2015年7月4日(土)、兵庫県神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)にて「神戸発! めざせシリコンバレー!! 学生起業プランコンテスト」(※1)の最終選考が行われ、会津大生のチームGruner Starが優秀賞を獲得しました。チームメンバーは、杉井雄汰さん、齋藤奨馬さん、山本聖人さん(各学部2年)、丸山滉太郎さん(学部3年)です。コンテストにはおよそ50チームが参加し、最終選考に残ったのは7チームでした。さらにこの中から最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれました。

 今回チームが発表したのは、眼病の早期発見アプリ「Eye Checker」です。「Eye Checker」は緑内障の症状をセルフチェックできるモバイルアプリケーションです。緑内障は中高年に起こりやすい代表的な眼病で、視神経の障害により視野が狭くなり、治療が遅れると失明に至ることもあります。早期治療が重要であるにも関わらず、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。そのため、予防には定期的な眼科検診が必要となります。「Eye Checker」を使えば手軽に症状をチェックできるため、緑内障予防への大きな効果が期待されます。

 齋藤さんが中心となって開発した「Eye Checker」は、2015年3月7日(土)、8日(日)に開催された「Medical × Security Hackathon 2015」(※2)のアプリ部門で優勝したアプリです。ハッカソン後も改善が続けられてきたこのアプリを、杉井さんがいかにビジネスとして展開するか、プレゼンテーションを行いました。杉井さんはコンテストについて「開発したプロダクトを、経営者等技術者以外の人に対しその魅力を伝えることが、今後更にクリエイティブを求められる技術者には必要となります。そういった機会は、コンピュータに関する知識を高める会津大学の外に出て学ぶことも必要となります。今回のコンテストで学び、さらに実績も作れたことは非常に嬉しく思います」と振り返りました。

 「Eye Checker」はEyes, JAPAN(※3)と協力して、開発が続けられる予定です。

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コンテスト当日の様子

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「Eye Checker」デモの様子

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Gruner Starのメンバー。左から齋藤さん、丸山さん、杉井さん、山本さん

*1 神戸発! めざせシリコンバレー!! 学生起業プランコンテスト
*2 Medical × Security Hackathon 2015
*3 株式会社Eyes, JAPAN