7月30日、会津若松市と大熊町の小学生から構成される「会津若松市少年少女発明クラブ」のみなさんが会津大学を訪れ、「はやぶさ2」に関する講演会に参加しました。

 講師は「はやぶさ」の打ち上げにも関わった寺薗淳也准教授先端情報科学研究センター(CAIST)宇宙情報科学クラスター)です。児童たちは「はやぶさ」の仕組みや地球帰還までの道のりを説明したスライドやビデオ、そして「はやぶさ2」の打ち上げに関する最新の解説ビデオを熱心に鑑賞しました。

 講演のあと児童たちは、JAXA 月・惑星探査プログラムグループが主催する『「はやぶさ2」星の王子さまに会いにいきませんかキャンペーン2』に応募するメッセージやイラストを記しました。児童たちは「はやぶさ2」が無事戻ってくることを祈る言葉、励ましの言葉、将来「はやぶさ」の開発に関わりたい希望など、思い思いのメッセージを書き込みました。

 このメッセージやイラストはJAXAに送られ、探査機に搭載されます。今回のメッセージなどを含め、世界中からのメッセージを載せた「はやぶさ2」は、2014年度から6年間の宇宙の旅を経て、2020年に地球再突入カプセルとともに帰還する予定です。メッセージは再突入カプセル、または小惑星に落下するターゲットマーカーに搭載されており、6年後にメッセージをみる、あるいは小惑星に永遠にとどまることになります。

 講師の寺薗淳也准教授は「いまここにいる子供たちは6年後大学生になっているだろう。中にはこの会津大学で、『はやぶさ2』が取得したデータの研究に関わる人もいるかも知れない。今回のイベントをきっかけに、宇宙の神秘や宇宙開発の最先端を知ってもらえるとうれしい」と話しています。

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[最終更新日:2013-08-02]