2019年10月25日(金)、今年で第3回目となるCAISTシンポジウム(※1、※2)を開催しました。
基調講演では、タマティーエルオー株式会社(※3)の井深 丹(いぶか まこと)取締役会長から、首都大学東京など多摩地域の大学や企業との豊富な取組経験を踏まえた大学知財の活用促進に関してご講演いただきました。
また、CAISTの各研究クラスター(生体情報学、ロボット情報工学、クラウド、並列計算科学)のリーダーから、それぞれの研究活動内容と成果を発表しました。
ご多忙の折、雨天にも関わらずご来場いただきました大勢の皆さまに感謝を申し上げます。
《基調講演》
タマティーエルオー株式会社 取締役会長 井深 丹 氏
〇演題「大学知財の活用促進においてタマTLOの取り組み実例紹介と今後の産学官連携への期待」
2000年に設立後、技術シーズを持つ多摩地域の大学とものづくりを行う企業を結びつける取組を活発に行い、国から多数の競争的資金を獲得して製品開発を支援しており、それらの豊富な活動経験と取組実例などについてご紹介いただきました。
《CAIST成果発表》
生体情報学クラスター(ARC-BME)リーダー・上級准教授 朱 欣
〇演題「大腸内視鏡検査診断支援システム」
深層学習による大腸ポリープ自動検出・診断システムの研究開発について紹介しました。
ロボット情報工学クラスター(ARC-Robot)リーダー・教授 成瀬 継太郎
〇演題「情報システムとしてのロボット」
複数センサの連携など、情報システムの視点でのロボット研究開発について紹介しました。
クラウドクラスター(ARC-Cloud)リーダー・上級准教授 中村 章人
〇演題「クラウドベースのIoTセキュリティフレームワーク」
IoTシステムのセキュリティテスト手法やデバイス管理方法の研究について紹介しました。
並列計算科学クラスター(ARC-HPC)リーダー・教授 中里 直人
〇演題「テーラーメイドコンピュータ」
用途に合わせ必要な機能を絞ってカスタマイズするテーラーメイドコンピュータの実例と応用について紹介しました。
(※1)CAISTシンポジウム2019
(※3)タマティーエルオー株式会社