本学サジ・ハミード教授(※1 環境情報科学講座)によるインド洋ダイポールモード現象の解説記事(※2)が、イギリス・オックスフォード大学出版局のデジタル百科事典「Oxford Research Encyclopedias」気候科学分野(※3)に掲載されました。

インド洋ダイポールモード現象(IOD)は、インド洋で発生する重要な気候現象で、海水面の温度が東部では異常に低く、西部では異常に高い状態になるものです(図1)。IODは、日本での夏の異常な高温、インドネシアやオーストラリアでの深刻な干ばつ、アフリカやインドでの激しい洪水など、世界各地で重大な気象状況を引き起こします。

Sstanom_199711_krig.jpg
図1:NASA Earth Observatoryによる画像

 

Oxford Research Encyclopediasは、25のデジタル百科事典から成り、人文、社会、科学の基本及び先進的なトピックをカバーしています。各専門分野の主要な研究者によって書かれ、査読を経た記事が、定期的に更新される信頼のおける知識ベースとして提供されています。