宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年12月24日に記者説明会を開き、小惑星探査機「はやぶさ2」(※1)が地球スイングバイ(※2)に成功したことやその搭載観測機器の健全性を確認したことについて発表しました。
観測機器にとってスイングバイは、地球や月をターゲットとして小惑星到着前に試験観測を行える貴重な機会でした。
そこで、はやぶさ2に搭載された4つの観測機器(光学航法カメラ(ONC)、中間赤外カメラ(TIR)、近赤外分光計(NIRS3)、レーザー高度計 (LIDAR))はそれぞれスイングバイの前後に観測を行い、機器の健全性を確認するとともに、機器ごとの特性を活かした成果を挙げることに成功しまし た。
ARC-Space教員はこれら4つ全ての観測機器の開発に携わっており、今回それらの運用とデータ解析の支援を行いました。
詳しくはJAXAウェブサイトの「小惑星探査機「はやぶさ2」地球スイングバイ結果に関する 記者説明会」(※3)をご覧ください。
- ※1 小惑星探査機「はやぶさ2」
- ※2 地球スイングバイ:地球の重力と公転を利用して、探査機を加速・減速させる技術
- ※3 小惑星探査機「はやぶさ2」地球スイングバイ結果に関する 記者説明会