はこだて未来大学生との「ビジネスサービスデザイン実践」ワークショップへ参加

 9月2日より5日間にわたり、会津大学院生がはこだて未来大学にて、「ビジネスサービスデザイン実践」のワークショップと講義に参加しました。ワークショップでは、学生が実際に函館市内の銭湯を巡り、利用者の視点で新しい銭湯のあり方を発見し、実体験をもとに新銭湯スタイルを提案しました。
 会津大と未来大の学生は、市内の銭湯の現状について経営者に話を聞き、実際に入浴したり番台に立つことで、利用者目線のアイディアを出し合いました。
 発表会では、チームごとにそれぞれ魅力ある新しい銭湯スタイルを発表しました。

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 会津大修士1年生の王再冉さんのチームでは、ウェアラブルツールからの血圧情報をもとに、健康に関するアドバイスをしてくれるサービスや、バリアフリーでスロープ付きの浴槽がある「安心して入浴できる銭湯」を提案しました。
 王さんは「実際に自分の目で見て、体験することで具体的な課題の発見ができ、チームメンバーともアイディアを共有することで、ユーザーを意識した、より良いサービスを提案することができたと思う。他の大学の学生と、チームで議論しながら作業を行うのは初めてだったので、とても良い経験になった。」と話していました。

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 8月26日からの「ビジネスアプリケーション開発基礎演習」では、遠隔で開発環境の構築から開発プロセス、プロジェクトマネージメントを学び、会津大と未来大での合同遠隔ミニPBLを実施しました。
 10月からは「分散PBL」としてPBL型システム開発演習を行います。システム開発を、イテレーション型開発やアジャイル開発などの手法を用いて、遠隔PBL形式で実施予定です。

 この事業は、国内15の大学、企業、団体等と連携したenPiTにおける実践教育の一環です。
 ビジネスアプリケーション開発分野において、他大学の学生との交流を図りながら、PBLを通して実社会で必要とされるチームでの課題解決能力を養うことを目的としています。 

 「銭湯の魅力、めぐって発掘 はこだて未来大と会津大の院生が講座」
 北海道新聞Web 2013.09.03