学生ならではのアイディアをビジネスに! ―学生ビジネスモデル企画コンペ結果発表―

「会津にこんなビジネスあったらいいな」をテーマに、地域の産業を活性化する新しいビジネスモデルを会津大生が企画しました。
学生に起業意識とノウハウを養成する「会津IT日新館」の受講生は、地域の資源やニーズを活かした起業アイディアの創出とビジネスモデルの作成に取り組み、第2回あいづ農商工観学フェアの「学生ビジネスモデル企画コンペ」に参加しました。その発表会が24日、会津アピオスペースを会場に行われ、優秀企画5件の発案者が会津大ならではのITを活用したサービスや、地域の伝統や文化、地場産品に着目した製品のアイディアを提案しました。
第1位(福島県知事賞)は、佐藤夏美さん(学部2年)の「Hope for meal!~非常食にも希望を~」です。佐藤さんは震災時の体験を基に、被災者の立場から美味しい非常食を提案しています。会津産の麩に会津のシンボル、鶴ヶ城の桜を使った「桜カンパン」はやわらかい桜の風味が特徴。もう1つは会津美里町の名産「高田梅」のパウダーで、甘味と塩味の2種類を企画しました。佐藤さんの企画は、地元企業などのサポートにより製品化が検討される予定です。
審査委員長の岩瀬次郎会津大学理事は学生ならではの視点で企画されたビジネスモデルを「今回はふくしま、会津を元気にしたいという純粋な気持ちが良く表れていた」と評価しています。
また、会場では、昨年の最優秀企画「会津ながらのみそば饅頭」(谷川知子さん(学部3年)発案)が製品化され、限定販売されました。会津の特産品である蕎麦を皮に、味噌を餡に使ったご当地スイーツは、来場者にも好評で、本格的な商品化も検討されています。
これからも会津IT日新館では学生のチャレンジ精神と確かな技術を培い、地域の活力となるアイディアを生み出していきます。

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福島県知事賞、佐藤夏美さん(左)、みそば饅頭も好評でした(右)

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企画のプレゼンテーション

【結果】
順位受賞名企画名受賞者
1 福島県知事賞 「Hope for meal!~非常食にも希望を~」 佐藤夏美
(学部2年)
2 会津若松市長賞 「知ってお得なクイズアプリ"あいづQ"」 平野 雅
(学部2年)
3 福島県会津地方振興局長賞 「絵ロウソクから新たなブランドへのご提案」 渡部奨大
(学部1年)
4 あいづ農商工観学フェア実行委員長賞 「風評被害に負けるな!!会津若松丸ごと写メコンテスト」 橋本 彩
(学部1年)
5 福島県中小企業家同友会会津地区会長賞 「会津の夏の風物詩として"会津夏祭り"をやろうぜ」 北澤拓也
(学部1年)
  • 受賞企画の内容は、会津IT日新館のホームページで紹介しています。こちらをご覧下さい。

[最終更新日]2011-08-02