

 

※1 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
文部科学省により指定された、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するため、先進的な理数教育を実施する高等学校等のことです。
※2 イアン・ウィルソン 教授
語学研究センター所属。実験音声学(調音音声学と音響音声学)以外に、会津弁の保存や研究にも取り組んでいます。
参考:語学研究センター 音声学ラボ
※3 リアルタイムな舌の動きを見せるために超音波機器
超音波のプローブを喉にあて、モニタに舌の動きを映します。上の写真左で使用しています。
※4 Praat
オープンソースの音響解析ソフトウェアです。上の写真右で使用しています。