サービス開発エンジニアリング体験実施報告
復興支援センターでは、学生を対象としたモバイルアプリ開発のハッカソンイベント「サービス開発エンジニアリング体験」を2021年8-9月、2022年3月にそれぞれ開催しました。
本イベントは、地元地域の課題解決に役立つスマホアプリを開発しようという、チーム単位でのワークショップを含むハッカソンイベントです。実施の状況は以下のとおりです。
1 目的
(1)企業第一線のエンジニアや日々地域の課題に取り組む自治体職員等を講師に迎え、リアルな地域課題をテーマにアイディア創出やチームソフトウェア開発等の実践的なサービス開発手法を学ぶ。
(2)イベントを通して、学生と企業・自治体との相互理解を深化させ、学生の県内定着を促進する。
2 開催日時・開催方法
第1回:2021年8月31日(火) から 9月17日(金)まで |
第2回:2022年3月4日(金) から 3月24日(木)まで |
(共にZoomによるリモート開催)
3 課題テーマ(第1回、第2回共通テーマ)
「会津若松市北部にある『永和地区』を対象地区として、人口減少、農業担い手、交通手段確保、コミュニティ形成等の課題解決を図る」
4 参加者
延べ15名 5チーム(第1回:9名 3チーム、第2回:6名 2チーム)
5 講師
・TIS株式会社 | イベント総括、アイディアソン説明&サポート、コラボレーションツール説明&サポート、ソフト開発サポート |
・会津若松市地域づくり課 | テーマ説明、アイディアソンサポート |
6 進行・状況等
(1)キックオフ(第1回:2021年8月31日、第2回:2022年3月4日)
・オリエンテーション、テーマ発表、アイディア出し演習、チーム編成等
(2)アイディアソン(第1回:2021年9月3日、第2回:2022年3月7日)
・UI/UX検討、モックアップ作成、プレゼン資料作成、報告会、講評等
(3)ハッカソン(第1回:2021年9月16-17日、第2回:2022年3月23-24日)
・プロトタイプ作成、中間発表、最終発表、講評、審査発表等
アイディア出し演習の様子 | アイディア検討の様子 |
ハッカソンの様子1 | ハッカソンの様子2 | ハッカソンの様子3 |
7 開発した作品
開発したアプリは以下のとおりです。なお、期間が限られているため、各作品ともプロトタイプ・モックアップレベルですが、一部については現在も継続開発が続けられています。
(1)1回目作品
イベント告知ツール地域イベントへの参加を促すツール ・イベントの告知や参加募集、過去に実施したイベントの検索・閲覧を行う。 |
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フードバンクアプリ農家の余剰野菜を、食料を必要とする人に提供するためのツール ・農家の余剰野菜を近隣の住民(学生等)に提供することで、地域交流の活性化と、フードロス削減を狙う。 |
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小学校向け地域マップ「まち地図」をスマホ上で作成するアプリ ・社会科見学で見聞き学んだことの学校新聞(電子版)への掲載を支援する。 |
(2)2回目作品
高齢者向け交通アプリ高齢者でも使えるシンプルな交通アプリ ・交通手段選択(バスorタクシー)、バス停選択、バス時刻表表示、タクシー位置表示、配車呼出し等、直観的な操作を可能にする画面遷移で使いやすさを追求. |
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企画運営アプリボランティア等の各種イベントの参加募集や、過去イベント検索等ができるアプリ(ブラウザ用) ・「企画運営者」が、「困っている人を探す人」、「困っている人」、「お手伝いする人」等をツール上で募集&コントロールし、イベントの立ち上げから実施までを支援、管理. |
8 その他(学生、教職員向け学内限定情報)
より詳細な状況については右リンクをご覧ください。イベント詳細情報
(学内限定公開となっていますので外部の方は閲覧できません。)