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AIによる、知、人、社会の変化 

~ 急速に発展するAI時代に適応するための会津大学の挑戦 ~

過去2年間でGPTなどの生成型人工知能(AI)が急速に発展したことにより、遠くない未来に人間の能力を超える一般人工知能(AGI)が到来するという話題が人々の間で語られています。

また、人間のようにチャットや画像、動画、プログラムの生成が可能なAI技術により、多くの職業に変化が生じています。

こうした背景から、コンピュータ関連の教育や研究、新ビジネスの重要性が増しており、大学と産業界が連携して、どのように対応し、協力できるかを模索することが求められています。

この重要な時期に、本学では、基調講演やパネルディスカッションを通じて、多角的な視点からこれらの問題を考え、検討・議論する場を提供したいと考えています。

開催日時:2024年11月25日(月) 9:00~17:15
会 場:会津大学 産学イノベーションセンター(UBIC)
言 語:日本語(英語通訳なし)
対 象:企業の皆様、研究者、教員、学生、一般の方、興味のある方はどなたでも。
主 催:会津大学 先端情報科学研究センター・AIセンター・宇宙情報科学研究センター
    IEEE Student Branch 会津大学(第三部:大学院フェア)

プログラム:
第一部:研究センター・クラスター成果発表

9:00 - 9:05

開会挨拶

会津大学 理事長兼学長 束原 恒夫

9:05 - 9:20

ICTで駆動される宇宙開発分野、産学連携の科学技術

宇宙情報科学研究センター:出村 裕英

9:20 - 9:35

サイバー・フィジカル・システムと対話型オンラインテストシステムによるロボットソフトウェア開発フレームワーク

ロボット情報工学クラスター:成瀬 継太郎

9:35 - 9:50

IoTクラスターにおける小型車両向け自動運転の取り組み

IoTクラスター:奥山 祐市

9:50 - 10:05

ビジョンAIシステムに基づく人間の行動認識とディープフェイク対策への貢献

ビジョンクラスター:富岡 洋一

10:05 - 10:25

  休憩

10:25 - 10:40

量子および天体物理シミュレーションにおける数値線形代数の高速化

高性能計算とシミュレーション:中里 直人

10:40 - 10:55

惑星表層の3次元地質図作成手法の研究

衛星データの利用:大竹 真紀子

10:55 - 11:10

6Gネットワークにおける計算と通信の融合

統合計算通信プラットフォーム:ファン トゥアン アン

11:10 - 11:25

デジタルツイン構築のためのスマート通信メカニズム

知的交通システム:ラゲ ウダイ キラン

11:25 - 11:40

MLシステム開発のためのエージェントツール

自動AIシステムデザイン:マルコフ コンスタンティン

12:00 - 13:00

  昼休憩

第二部:基調講演/パネルディスカッション

13:00 - 13:40

基調講演1 「不揮発ロジックが拓くエッジAIコンピューティングの展望」

東北大学電気通信研究所 所長・教授 羽生 貴弘 氏

13:40 - 14:20

基調講演2 「ウェット界面を利用した皮膚表面化学センシング技術の開発」

山形大学大学院有機材料システム研究科 准教授 長峯 邦明 氏

14:20 - 15:00

基調講演3 「われわれは進歩したAIとどう付き合うべきか」

京都橘大学工学部情報工学科 教授 松原 仁 氏

15:00 - 16:00

パネルディスカッション 「AIによる、知、人、社会の変化」

 ☆羽生 貴弘 氏  ☆長峯 邦明 氏  ☆松原 仁 氏

 ☆佐々木 陽 氏(株式会社GClue及び株式会社FaBo 代表取締役)

 座長:陳 文西 (会津大学 教授)

16:00 - 16:05

閉会挨拶  

会津大学 研究科長 白 寅天

クラスターポスター展示

  • AIがコンピュータサイエンス教育に与える影響: 未来のイノベーターを育成する

        AI/DSを活用したイノベーティブ教育:ハマダ モハメド / 渡部 有隆 / ロイ デボプリオ / 蛯名 正司

  • データサイエンスを軸とした産学連携の取り組み

        データサイエンスとエンジニアリング:橋本 康弘

  • AIとブロックチェーン技術によるIoTとデジタルセキュリティの革新

        情報セキュリティ:中村 章人 / スー チュンホワ / 可知 靖之

  • 知識中心の適応的な「人・コンピュータ」共創

        スマートデザイン:吉岡 廉太郎 / 小平 行秀 / 高橋 成雄 / 西舘 陽平 / 渡部 有隆

第三部:大学院フェア  ☆ IEEE Student Branch 会津大学 主催 ☆

16:15 - 17:15

○ 院生ポスター発表

詳細は、こちらからご確認ください。

http://web-ext.u-aizu.ac.jp/conference/ieeeuoas/ 

▷ 参加費:無料 [要事前申込]

▷ 第一部・第二部お申込みフォーム:https://forms.gle/vJm3q4S9ZaUbTzfX6 
 先着順にて受付いたしますが、応募多数の場合は、期日前に締め切らせていただくことがございます。
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▷ 会場、駐車場のご案内はコチラ
▷ 会津大学学際研究フォーラム2024 チラシ(プログラム)

  

※ 本フォーラムの追加情報は下記会津大学公式アカウントからもお知らせいたします。

X(Twitter)アカウント https://x.com/univ_aizu

Facebookアカウント https://www.facebook.com/univaizu/

基調講演概要

基調講演 1 「不揮発ロジックが拓くエッジAIコンピューティングの展望」 羽生 貴弘 氏

 不揮発性記憶素子のスピントロニクスデバイスは、高速読出し/書込み、高耐久性、製造プロセスとの互換性などの潜在的な利点を有しており、従来型メモリの置換えとしてだけでなく、CMOSロジックゲート回路に不揮発性記憶素子を融合させた「不揮発性(NV)ロジックインメモリ(LIM)アーキテクチャ」と呼ばれる新しい論理回路スタイルを使用した、待機電力消費が無く高性能なVLSIプロセッサを構築する可能性を有する。本講演では、MTJ素子に基づくVLSIコンピューティングパラダイムの現状と展望を紹介します。

基調講演 2 「ウェット界面を利用した皮膚表面化学センシング技術の開発」 長峯 邦明 氏

 山形大学大学院有機材料システム研究科 長峯研究室では、測定対象とする生体表面を水溶液で濡らすだけで(ウェット界面)その体表域に含まれる化学物質を非侵襲的/非破壊的に抽出できる新たな手法に基づいたセンシング技術を開発している。本講演では、この技術をヘルスケアおよびスマート農業へ応用する取り組みについて紹介します。

基調講演 3 「われわれは進歩したAIとどう付き合うべきか」 松原 仁 氏

 2000年代になってAIの技術は急速に進歩し、画像認識や音声認識を中心に実用化が進んできた。2020年代になってAIは言語の生成もうまくこなせるようになり、自然言語処理の実用化も可能になってきた。本講演では、このように進歩したAIとわれわれ人間はどう付き合っていくべきかを考えます。

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研究センター・クラスター成果発表 キーワード

月惑星探査アーカイブサイエンス / サイバーフィジカルシステム / 人工知能 (AI) / 機械学習 / 回路設計/ パターン認識 / 高次元データ可視化 / 創造支援システム / ビッグデータ / リモートセンシング / サイバーセキュリティ / パターンマイニング / AIエッジデバイス / AI エージェント / 医療工学 / データサイエンス / ハイパフォーマンスコンピューティング / 量子コンピューティング応用 /6Gネットワークコンピューティング / 産学連携 / 共同研究